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2006年08月30日
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
「ネタばれ
」なしの書評です。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を読む前、ストーリー展開に関して予想していたことがいくつかありました。けれども、その予想はことごとく外れてしまいました。普段はミステリ小説の「犯人当て」を得意とする私(喜八)なのですが、今回は完全にお手上げでした。
■謎のプリンス
タイトルにもなっている「謎のプリンス(Half-Blood Prince)
」の正体。「きっとあの人物に違いない!」と確信していたのですが・・・みごとにハズレ。
■犠牲者
著者のJ・K・ローリングさんから「第6巻では重要な登場人物が死ぬ」と予告がでていることは何処かで目にしていました。この犠牲者の予想もハズレました。ちなみに「謎のプリンス
」と死者は一致するとも読んでいました(いうまでもなくハズレ)。
■ハリーの恋人
中国系(?)の美少女チョウ・チャンと別れたハリー・ポッター。彼の新たな恋人になるのは「彼女に違いない!」と、ある登場人物を「一点買い」。完全にハズレ。
■スネイプの去就
セブルス・スネイプ先生は、ダンブルドア、ヴォルデモート、どちらの味方なのか? その去就が第6巻で明らかにされます。スネイプ氏の選択はまったく予想外のものでした。
以上のように見事に予想を外されっぱなしですが(汗)、懲りずに第7巻(最終巻)の予想を行なうこととします。
■反ハッピーエンド
一般にイギリス作家のファンタジーはストーリーが進むごとに暗くなる傾向があります。『ナルニア』しかり『指輪物語』しかり。したがって『ハリー・ポッター』もハッピーエンドは望めないでしょう。私の予想では以下のような過程を経て「ハリー・ポッター・サーガ」は大団円を迎えます。
■ロンの死
ロン・ウィーズリーが第7巻の冒頭で「戦死」。ロンがヴォルデモートとの「最終戦争」を生き延びる可能性はきわめて低いと思います。ロンだけでなく、ウィーズリー・ファミリーには複数の死者がでます(最悪の場合は全滅)。
■どんでん返しの連続
ハーマイオニー・グレンジャーは「死喰い人(Death Eater)
」だった!
ダンブルドアとヴォルデモートは同一人物、すなわち魔法の力によって2つの肉体に分離した二重人格者であった!
さらに「ダンブルドア=ヴォルデモート」はハリーの実の父であった!
■魔王誕生
ハリーはもっとも強力な「死喰い人」であるハーマイオニーを凄絶な死闘のすえ倒す。そして実父「ダンブルドア=ヴォルデモート」との最後の戦いにも勝利を収める。だが、戦いのなかで自らの「悪」に目覚めてゆくハリー。新たな「闇の帝王(Dark Lord)
」になるのが彼の宿命であった。ヴォルデモートより遥かに強大で邪悪な闇の魔法使いハリー・ポッターの出現により魔法界(およびマグル界)は大暗黒時代を迎える・・・。
■最後のどんでん返し
ハリー・ポッター・シリーズは本当に第7巻で終了するのでしょうか? 作者のローリングさんは終わると明言していますが、ミスリーディング(誤導)ではないのか? と疑っています。8巻以降はセカンド・シリーズと銘打って続行。これこそ究極のどんでん返しかもしれません。
(『ハリー・ポッターと謎のプリンス』J・K・ローリング、静山社、2006)
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投稿者 kihachin : 2006年08月30日 20:15
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