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2004年12月23日

子供の力

昼間、家の近くの公園を通り抜けたとき、数年前に見かけた光景を思い出しました。

当時この辺りに棲みついていた野良猫が子供を生んで、親子で公園に棲みついていたのです。子育ての下手な猫でした。もともとの体質も弱かったのでしょう。生まれてきた仔猫たちは数ヵ月も経たぬうちに姿を見せなくなってしまうのが常でした。

あるとき、仔猫のうちの1匹が公園の片隅の芝生の上で寝ていました。目のまわりに目ヤニをたくさんつけ、鼻水を流し、毛並みもよくありません。蚤やダニもいそうですし、皮膚病もありそうです。が、仔猫はとても幸せな様子で冬の陽だまりの中で居眠りしていました。

そこへ人間の子供が通りかかりました。3歳くらいの女の子です。
彼女は仔猫を見つけると、こう言いました。
「あっ、可愛い猫ちゃん」
それを聞いて私は心を打たれました。

大人の目からはけっして「可愛い」とはいえない仔猫です。私自身も仔猫の目ヤニ・鼻水・蚤・ダニ・皮膚病をまず最初に見てしまっていました。

しかし、少女は仔猫がもつ本来の美しさに目を向けたのです。これこそが「子供の力」です。ものごとをありのままに見る力。理屈ぬきに生命を愛する力。大部分の大人が成長とともに失ってしまった力。それを持っているのが「子供」です。

人の世の総ての希望は「子供の力」から生まれてくるのだろうと私は思っています。


投稿者 kihachin : 2004年12月23日 20:49

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コメント

こんばんは。コメントをありがとうございました。
じっくり、こちらのブログも拝見させてもらいました。
色々、迷っちゃうほど記事が多くて。
すごいですね~と、感心してしまいました。

↑の記事。
子どもは希望の象徴である、と言う意見に賛成。
今は子どもが生き難い時代かもしれませんが。
それでも、子どもの目の輝きを守るのが、
親であり、周りや社会の大人たちの責任かもしれませんね。
子どもの素直な心の目に、学ぶことが多い最近です。
あ、しまった!
私らしくないことを書いてしまいました。(^^ゞ

投稿者 deco : 2004年12月26日 21:41

deco さん、コメントありがとうございます。
じつは私には子供がいないので、あまりエラソーなことは言えないのですが・・・。

> 今は子どもが生き難い時代かもしれませんが。
> それでも、子どもの目の輝きを守るのが、
> 親であり、周りや社会の大人たちの責任かもしれませんね。

本当にその通りですね!

私が気になるのは「いまの子供は特殊だ」論のようなものが目立つことです。「特殊」に劣っているという意見ですね。「そんなことあるのかな?」と大いに疑問に思っています。

仮に子供に異変が起きているとしても、それは大人たちの責任でしょう。もちろん私自身も含めての話です。

投稿者 喜八 : 2004年12月27日 09:14

こんにちは。子供ってほんと不思議ですよね。私は子供はいませんが、昔は子供が嫌いでした。(笑)従兄弟が原因でね。(笑)二度とかまいたくない!と思うくらい嫌いで・・・。(笑)でも、今は兄と通っていたスイミングスクールでアルバイトをさせていただいたおかげで克服できました。(笑)見たもの、感じた物を可愛いと思ったり、綺麗と思ったり。純粋なんですよね~。私の周りにいた子供達もとっても純粋でした!!物を大切にするし。子供から教わる事は沢山ありそうです。

投稿者 ありす : 2005年06月07日 17:59

ありすさん、こんにちは。
こんな古い記事まで目を通していただいて有難うございます!

> 子供ってほんと不思議ですよね。私は子供はいませんが、昔は子供が嫌いでした。

じつは私にも子供はいません。
それなのに「子供の力」なんて文章を書いているので、子供のいる方からは「なんといい気な!」と怒られてしますかもしれません(汗)。

投稿者 喜八 : 2005年06月08日 14:26