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2007年01月31日

ヒラリー・クリントン

hillaryclinton.jpg

 クリントン大統領とヒラリー夫人が、ドライブしていた。あるしがない田舎町のガソリンスタンドに立ち寄ったところ、そこで働いていたのは、ヒラリーのかつてのボーイフレンドだった。大統領が言った。
「ヒラリー、僕と結婚してよかったね。もし彼と結婚していれば、いまごろ君は、田舎のガソリンスタンドのおかみさんだ」
 それを聞いたヒラリー女史がいわく。「何を言うの、ビル! もし私が彼と結婚していたら、彼がアメリカ合衆国の大統領になっていたはずよ」

上の小噺《こばなし》は、ビル・クリントン第42代米国大統領が就任したころにカクテルパーティーなどでアメリカ人がよく話していたものだそうです。野口悠紀雄早稲田大学大学院教授(経済学)の『時間旅行の愉しみ―「超」整理日誌』から引用させていただきました。

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とはいえ、一般に思われているよりビル・クリントンは「切れ者」だと言われます。貧しい家に生まれながらも生徒・学生時代を通じて抜群の成績を収め続け、奨学金を頼りに学業を成就し、アーカンソー州司法長官・州知事を経て大統領にまでなってしまう。確かにこんな人物が凡庸であるはずもありませんね。

そして、ビル・クリントンより更に「切れ者」で「凄腕《すごうで》」なのがヒラリー・クリントンであるのもまた事実なようです。冒頭の小噺ではヒラリーの助力なしにビルが大統領になることはできなかったという、多くのアメリカ人に共通の認識を鮮やかに描き出しています。

2008年大統領選に向けて走り始めたヒラリー・クリントン。今後は「敵」共和党側のネガティブ・キャンペーンが熾烈をきわめてゆくでしょう。「無能な魔王」ブッシュと邪悪な取り巻きネオコン一派は、民主党のヒラリーが次期大統領になったら、それこそ首が危ないかもしれない。薄汚い謀略を次々に繰り出してくるだろうと私(喜八)は予想しています。

負けるな、ヒラリー!

ヒラリー女史のホームページにある次の動画を観ていたら、思わず泣けてきそうになりました。

 Hillary on Health Care

肌の色の違う子供たちと並んで微笑む(おそろしく気の強そうな)ヒラリー。肌の色が違う女性たちが口々にヒラリーへの期待を述べる。幼子《おさなご》を抱く男性。演説中のヒラリーの手を引く幼い少女(写真)に心を打たれました(まさか、子供タレントの「仕込み」じゃないでしょうね?! 笑)

アメリカ合州国には日本のような「国民皆健康保険制度」が存在しません。そして米国の「並みの」国会議員がこれを持ち出すと「奴はアカだ」と総攻撃を受け、次の選挙で落選するといわれています。「儲けの邪魔をする者」として民間保険会社連合の憎悪の対象となるのです。

そのため民間保険会社は「我が世の春」とばかりに大儲けしています。反面、低所得層は健康保険に入ることもできず、病気になってもまともな医療を受けることができません。4500万人もの米国市民が医療保険に未加入で、乳児死亡数は発展途上国並みの1日あたり77人。これが「最先進国」アメリカのお寒い実情なのです。

「国民皆健康保険制度(universal health coverage)」に、ヒラリー・クリントンは若いころから取り組んできました。ファースト・レディー時代にその実現を図りましたが、「抵抗勢力」の頑強な反撃に遭い敗北しました。今度は自分自身が大統領になってふたたび健康保険制度の大改革に取り組もうとしています。それに対する民間保険会社連合の抵抗は並大抵のものではないでしょう。

負けるな、ヒラリー!

カネの「あるなし」で幼い子供の命まで左右される「亡者大国」アメリカ。
そんなアメリカを抜本的に改革しようとしているヒラリー。
「反虐殺思想ブロガー」喜八はヒラリー・クリントンを応援します。


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投稿者 kihachin : 2007年01月31日 08:00

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