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2007年01月04日

政治は嫌い

有刺鉄線

(※画像は「EyesPic - フリー画像素材」さんよりお借りしました)


2005年09月11日の衆院選いわゆる「郵政民営化選挙」のころから政権批判的な姿勢を強めていき、ついには「戦う政治ブログ(?)」となってしまった幣「喜八ログ」。我ながら意外きわまる展開ですが、別に後悔はしていません(笑)。

もともとがノンポリであって「右」でもなければ「左」でもない。これまでも政治にかかわることはできるだけ避けてきました。大学生時代も「政治活動なんて俺にはまったく関係ないよ」状態。キャンパスを横行する某左翼セクト活動家たちのことは「まるで愚連隊のような人たちだな(怖)」と思っておりました。

1959年生まれの私(喜八)の世代は「政治嫌い」が多いのです。小中学生のころには年上の世代が「政治の季節」とかで暴れまくっていました。彼らには彼らなりの「正義」があったのでしょう。でも、われわれ年下世代にしてみれば「なんであそこまで暴力を振るわないといけないの?」「話し合えばいいじゃん」と頭をひねるばかり。あげくのはては連合赤軍による連続リンチ殺人事件が発覚。群馬県榛名山中に潜伏した左翼活動家たちが、あろうことか「同志」12人を次々に虐殺したという醜悪な事件です。

その後も左翼セクト同士による殺し合いはやむことがなく、以前聞いたところによると三桁に上る「戦死者」が発生しているそうです。平和なはずの日本で、かくのごとき凄惨な虐殺が続いているとはまったく驚くべきことです。多くの人たちがこの左翼同士の殺し合いに拒否反応を抱き、その結果「政治は嫌い」という日本人は激増した・・・。

私自身にも「政治って醜いものなんだ」「左翼は怖い」という印象が強烈に刷り込まれています。実際のところ現在でもけっして「政治が好き」というわけではありません。でも、現下の日本では当方が無視していても「政治」のほうで勝手に攻め込んでくる。黙っていればいくらでも好きなように「料理」されてしまう。それでは敵わないから仕方なく(か細い)声を上げているだけであります。

たとえば「共謀罪」なんてのは、それこそ右も左もノンポリも関係ないでしょう。あんなものが成立してしまったら、我が祖国日本はズルズルと奈落の底に沈んでいくのが目に見えています。長い目で見れば共謀罪は数々の虐殺を引き起こす可能性がきわめて高い究極の悪法だと思う。だからこそ「政治嫌い」の私もしかたなく反対の声を上げるのです。

「できれば政治にはかかわりたくない」という無党派。「右」でも「左」でもないノンポリ。かくいう私自身もそのひとりです(でした?)。政治に無関心な層が厚いということは、それだけ戦後日本が平和であった証左とも言えるのかもしれません。けれども残念ながら我々が「政治嫌い」を通せる時期は過ぎ去ってしまったようです。

1991年のソ連崩壊による冷戦の終結は(私自身を含む)多くの人たちが予想したような「平和の配当」をもたらしはしませんでした。それどころか「パンドラの箱が開いた」かのように世界には数々の問題が生じ、民族紛争・宗教紛争・虐殺・テロ・戦争が絶えることがない。唯一の超大国となったアメリカはその圧倒的な武力で世界を自らのコントロール下におこうという無茶な野望を抱く。そして日本の政権担当者たちはひたすら米国に追従する道を選択した。きわめて危険な道です。

これからは「政治は嫌い」なんて言ってるほうがアブナイ! 私の動物的直感はそう告げています。政治や権力に対する警戒はいつの時代どこの国でも必要なのでしょうけれど、今後はさらに警戒の度合いを高めておかねばならぬように思うのです。そして、これこそが「政治ブロガー転向」の主要因なのであります。

(※だからといって人様に「俺のようにしろ!」と強制しようとはゆめゆめ思いませんが(笑))


投稿者 kihachin : 2007年01月04日 16:07

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