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2006年03月25日

狐の嫁入り

高台寺狐の嫁入り

わびすけさん(妙齢の女性です)から「東山花灯路」の画像を送っていただきました。
ありがとうございます。
狐の嫁入り」とは幻想的な催し物のようですね・・・。

以下はわびすけさんの文章です。

喜八さんこんばんはー。
遅くなりましたがお土産です。
東山花灯路「高台寺の狐の嫁入り」のイベントです。
素顔も美しい方でした。

(以下ふたたび喜八)
狐の嫁入り」を『日本国語大辞典』(小学館)でひくと以下のように解説されています。

(1)夜、山野で狐火が連なっているのを、狐の嫁入りする行列の提灯と見ていったもの。
(2)日が照っているのに、小雨の降ること。日照雨。

解説文中の「狐火」は同辞典によると「(狐の口から吐き出されるという俗説に基づく)闇夜、山野に出現する怪火。実際は燐化水素の燃焼などによる自然現象。燐火(りんか)。鬼火(おにび)。狐の提灯(ちょうちん)」です。

いただいた写真は(1)のほうの「狐の嫁入り」でしょうか。

じつは(2)の「日が照っているのに、小雨の降ること」のほうの「狐の嫁入り」だけを私は知っていました。
たしかミステリ作家都筑道夫さん(1929-2003)のエッセイで読んだのです。
一読して「風流な日本語表現だなあ」と感じ入りました。
野村胡堂の『銭形平次』シリーズにも「狐の嫁入」という一編があることは後に知りました。

(1)の「狐の嫁入り」は凄愴にして幽玄。
(2)の「狐の嫁入り」は長閑(のどか)にて風流。
どちらも日本語の楽しさを満喫できる表現だと思います。

個人的に「日本人に生まれてよかった!」と感じるのはこういうときですね。


投稿者 kihachin : 2006年03月25日 20:33

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コメント

私も(2)だと思っていました 私のHPのお越しの友達も
同じ考えの方が多かったですょ
このお嫁さん人力車に乗って嫁いで行きました

投稿者 わびすけ : 2006年03月26日 09:51


東山花灯路 すてきですね!
一度生で見てみたいな~と思いました

日本人でよかった
同感ですo(*⌒―⌒*)o

わたしも(2)の意味しか知りませんでした
喜八さんのおかげで またまたひとつ賢くなりました(笑)

投稿者 MACO : 2006年03月26日 11:52

わびすけさん、こんにちは。
「晴天のにわか雨」を「狐の嫁入り」というのは本当にいい表現ですね。
私もいつか使ってみたいと思いつつ、まだ実現していません。
山歩きの際などに口にしてみたいものです・・・。

投稿者 喜八 : 2006年03月26日 15:11

MACO さん、こんにちは~。
ご訪問ありがとうございます。

> 東山花灯路 すてきですね!
> 一度生で見てみたいな~と思いました

じつは今回、わびすけさんに教えていただくまでは「東山花灯路」なるものがあることすら私は知りませんでした(無知)。
日本国内だけでも「一度生で見」る価値のあるものはいっぱいあるでしょう。
世界に目を向ければ無数に存在するでしょう。
せっかく、この世に生まれてきたのだから、できるだけたくさんの素敵なものを目にしたいですね!

投稿者 喜八 : 2006年03月26日 15:14

TBありがとうございます。
そうなんだ。狐火から出てきたんですか。どちらにせよ、人間と自然が同じ土俵にいた頃の話ですね。
今春の野山を歩くといろんな花が見れて楽しいですよ。それでは。

投稿者 KUMA0504 : 2006年04月16日 22:47

KUMA0504 さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

「再出発日記」を拝見していましたら、幣記事と同じタイトルの記事を発見して「これだ!」とばかりにTBを送らせていただきました。

> 今春の野山を歩くといろんな花が見れて楽しいですよ

このごろは山歩きもさっぱりですが、気を取り直して、ふたたび山野に足を運びたくなってきました。

投稿者 喜八 : 2006年04月17日 15:27