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2005年05月19日

ダイエット(その9)

ダイエット(減量)を考える際、ひとつの疑問を常に感じてきました。
単に痩せればいいのか?」という疑問です。
これに関しては「ダイエット(その5)」でも取り上げました。

多くの人は体重計に乗ったとき、示される数値が小さくなりさえすれば満足というような印象があります。
体重が何キロ減った」ということは問題にされても、減った部分の「質」、残った部分の「質」が問われることは少ないようなのです。

もしかしたら体重が減ったのは、本来生体にとって必要不可欠な筋肉や骨などの減少を示しているのかもしれません。減らしたかったはずの体脂肪はぜんぜん減っていない、あるいは増えている可能性もあるのです。

新たな疑問を提起します。
痩せたとしても格好悪くなってしまうのでは意味がないのではないでしょうか?
さらには格好悪くなるだけでなく不健康になるとしたら、意味がないどころか大マイナスです。

ここで単に体重(あるいは容積)を減らすことのみを目指すダイエットを「量のダイエット」を呼ぶことにします。体組織の「量」ばかりを問題とするダイエットという意味です。

逆に体脂肪を減らし筋肉や骨を増やすダイエットを「質のダイエット」と呼ぶことにします。この場合の「質」とは体組織全体の質を高めるという意味です。

「量のダイエット」の罠に陥った人が行ないがちなのが「減食だけのダイエット」です。減食だけのダイエットは身体の質を極端に低下させる傾向があります。その結果、あえていえば「格好悪くなるためのダイエット」、あるいは「不健康になるためのダイエット」となってしまう可能性が高いのです。

さらに危険なのは「ダイエット用」とされているサプリメントを無闇に使用するダイエットです。これまでにも外国製サプリメントを使用した人が死亡した例は複数確認されています。詳しくは次の厚生労働省のページを参照ください。

不合理でリスクの高い「量のダイエット」は捨て去りましょう。
そして「質のダイエット」つまり痩せて格好よくなり、さらには健康体になるためのダイエットを目指しましょう(中には太って格好よくなりたい人もいるでしょうけれど、それはまた別の機会に論じます)。

「質のダイエット」を実現しようとするなら、ウエイトトレーニング(筋力トレーニング)が大きな助けとなります。とくに現代的な格好よい身体を目指す場合には筋肉を鍛えることが不可欠とさえ言えるでしょう。ちなみにハリウッドの映画俳優・女優さんたちの多くは熱心なウエイトトレーニーです。

私の観測するところでは、時代の肉体観は「静的肉体美」から「動的肉体美」へと基準をシフトしつつあるようです。これは男性だけでなく、女性の場合もおなじです。女性美の基準が変わりつつあるのを、ひしひしと感じています。

そこでお勧めしたいのが「先物買い」です。つまり、ほかの人より先立って筋力トレーニングを開始するのです。筋肉を鍛えた効果が顕著に現れるには、ある程度の時間がかかるのが普通です。したがって早めのスタートはより大きな比較優位を得るチャンスとなるのです。始めるなら今です!

ウエイトトレーニングに関しては次回以降解説して行くこととします(この項続く)。


参考ページ


投稿者 kihachin : 2005年05月19日 20:20

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コメント

量と質とは、鋭い言い方だと思います。
自分もそうですが、やっぱダイエットは「食」の方ばかり意識が集中してしまいますよね。必ず訪れる停滞期には「あれだけ食うのを我慢してるのに落ちない。。」という考えになってしまいます。実際は運動もそれと同等くらい重要なんですが。。

量のダイエットの最たるものは(これをダイエットとは言わないかも知れませんが)、何日も熱を出して寝込んだ上に激しい下痢が継続して起こった場合、一週間くらいで5キロくらい落ちることがありますね。その間は食欲がないので自然に減食ということになりますが、こういうパターンって極めて身体に悪い体重の落ち方ですよね。

病気が治って体重を計ってみると何キロも落ちてる。普段から体重を気にしてる人にとっては、病気は治ったわ、体重は落ちたわですごく嬉しいものですが(自分もこういう感情になったことがあります)、やっぱみるみる元にもどってしまいます。やっぱり減量は計画的に栄養と運動を考えてじわじわするのが正道ですね。

投稿者 吉田 : 2005年05月20日 09:10

吉田さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

> やっぱダイエットは「食」の方ばかり意識が集中してしまいますよね。

以前、お話したことがありますように、我々のように酒飲みだと(勝手に仲間にしてしまっていますが)、「節酒」あるいは「禁酒」をするだけで、減量は可能なのですね。
ただし、この方法もなかなか持続できないという難点はありますが・・・。
私もいままで「禁酒」を吉田さんに何度宣言したことでしょうか? (^_^;)

> 何日も熱を出して寝込んだ上に激しい下痢が継続して起こった場合、一週間くらいで5キロくらい落ちることがありますね。

この場合、体脂肪も減ってはいるのでしょうけれど、筋肉や骨の量も減少してしまっているのではないかと思います。
つまり、体重が「元に戻った」ときは、筋肉が減って体脂肪が増えている状態になっている。
それでも筋トレをしている人なら、そのうち筋肉量も戻るのですけれど、運動をしていない人の場合だと、どんどん脂肪ばかりが増えていくことになりそうです。

そう考えると、やはり筋力トレーニングは健康に不可欠だといえそうです(強引な結論!)。


投稿者 喜八 : 2005年05月20日 17:28