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2005年01月16日

『あずみ』

映画『あずみ北村龍平監督(2004)について(2005-01-08 DVD 鑑賞)。

ストーリー》「関ヶ原の戦い(慶長5年、西暦1600年)」で勝利をおさめた徳川家康は、あとわずかで天下に手が届くまでになっていた。残る主敵は豊臣恩顧の大名、浅野長政加藤清正真田昌幸のみ。この戦国往来の武将たちは故太閤秀吉の遺子秀頼を担ぎだして天下を奪還することを虎視眈々と狙っていた。

家康側近の高僧、南光坊天海は配下の小幡月斎に命じて、身寄りのない少年少女を集め山奥で剣術修行させ、比類のない刺客集団をつくりあげた。その中には主人公の少女あずみもいた。彼らの標的は浅野・加藤・真田の3人・・・。

感想》まったく予想していなかったことですが、あずみを演じる上戸彩が物凄く格好よいのです。剣を構えて見得を切るときの表情がよくて、立ち姿もいい。アップに耐える、アップで生きる顔とでもいうのでしょうか。遠目には派手さはないけれど端正で繊細な顔立ちなのですね。そして何といっても眼に力があります。

健康ドリンクのテレビCMに出演している「上戸彩」というファニーフェイスの女優さんのことはなんとなく知っていました。けれども『あずみ』ではまるで別人のようでした。テレビより映画で映える人なのかもしれません。

北村龍平監督は「当初から、上戸彩しかいない!と思っていた」そうです。1年がかりで渋るプロデューサー氏を説得したとのだとか。北村監督といえば激烈なまでのアクション描写を得意とする新進監督というイメージでしたが、主人公を魅力的に撮る才能にも恵まれているようです。

上戸彩さんに関して更に欲をいえば「二の腕」をもう少し鍛えて欲しいところです。力を入れたとき二の腕の筋肉(上腕二頭筋・三頭筋)がすっと浮き出てくれると嬉しいですね。ハリウッドの若手女優さんたちのように。

私のこの意見は日本的な美意識の下では少数派になるのでしょう。国内の女優・タレントさんたちを見ると、筋肉の存在を感じさせない「棒」のような二の腕が好まれるようですから(とはいえアニメーション映画『もののけ姫』宮崎駿監督(1997)の主人公サンは逞しい腕の持ち主として描かれていました)。

上戸彩さん以外のキャストでは「井上勘兵衛」役の北村一輝さん、「やえ」役の岡本綾さん、「ながら」役の石垣佑磨さんが、個人的に好印象がありました。

ラスト近く、加藤清正一行が大安宅舟(おおあたかぶね)で海を行くシーンがあります。これはセットではなく実物大のレプリカ(模造)で実際に海を航行しているようです。この大安宅舟は竹下内閣時代の「ふるさと 創生1億円」事業で、広島県因島市により建造されたものです。大河ドラマ『毛利元就』のロケでも使用されています。しかし維持費がかかりすぎるため廃棄されることが決定、と昨年(2004)末に報道されていました。

原作の漫画(小山ゆう)を読んだことはありません。無知がゆえに続編の『あずみ2 Death or Love』では猿飛佐助ほか真田十勇士との対決ということになるのかな? と期待してしまいましたが、そうではないようです。少しだけ残念かも(笑)。


投稿者 kihachin : 2005年01月16日 21:20

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コメント

TBありがとうございます。
 今やCM女王の上戸彩ですが、この当時はまだそれほどでもなかったはず。私は「あずみ」のメイキングで彼女のプロ根性を見てファンになりましたね。

投稿者 yas-msa : 2005年01月16日 22:26

こんばんは。TBありがとうございます。

続編では,更に二の腕が鍛えられた彩ちゃんがみられるのでは!?

北村一輝さんとは,ドラマ「ひと夏のパパへ」での掛け合いが楽しかったです。

投稿者 R-SITE : 2005年01月16日 23:04

yas-msa さん、コメントありがとうございます。

上戸彩さんは「CM女王」だったんですか !?
知りませんでした。ボンヤリしているせいか「オロナミンC」だけ知っていました。(^_^;)
最近では映画「インストール」に出演するなど快進撃が続いているようですね。

投稿者 喜八 : 2005年01月17日 12:00

R-SITE さん、コメントありがとうございます。
続編の『あずみ2』も楽しみですね。
上戸彩さんには勢いにのって「ハリウッド進出!」を成し遂げてもらいたいと思っています。

投稿者 喜八 : 2005年01月17日 12:04

トラックバック、コメントありがとうございました。

あの船はセットではないんですか。
知りませんでした。
なら、船のシーンをもっと増やさないと勿体なかった気がしますね。

北村龍平監督と言えば、最近では「ゴジラ ファイナルウォーズ」の監督もされていましたが、やはり剣を使ったアクションシーンがあったとか。

投稿者 biwa : 2005年01月26日 23:12

biwa さん、こんにちは。
コメントありがとうございました。

> なら、船のシーンをもっと増やさないと勿体なかった気がしますね。

私もおなじことを考えました。
しかも、あの大安宅舟は廃棄が決まったということですので、「モッタイナイな~」と思います。(^_^;)

投稿者 喜八 : 2005年01月28日 12:11

こんばんは~。逆TB&CMTどうもでした。
アクションだと思って観に行くと、やっぱり「あずみ(1)」には敵わないと思います。が、上戸彩の演技力の向上があずみを(1)よりも良く魅せていたと思います。殺陣も映像的にはスムーズでしたし。
それから脇のキャスティングが非常に良かった、と思います。是非、機会を作ってご覧になることをお勧めします♪

投稿者 のぞむ。 : 2005年03月06日 21:29

のぞむ。さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

上戸彩さんはいいですね。私は『あずみ』を観て即座にファンになってしまいました。近いうちに『あずみ2』も観るつもりです。楽しみですね。(^_^)v

投稿者 喜八 : 2005年03月07日 12:57

どうも大変失礼致しました。
コッソリ末席TBのつもりで(同じ事デスが:苦笑)
やってしまったんですけど。
怒られるか笑われるか、ツボヤキ賭けてみました!
ああ・・・寛大なお心にすがって、助かったぁ(苦笑)
笑っていただけて、ほっと安堵であります。
場を汚して申し訳ござらんッ。
たまにはこーゆー遊び、許してくだされませ。

投稿者 ツボヤキ : 2005年03月16日 22:19

ツボヤキさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
全然失礼ではないですよ。(^_^;)
ブログのトラックバックの使い方には、まだ「定跡」というものが確立されているわけではないので、ときに「論争」も起きるようですが、私は細かいことは申しません。細かいことを言えるほどの人気ブログでもありませんし(笑)。

面白い情報をありがとうございました~。

投稿者 喜八 : 2005年03月17日 12:26