【お勧めの本】深尾葉子『魂の脱植民地化とは何か』青灯社(2012) 更新!

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2004年06月28日

『<民主>と<愛国>』小熊英二

1000ページ近くの厚い本を、夜寝る前に少しずつ読んでいます。
もう少しで読み終わりそうなところまでようやく来ました。

第15章「「屍臭」への憧憬」では、戦後保守派を代表する評論家であった江藤淳が取り上げられています。これはもう力作といっていいでしょう。熱のこもった「江藤淳論」となっています。

著者の小熊英二は江藤淳の思想を正面から批判します。と、同時に批判の対象に強いシンパシーを覚えてもいるようです。不思議なようでもありますが、おそらくどこか共通した資質をもつと意識しているのでしょう。

文学者なのに恐ろしいほどの政治力をもつ、といわれた江藤淳は、長年連れ添った夫人に先立たれたのち、「慶子の所へ行くことにします」という遺書を残して自殺しました。ある意味では首尾一貫した最期のようにも思えます。

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投稿者 kihachin : 2004年06月28日 20:47

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