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2006年09月12日

小沢一郎の決戦

小沢一郎民主党代表と戸倉多香子さん

昨日(2006-09-11)、書店で平野貞夫さんの新刊『虚像に囚われた政治家小沢一郎の真実』講談社(2006)を見つけました。迷わず購入し一気に読了しました。読後の感想。小沢一郎民主党代表は本気だ! すでに「修羅=戦闘モード」に入っている!

平野貞夫氏は自他ともに認める「小沢一郎の懐刀」「側近中の側近」です。衆議院事務局に33年間勤務した後に参議院議員を2期12年務めた、政界の表も裏も「けもの道」も知り尽くした人物です。小泉純一郎首相が国会答弁の際もっとも苦手としていたのが平野貞夫だとも言われています。

小沢一郎・平野貞夫両氏に共通するのは「小泉・安倍」政権は日本を「亡国」に導く悪質勢力であるという認識でしょう。このままでは日本という国家自体が危ない。だから「自分たちがやるしかない」という強い危機感がある。小沢・平野がまるっきりの善人だとは思いませんが、猛烈な「憂国の士」であることは疑っていません。

小沢一郎民主党代表の「本気」は以下のエピソードからも窺い知れます(「nikkansports.com」からの引用です)。

小沢氏、涙で政権交代誓う
 民主党の小沢一郎代表は8日、旧新進、自由両党の事務局長を歴任し、今月2日に病死した八尋護氏の葬儀に出席、涙ながらに政権交代の実現を誓った。
 葬儀は横浜市内の寺院で営まれた。葬儀委員長を務めた小沢氏は弔辞で「2人で語り合った政権交代の夢はあともうひと息というところまで来た。それを目前にしてこの世を去っていく運命ほど残酷なことはない」と、あふれる涙を何度も手でぬぐった。
 さらに「何としてでも政権(交代)を実現し、日本国の真の改革を成し遂げることを霊前にお誓いします。私たちの政権奪取を見守っていてください」と語り掛けた。
[2006年9月8日20時13分]

長年の同志であった八尋護氏の葬儀において、人目をはばからず号泣し「弔い合戦」を誓う小沢一郎。ここには「傲慢」「ワンマン」と言われた権力者の姿は微塵もありません。虚心坦懐に「現政権打倒」を誓う小沢一郎。これは怖い。仮に私(喜八)が小沢の敵であったら腹の底からの戦慄に震える光景でしょう。

自公政権の崩壊。その前兆はいくらでもあります。いちばん最近では静岡県熱海市市長選挙(2006-09-10投票開票)で民主党が応援する斉藤栄候補(43歳)が、自公が推薦する現職の川口市雄氏(69歳)を制して初当選を果たしました。なんと「62票差」という大激戦でした。新市長の斉藤栄氏は民主党の岩国哲人藤末健三議員の政策秘書を務めた経験がある生粋の民主党人です。

そのほかにも衆院千葉7区補選・滋賀県知事選など自公勢力は「勝って当然」であったはずの選挙をいくつも落としています。小泉・安倍政権に国民的人気が集まっているというのは本当なのでしょうか? もしかしたら「国民的人気」などはありはしないのかもしれない。官邸とマスメディアによって合作された「砂上の楼閣」ではないのか?

「日本社会の潮目が変わった」。千葉の補選で民主党公認の太田和美さんが勝利を収めたとき初めて思いました。これからも小泉・安倍勢力は次々と「信じられないような敗北」を重ねていくのでしょう。祖父と父の七光りだけが頼りの劣悪な大将を担いだ「平和ボケ」勢力。近い将来、彼らは総崩れとなり歴史的大敗北を喫するであろう、と予告しておきます。


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投稿者 kihachin : 2006年09月12日 20:23

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