『二階堂さんたちの物語』



フォトストーリー『二階堂さんたちの物語』

野良猫の二階堂さん・レオさん親子の物語です。
とある公園に住みついた二階堂さんがレオさんを出産し、親子なかよく暮らし、日々は淡々と過ぎて…。
さて、その後いかがなりましたか、というストーリーを10枚の写真と文章で語っています。
この『二階堂さんたちの物語』は「特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい」が運営する「サロン・ド・カフェ こもれび」で2014年07月19日から09月20日にかけて展示されました。

(※「喜八ログ」猫関連記事の総索引です⇒「猫の記事インデックス」)

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以下10枚の写真撮影と文章は中村順(喜八)です。

二階堂さん

【二階堂公園の二階堂さん】
猫の「二階堂」さんに初めて会ったのは2013年3月22日でした。
二階堂さんは「二階堂公園」で暮らす野良猫さんです。
当時まだ満1歳になっていないくらいの年ごろだったようです。
なんとも可愛らしく、愛嬌ある二階堂さんに引き寄せられて、わたしは公園をよく訪れるようになりました。
写真のように、植栽の中から「ちょこん」と顔を出すのは、当時よく見せてくれたポーズでした(最近もたまにします)。
知り合ってから数ヵ月が過ぎました。 二階堂さんのお腹が大きくなってきた(妊娠している)ことに、わたしは気づきました。


レオさん、ぐれこさん

【仔猫のレオさんとぐれこさん】
「このごろ二階堂さんの姿が見えないなあ」と思っていたら…。
公園の緑地帯の中に潜む仔猫さんたちを発見!
8月13日のことです。
向かって左側のキジ白が「レオ」さん。
右の灰白は「ぐれこ」さん。
……と後に名付けさせていただきました。
なお、ぐれこさんを見かけたのは計2回のみです。
この写真撮影時を最後に、姿をふっつりと隠してしまいました。
とても可愛い子だったので、誰か(ヒト)がおうちに連れて帰ったのかもしれません……。
写真には入っていませんが、お母さんの二階堂さんが近くで、わたしに向かって「ふーっ」と警戒のうなり声を上げ続けています。


二階堂さん、レオさん

【レオさんと二階堂さん親子】
お母さん(二階堂さん)のシッポをいじって遊ぶ、仔猫のレオさん。
二階堂さんの顔つきが「独身」時代に比べて、キリッとしてきました。
親子2匹は、ふだんは植栽などに潜んでいて、ヒトがいないときに(ちょっと)出てきます。
わたしは以前から二階堂さんと知り合いだったので、警戒される度合いはやや低かったかもしれません。
二階堂さんは、これまでわたしが出会った猫の中では、最もアタマがよい子ではないかと思います。
そしてレオさんもお母さんに似て賢そうです。


レオさん、オジサン

【レオさんとオジサン】
これも親子の図……かな?
向かって右側のキジトラ猫は二階堂さんではありません(似ていますが)。
レオさんのお父さんではないかと推定される、大柄なキジトラ男子「オジサン」です。
若くして、この付近のボス猫格となっています。
体格雄大で、お顔も大きく、喧嘩も強いという、いまや「敵なし」状態。 というようなオジサンなのですが、仔猫さんたちに対しては温和で優しいという一面もあります。
写真はオジサンを憧れの目(?)で見つめるレオさんの図です。


ハクさん

【「悪役」ハクさん】
二階堂さん親子の隣人「ハク」さんです。
お名前の由来は「お鼻の白がハクビシンのよう」だから。
右耳の先がカットされています。
避妊手術を受けた女子猫さんです。
ハクさんは気が強くて「悪役」っぽいキャラクター。
レオさんはハクさんによく苛められていました。
それで二階堂さんはハクさんのことが大嫌いです。
わたしも写真撮影中に、ハクさんに何度か手を噛みつかれたことがあります。
それでも、お人好しなわたしはハクさんのことも愛(め)でています(笑)。


レオさん

【美男子レオさん】
わたしはこの頃になると、ほぼ毎日のように二階堂さん親子と顔を合わせるようになっていました。
写真撮影の枚数もどんどん増えていきます。
そして「レオさんをうちに引き取りたい!」と思うようになってきました。
レオさんは男子なので、いずれ時期が来たら親離れして、さらにテリトリーである二階堂公園を離れることになるでしょう。
公園内で育ったので、クルマに対する警戒心もなく、交通事故にも遭いやすいだろう。
という危惧もありました。
野良のまま不妊手術を受けさせるという選択肢もありますが、それくらいなら、うちに連れ帰るほうがいいかな……?


二階堂さん、レオさん

【仲のよい親子】
姿勢(耳・目線・身体のひねり方・前足の揃え方・シッポの巻き方)がシンクロしています。
とても仲のよい親子でした。
二階堂さんもレオさんも愛情濃いほうだと思います。
できることなら、親子ともども引き取りたい!
でも、それは我が家の住宅事情を考慮すると難しい。
またこの頃になると、わたしは二階堂さん親子を介して、猫好きのヒトたちとも知り合いになっていました。
公園付近で野宿している男性たち、毎夜猫たちと遊びにくる謎の女性「マリア」さん、引退した看護師さんでカトリック信徒の「N」さんなど……。 その方たちに「レオさんをうちの子にしたいと思っています」と根回しを始めました。


二階堂さん、レオさん

【夕暮れの二階堂さんたち】
日暮れどきの二階堂公園。
ヒトの利用者が少なくなった時間帯で、猫の親子がすっかりくつろいでいます。
とはいえ、この写真を撮影した頃は「親子離れ」が少しずつ確実に進行していました。
わたしの「早くうちに引き取りたい。でも仲のいい親子を裂くのは可哀想」というためらいも深まります。
二階堂親子サポーターの1人で公園付近で野宿している男性と情報交換しあって、「はっきりした『親子離れ』がいつ訪れるか?」を毎日チェックしていました。


レオさん

【レオさんうちの子になる】
2014年1月20日。
ついにわたしはレオさんをうちに連れ帰りました。
その直前の時期は、昼間30分+夜間1時間ほどレオさんと一緒に過ごすのが普通になっていました。
わたしが公園に行くと、気づいたレオさんがまるでワンコ(犬)のように走り寄ってきます。
そして親子離れが進むにつれて、二階堂さんは別行動をとることが多くなっていました。
夜も親子別々に寝るようになっていました。
これではもう連れ帰るしかないと、優柔不断なわたしも決意したのでした(関連記事: レオさん、うちの子になる)。
写真は最近のレオさんです。
うちに来て、およそ半年が過ぎ、そろそろ1歳になります。
すっかりうちの子になって、のさばっています。


二階堂さん

【野良猫二階堂さん】
二階堂さんはふたたび独身に戻りました。
今もわたしは野良猫の二階堂さんと公園で毎日のように顔を合わせ、仲良くさせてもらっています。
なんと言っても、二階堂さんとわたしはレオさんを介して「親戚」関係ですから。
先にも述べましたように「レオさんと二階堂さん親子を再びいっしょにしてあげたい!」という気持ちは強いのですが、いろいろな点で難しく……。
ただし、完全に諦めたわけではありません。
「いずれは」と思っています。
そういうわけで『二階堂さんたちの物語』はここでいったん終わります。
でも、二階堂さん・レオさん・わたしのライフストーリーはまだまだ続きます……(了) 。

(※「喜八ログ」猫関連記事の総索引です⇒「猫の記事インデックス」)

(中村順 2015-01-27)

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中村順(喜八) e-mail: kihachin7@gmail.com