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2005年11月06日

マユダマ

繭玉

わびすけさん(女性)からマユダマ(繭玉)の写真を送っていただきました。
ありがとうございます。
マユダマを端緒に今回も(へっぽこな)ウンチクを書かせていただきましょう。

以下はわびすけさんの文章です。

「マユダマ」。昔田舎の祖母の家の二階で蚕を飼っていて、遊びに行くとこんな風景を見ていました。
蚕はさすがに「もじゃもじゃ」に動くので気持ち悪くかったです。
この写真は岐阜県各務原市の河川環境楽園で撮影しました。
私(わびすけ)のHPの此処に関連記事が有ります。

(以下ふたたび喜八)
養蚕は昔から主に女性の仕事とされてきました。カイコ(蚕)すなわちカイコガの幼虫を育て絹糸を生産するには大変な集中力と忍耐力が必要であるため、女性に適した仕事とされてきたようです。

そして絹糸の生産(および流通)は少なからぬ現金収入をもたらしました。昔も今も「おカネ」を握っている者が強いという事情は違いがありません。養蚕は女性の仕事であり、女性に現金収入をもたらす。その結果女性が強くなる。いたって分かりやすい図式であります(笑)。

一般に養蚕が盛んな地方では強い女性が多くなる傾向があります。たとえば上州(群馬県)名物は「かかあ天下と空っ風」と言われておりますように、上州は古くから養蚕が盛んで女性が(非常に)強い地域なのです。上州富岡市に日本で最初の製糸工場が建設され、我が国の近代発展が事実上ここから始まったのも周知の事実です。

わびすけさんの御祖母様もカイコの生産者だったのですか。となると少なからぬ現金収入がある強い女性だったのでしょう。「かかあ天下」であった可能性も高い(かもしれません)。
おそらく、わびすけさんにも御祖母様の企業家精神が伝わっていると思われます。したがって・・・(以下略)。

従来、封建主義の下では女性は一切の権利を持たず虐げられていたという見方が一般的でした。が、近年の研究によりこのイメージは崩されつつあるようです。正史、つまり文字によって残された歴史は明らかに男性中心のものとなってしまうのですが、その ”正史” が現実をどれだけ正確に投影するかどうかと言えば意外に心許ない。個人的には古来より女性が強いのはそれほど変らないのではないかという(切実な?)実感があります・・・。


投稿者 kihachin : 2005年11月06日 15:28

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コメント

コラッ・・喜八さん 女性が強い訳ではありません
「母になると強くならざるをえない」
自分はたべなくっとも子供を育てる母性本能でしょう
喜八さんが世の女性から睨まれても知りませんょ
もつとも男性がひ弱になつた部分もあるのかもしれませんね

投稿者 わびすけ : 2005年11月06日 19:57

わびすけさん、どうぞご勘弁を・・・。m(__)m ペコペコ

> もつとも男性がひ弱になつた部分もあるのかもしれませんね

昔の家父長は威張っていたといいますが、あれは国家の後押しがあったためだと指摘する人もいます。
今は「バック」がついていない分だけ「ひ弱」に見えるのかもしれません。
でも、ホンネの部分ではやっぱり女性が強いのは男にとっても悪い話ではないような気もします。
おそらく、わびすけ家の男性軍も内心では私に賛成してくれるのではないでしょうか(笑)。

投稿者 喜八 : 2005年11月06日 20:45

これが繭玉なんだ!
かいこの繭は見たこともさわったこともあるけど、こういうのは初めてです。
すごいなー。
昔(?)はこういうのが養蚕農家にたくさんあったんでしょうね。

そういえば、繭から糸をとったあとのサナギは、食べられるという話を聞きました。

投稿者 とら : 2005年11月09日 20:51

とらさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

> かいこの繭は見たこともさわったこともあるけど、こういうのは初めてです。

そういえば、私は繭玉は見たことがありますが、触ったことはありません。いや、もしかしたら小学生のとき同級生が学校に持ってきたのを触ったことがあるような気もしてきましたが・・・。これはきっと「嘘の記憶」でしょう。

> そういえば、繭から糸をとったあとのサナギは、食べられるという話を聞きました。

たしか信州のほうで食用になっているのでしたね。
カイコのサナギの缶詰を見たことがあります(食べたことはありません)

アフリカなどの外国でも食べる地方があるようです。これはテレビ番組で女性リポーターが食べているのを見たことがあるような・・・。たしかTBS系の「世界ふしぎ発見!」であったと思いますが、これも「嘘の記憶」かもしれません。(^_^;)

投稿者 喜八 : 2005年11月10日 15:16

私は中国に在住の人のブログで読んだ事があります。
においは凄いが味はまあそれなりに、というような感想でした。
それにしても、信州は日本一、よく虫を食用にするところのような気がします。
蜂の子、かいこ、ざざむし。

