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2007年02月23日

「小泉人脈」の復権?

黒い幹事長」こと中川秀直氏が「忠誠心ない閣僚は去れ」と02月18日仙台市の講演でゲキを飛ばした件で自民党がモメています。さらには、タイトルに示したように「安倍路線」に不満を抱く「小泉人脈(中川秀直・竹中平蔵氏ら)」が復権を画策しだしたのでは? という観測さえ流れているようなのです。安倍先生、危うし!(笑)

※「黒い幹事長」は「週刊新潮」の命名

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なんでも「黒い幹事長」中川秀直氏は「(閣議で安倍晋三首相が)入室したときに起立できない、私語を慎まない政治家は、内閣、官邸から去らなければならない」と閣僚らの緊張感の「欠如」に苦言を呈し、「閣僚や官僚には首相に対する絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められる。首相の当選回数や、かつて仲良しグループであったかどうかは関係ない。われわれは首相を先頭に一糸乱れぬ団結で最高峰を目指すべきだ」と発言したと伝えられています。

これに対し安倍内閣閣僚一同は20日午前の閣議の際、首相の入室を「一斉起立」で迎え、大きな声で「おはようございます」と挨拶したのだとか。安倍さん、「学級崩壊」が回避できてよかったですね(笑)。

ところが、その日(20日)の夜、安倍首相は中川「黒い幹事長」の発言に対して「いちいち問題にする必要もないと思う。幹事長の心配には及びません」と不快の念を表明。そのほかの閣僚も以下のような皮肉交じりの「反撃」を行なったそうです。

 麻生太郎外相:「中川さんの言いたいことがよく分からない」、

 久間章生防衛相:「閣僚はここでしか会えないもんですから

 伊吹文明文科相:「あそこ(控室)の場で色々話すのは悪いということではないと思う。閣議は中川さんも入れないんだから、閣議のことは分からないと思う

 柳澤伯夫厚生労働相:「互いに仕事の話を意見交換しているのが実情だ

 冬柴鉄三国土交通相:「私は絶対的忠誠心を持っているつもりだ。忠誠心に欠ける人は1人もいない

 渡辺喜美行革担当相:「党の発言は一種の親心。親心も時にうるさく感じることもある

 溝手顕正国家公安委員長:「0.1秒遅かった。立ち上がるのは年の差が出るんです

 塩崎恭久官房長官:「起立していないという話は、少しどういう意味か分からない。首相に敬意を払っていない閣僚はいない

首相および閣僚の「一斉反撃」を受けた「黒い幹事長」中川秀直氏は一気に発言をトーンダウンさせ「様子見」の構えのようです。と、ここまでは「いまの自民党ならいかにもありそうな話」「別になんてこともない話」でしかないのですが・・・。

中川幹事長発言:「小泉人脈」復権に布石か
 自民党の中川秀直幹事長が安倍内閣の閣僚や官邸スタッフを「緊張感がない」と批判したことは、内閣支持率が急落し打開の展望が見えない安倍官邸への与党内のいら立ちの強まりを象徴した。特に、中川氏の言動に対しては、安倍政権が小泉純一郎前首相の改革路線を継承しきれていないとの不満から「小泉人脈」が主導権掌握に向け布石を打とうとした動き、との見方もある。安倍晋三首相や塩崎恭久官房長官はこうした動きを強く警戒している模様で、内閣改造に関する思惑も絡んで官邸と自民党の間に深い溝ができつつある。

上記は「毎日新聞 2007年02月21日」からの引用です(全文はこちら)。「安倍政権が小泉純一郎前首相の改革路線を継承しきれていない」という部分がポイントです。

小泉純一郎前首相の改革路線」とはあからさまに言えば「米国の言いつけはすべて受け入れる」という究極の「従米・買弁路線」でしょう。これを安倍首相が「継承しきれていない」ということは、安倍氏は小泉純一郎前首相ほど酷《ひど》い「ポチ」ではないということなのだろうか? 安倍氏は小泉氏よりは「まだマシ」なのか?(ぜんぜん期待してないですけどね)

※ 買弁=自国の利益を顧みず、外国資本に奉仕して私利をはかること

謎の憂国者 さんがたびたび指摘されているように、あれほどまでに「小泉政治」「小泉改革」を称揚し続けた新聞・テレビが何故か安倍氏に対しては冷たい。安倍政権誕生の前後は「国民に人気のある安倍晋三」と根拠のない「広報」に荷担したマスコミ各社はここにきて急速に安倍内閣を見捨てつつあるように見える。その「落差」が不自然だ。なんとも怪しすぎる・・・。

前掲の毎日新聞の記事によると、02月07日、東京赤坂の料亭で小泉純一郎・中川秀直・中川昭一・竹中平蔵氏らが会談したそうです。竹中慶応大学教授といえば「米国の言いつけはすべて受け入れる」究極の従米政策を実行した、「米国のエージェント(代理人)」ともいうべき人物です。そして「中川氏や竹中氏には安倍政権から「脱小泉」のムードを払しょくし、小泉流のリーダーシップを確立させたいとの思惑がある」と記者は推測しています。

小泉前首相は(たいした実績のない)安倍晋三氏を大抜擢し「後継者」に仕立て上げた。それは自分(小泉)のような「アメリカの言いなり路線」を継承させ、さらには大増税や共謀罪といった「汚れ仕事」をすべて安倍氏に押し付けようという意図があったように思える。ところが、安倍氏は「小泉院政」の「あやつり人形」にはならなかった。意外なことに安倍晋三は燃えるような「愛国心(国民を愛する心)」の持ち主であったのだ!!

・・・なわけがありませんね(笑)。なんと言っても安倍晋三さんは「最悪の買弁勢力」小泉・竹中コンビの下で自民党幹事長・幹事長代理・内閣官房長官を務めた方ですから。小泉・竹中と「同じ穴のムジナ」と見るのが自然でしょう。でも安倍さん、もしあなたに国民を思う心があるのなら、同胞を米国に売るような真似はやめてください。アメリカの言いなりにならず、「憂国の政治家」として振舞えばあなたは潰されるかもしれません。しかし、その「義挙」は日本国が存続する限り語り続けられることになるでしょう。

自民党幹部某氏によると、2007年度予算案が衆院を通過するタイミングを見計らって、安倍晋三首相、小泉純一郎前首相、中川秀直幹事長の3者会談が行なわれる見通しだそうです。今後の安倍氏が「小泉改革路線=すべてアメリカ様に従います」にシフトしていくのか? はたまた独自の「復古主義的新保守主義路線=日本のことはワシらが決めるよ」を進めるのか? 大いに注目しています。


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投稿者 kihachin : 2007年02月23日 12:19

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