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2004年12月19日

『スリーピー・ホロウ』

映画『スリーピー・ホロウ(原題:Sleepy Hollow)』ティム・バートン監督(1999)について(2004-12-17 DVD 鑑賞)。

ストーリー》ワシントン・アーヴィング『スリーピー・ホロウの伝説』(南雲堂)が原作です。
1799年、ニューヨーク近郊の町スリーピー・ホロウが舞台。主人公の警察官イカボッド・クレーンジョニー・デップ)は上司に反抗的な態度をとったため、謎の首なし騎士による連続殺人事件の担当をまかされてしまいます。それもたった1人で。
イカボッドは科学的な捜査手法を取り入れている一方で、劇中6回も気絶するほど臆病で頼りない男性です。危険が迫る場面では少女カトリーナ(クリスティーナ・リッチ)やマスバス少年の後ろに隠れることまでします。が、その少女・少年の助けもあってイカボッドは事件の真相に迫ってゆきます・・・。

感想
劇中、オランダ人入植者の村として言及されているスリーピー・ホロウは実在していて、現在は観光地として有名なようです。もっともニューヨークそのものが最初はオランダ人が入植し、19世紀まではオランダ人の文化が席巻していた土地なのです。ニューヨーク市長役を名優クリストファー・リーが演じていますが、この役名が「Burgomaster」。 オランダ・ドイツなどの「市長」という意味です。

風景・大道具・衣装が美しいと思って観ていましたら、この作品は1999年アカデミー美術賞を受賞していたのでした。落ち着いた淡い色彩の画面の中で血の色の赤だけが鮮やかなスプラッタ調。クリストファー・ウォーケンが演ずる首なし騎士(The Hessian Horseman)の殺戮も容赦がなく、女性や子供さえ首を切り落とされてしまいます(「IMDb」によると、この映画では合計18回もの首切りが行なわれます)。

劇の終盤は巨大な風車小屋での活劇、それに続く馬車と首なし騎士の追跡劇、「死人の木」でのクライマックスと息もつかせぬテンポに魅了されました。

この映画をひとことで言えば「大量殺戮スプラッタ・ホラー」とでもなるのでしょうが、意外に見終わった後の後味は爽やかでした。


投稿者 kihachin : 2004年12月19日 19:55

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コメント

初めまして。
TBをありがとうございました。

ブログもざっとですが拝見いたしました。
とても知識の深いブログで感心してしまいました。
また、ゆっくり読みに参ります。m(_ _)m

投稿者 deco : 2004年12月21日 22:22

deco さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

10月にオープンしたばかりのブログで、西も東も分からずノンビリやっています。
以後よろしくお願いします。

後日 deco さんのブログにもお邪魔します。m(__)m

投稿者 喜八 : 2004年12月22日 12:31

いつもTBありがとうございます!
喜八さんのレビューは素敵ですね!!
大変参考になります☆
実は風車のシーンしか覚えてなかったのですが
自分のブログでレビューを書きました(笑)
あのシーンがすごくキレイで
色白ジョニー&クリスティーナと風車に
首なし騎士…う、美しい。
とそれしか覚えてませんでした^^;

投稿者 ケイティ : 2005年08月01日 19:50

ケイティさん、こんにちは。(^_^)/
コメントありがとうございました。m(__)m

私も観た映画のことは、すぐに忘れてしまいます。
ブログ記事はインターネットで色々と調べて書いています。
『スリーピー・ホロウ』でいうと、主人公たちの「イカボッド・クレーン」「カトリーナ」なんていう名前すら、調べないと思い出せないのです(汗)。

ところで「色白ジョニー&クリスティーナ」コンビが共演している映画はもう1本あるようですね。
『耳に残るは君の歌声』。明日あたりレンタル店で借りてこようと思っています!

投稿者 喜八 : 2005年08月02日 17:30

TB、コメントありがとうございます。
「ギャザリング」のTBも大変面白く読ませて頂きました。
クリスティナが好きなので、ぜひ見たいと思います。
またおいでください。

投稿者 映画侍 : 2005年08月11日 00:09

映画侍さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
クリスティーナ・リッチ出演作で、まだ観ていないものが沢山あるので、楽しみが尽きません(笑)。
でも『モンスター』は観るのがちょっと怖いような・・・。
考えてみると、クリスティーナ・リッチは難しい役をこなしていますね。まだ若いのに!

投稿者 喜八 : 2005年08月12日 12:22

TBありがとうございます。
もっと早くに御礼を言おうと思っていたのに、最近どうも当方のブログが不安定で、
なかなか思う通りに記事もコメントもTBもできず、
失礼してしまいました。

最初はあまりにもすっぱり落とされる首に、
わぁわぁ言いながら観てしまいましたが、途中からすっかり慣れてしまいました(笑)
それよりも、首が復活してからの首なし騎士のほうが怖かったです。
あの風景の色合いや、ジョニー・デップのひょうきんさゆえか、
綺麗な印象が残る作品ですね。

投稿者 悠雅 : 2005年11月19日 18:35

悠雅さん、こんにちは~。
コメントありがとうございます!

先日からミスばかりいたしまして大変に失礼しました。
間違いTBを3回も送ってしまいましたね(汗)。
スミマセン・・・。(^_^;)

> それよりも、首が復活してからの首なし騎士のほうが怖かったです。

クリストファー・ウォーケンは年齢を重ねるごとに容貌魁偉になってきましたね。最初はマイケル・チミノ監督の『天国の門』の賞金稼ぎ役で注目しました。あのころから既に凄惨な役柄がピッタリ嵌っていました。今後、ますます怖くなってくるのではないかと密かに期待しています。

投稿者 喜八 : 2005年11月21日 15:23