投稿者 とら : 2005年11月10日 23:39

とらさん、こんにちは~。

一説には人類が地球上あらゆるところに生息地を広げたのも、虫を食べてきたからだったそうです。虫は比較的容易に入手できる「どうぶつ性たんぱく質」だったのですね。
信州などは、かつての人類の食習慣をまだ残している地域だということがいえそうです。
だから、「虫を食べる」なんて馬鹿にするのは「天に唾する」ような行為と言えるでしょう(!)。
我々の祖先はほぼ確実に虫を食べることで生き延びてきたはずですから。

・・・なんてウンチクをたれてスミマセン。
当然、とらさんもご存知のことでしょう・・・。(^_^;)

投稿者 喜八 : 2005年11月11日 12:53

蜂の子は今でも友達から時々頂いて食べています
ザザ虫はチョツト手が出ません

投稿者 わびすけ : 2005年11月11日 17:31

わびすけさん、こんにちは。
蜂の子は缶詰などではない「生」のものですね。
身体によさそうです!
といいつつ私は蜂の子もザザ虫も食べたことがありませんが・・・(根性なし)。(^_^;)

投稿者 喜八 : 2005年11月13日 11:05

>喜八さん
旧約聖書にも出てきたような……(虫も食料のうち)
うろおぼえなのですが(^^;
古代イスラエル人が食べていたのは、確からしいです。

>わびすけさん
蜂の子は生で見た事がありません(^^;
ザザムシは缶詰のを間近に見ました。
すごいにおいだった。
食えませんでした(汗)。

↑たまたま、信州でSF大会が行われた時のこと。
夢枕獏さんは、へいきで酒のつまみにしていました(汗)。
ネタで出された缶詰なのに……!(笑)
他につまんだ人はいなかった。はず。

投稿者 とら : 2005年11月14日 00:25

とらさん夢枕獏さんをご存知なんですか??
羨ましい・・名前は忘れましたが夢枕獏さんの書かれて
小説読んでました・・何年もかかって少しづつ続きを書かれたものでした・・ぁぁぁぁあぁぁ・・思い出せない
悔しい・・

投稿者 わびすけ : 2005年11月14日 10:45

とらさん、こんにちは~。

この間から「サツマイモを侮るのは天に唾するのと同じ」「食虫の習慣を侮るのは天に唾するのと同じ」と続いてきました。
ここで私は変なことに気づいてしまいました。
かつて地球上のあらゆるところでカニバリズム(cannibalism)は行なわれていました。したがって「カニバリズムを侮るのは~(略)」となってしまうのです。論理的には。

なんて、あまりにブラックでした・・・(反省)。(^_^;)

投稿者 喜八 : 2005年11月14日 15:13

わびすけさん、こんにちは。(^_^)/
夢枕獏先生をご存知とは、さすがはとらさんです!
また「すごいにおい」の「ザザムシ」を平気で食べるとは夢枕さんも剛毅です。
やはり大作家だけあって肝が据わっているのでしょうね。
出されたものは何でも平気で食べる。
これは人として究極の美学かもしれません。

投稿者 喜八 : 2005年11月14日 15:14

あー、夢枕獏さんと「知り合い」というわけではないですよ(笑)。SF大会だったというのがポイントです。
当時私は、高千穂遙氏主催のコミュニティに参加していまして、その宴会が、現地であったのです。夢枕獏さんもそこに来ていたのでした。
ザザムシ、みんな引いていたのですが、夢枕さんだけが、淡々と日本酒を飲んではザザムシをつまみ……。
じわじわと引いていく人。対面していた高千穂遙さんは話をしていた関係上逃げるわけにもいかず(?)、次第にその二人を皆が遠巻きにする感じに(笑)。
ちなみにその時の話題は、夢枕さんがヒマラヤだったかな、あちらの方に行った時の話と、格闘技の話でした!

わびすけさんが読んでいた夢枕作品ってなんだろう?
長年少しずつって夢枕作品にはけっこうあるかも。

投稿者 とら : 2005年11月14日 17:36

> とらさん

> ちなみにその時の話題は、夢枕さんがヒマラヤだったかな、あちらの方に行った時の話と、格闘技の話でした!

夢枕獏さんが『猫弾きのオルオラネ』で華々しくデビューしたのを覚えていますから、私も結構古いSFファンです。たしか早川書房の「SFマガジン」で知ったのだと思います(ちなみに中学校に「SFマガジン」を持っていったら、「SMマガジン」と勘違いした教師にえらく怒られたことがありました(笑))。

夢枕獏さんの作品では『神々の嶺々』と『空手道ビジネスマンクラス練馬支部』が好きです。
となると、とらさんの以下の証言と妙に一致しますね。

> ちなみにその時の話題は、夢枕さんがヒマラヤだったかな、あちらの方に行った時の話と、格闘技の話でした!

投稿者 喜八 : 2005年11月15日 15:26