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2005年08月02日

『マイ・フレンド・メモリー』

勇者フリーク、ケビンとマックス
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映画『マイ・フレンド・メモリー(原題:The Mighty)』ピーター・チェルソム監督(1998)について(2005-07-30 VTR 鑑賞)。

ストーリーケビンマックス、7年生(中学1年)の少年2人の冒険と友情の物語。米オハイオ州シンシナティが舞台。

ケビン・ディロン。高い知性と教養をあわせもつ少年。「Morquio's Syndrome(モルキオ症候群)」という難病のため、骨格の成長が止まっている。歩行時は松葉杖が手放せない。ケビンの父親は障害児が生まれたことを知ると、息子とグエン(ケビンの母)を捨て去った。

マックス・ケイン。学習障害があり2回落第している。そのため同級生でありながら、ケビンより年上である。身体が並外れて大きく怪力の持ち主。常習的犯罪者で刑務所に服役中の「殺し屋ケイン」を父親にもつ。マックスの外見は父にそっくりのため、祖父を含めた周囲の人たちは「いつかは不良になる」と考えている。母親はすでに故人となっている。

はみ出し者で仲間はずれの2人が合体して正義の騎士「勇者フリーク」となり、不良少年グループ「Doghouse Boys」や町のチンピラたちとの戦いに挑む。フリークは輝かしい勝利を収め続けるが、その前には巨大な敵が待っていた。マックスの父親の出所とケビンの病気だ・・・。

感想ロッドマン・フィルブリックRodman Philbrick)原作『Freak The Mighty』の映画化。邦訳は『フリーク・ザ・マイティ―勇士フリーク』として講談社から出版されています(1995)。また原作小説には『Max The Mighty』という続編が存在します。

ケビン役のキーラン・カルキンとマックス役のエルデン・ヘンソンが素晴らしい! 2人とも奇跡のような名演技を見せてくれます。そして彼らを支える脇役陣も重厚です。

マックスの祖父「グリム」役のハリー・ディーン・スタントン(『パリ、テキサス』)。
おなじく祖母「グラム」のジーナ・ローランズ(『グロリア』)。
ケビンの母「グエン」を演じるシャロン・ストーン(リメイク版『グロリア』)。
無軌道な夫婦役のジリアン・アンダーソンミートローフ
それぞれが切なくなるような「味」をだしています。

ついでに書いておくと、脱がなくなってからのシャロン・ストーンは非常に興味深い演技者だと私(喜八)はつねづね思っています。

キーラン・カルキンもシャロン・ストーンに最初に会ったとき、誰だか分からなかったそうです。シャロンのかつての出演作のイメージからセクシーなドレスを着た金髪美女をイメージしていたからでした。実際のシャロン・ストーンはジーンズ、セーター、スニーカーといたって地味な服装だったのです。

「勇者フリーク」はふとした偶然から生まれました。花火大会の人混みで背が低いため花火を見ることができないケビンを、マックスが何気なく自分の肩に乗せたのです。その瞬間に「アーサー王と円卓の騎士」の時代を生きる偉大な騎士「勇者フリーク」が誕生しました。そしてケビンとマックスは彼らの聖杯を探求する旅に出ました。ケビンの次の言葉を信条として。

A knight proves his worthiness by his deeds.
(騎士はその行ないを通じて自分自身の価値を証明するんだ)


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投稿者 kihachin : 2005年08月02日 20:03

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トラックバック時刻: 2005年08月03日 13:36

コメント

TBとコメントありがとうございました。
とてもいい映画ですよね。
原作の続編があるとは知りませんでした!ぜひ映画化して欲しいものですね。

投稿者 かんすけ@シアフレ.blog : 2005年08月03日 13:41

かんすけさん、こんにちは。
コメント&トラックバック返し、ありがとうございました。
原作の続編は翻訳もされていないようです。
アメリカの Amazon では冒頭部分が「立ち読み」できます。
なんでも、マックスがある少女を助けて、2人で冒険の旅にでるという内容のようです。
面白そうですよ!

投稿者 喜八 : 2005年08月03日 17:13