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2007年04月18日

エージェントの末路

このごろは「親方星条旗(米国)がバックについてるから」とか「みんなで渡れば怖くない」とかのお気楽ぶりで、大胆至極な振る舞いにおよぶ方々が増えているようです。

我らが同胞「自衛隊員」を米軍の下請けとして差しだすための「憲法改正」だの、祖国日本を北朝鮮並みの統制国家にするための「共謀罪(テロ等謀議罪)」だの、物凄くヤバイ筋の案件をいとも気楽に扱っている。

なんとも太平楽な方々というしかありませんな。

外国勢力の「そそのかし」に従って、「国の最高法規」である日本国憲法に対して不当な攻撃を仕掛けた。なんてストーリーに嵌《は》め込まれたら一体どうなるのか? どこまで深い穴に突き落とされるのか? こういう想像は働かないのですかね。

もしそうなったら、これは「タダ」ではすまんと思いますよ。 秋霜烈日。一罰百戒。「お前らがやったのは憲法停止クーデターだ!」なんて断罪されることがあったら、最高刑まであるかもしれないって話でしょう。いうまでもありませんが、我が国における最高刑は「死刑(絞首刑)」です(ブルブル)。

そもそも「親方星条旗(米国)」ってのは、「アメリカ合衆国憲法」をとても大切にしている国です。アメリカ人が自国の憲法を崇拝するさまは、あたかも宗教経典に拝跪(はいき)するがごとし。もし「合衆国憲法」を蹂躙《じゅうりん》しようとする米国人があれば、即「国家反逆者」と見なされるのではありませんか?

そんな「憲法原理主義」的なアメリカ人にしてみれば、「日本国憲法を軽んじる日本人」などは侮蔑の対象でしかありえない。いまのところ日本の平和憲法を「改訂」することが米国の利益につながるから、日本改憲勢力を後押ししているに過ぎない。愛想笑いを装いつつ、腹の底では軽蔑しきっている。まあ、こんなところでしょう。

アメリカ人は自国の「国益」を追求するために、外国人エージェント(協力者)を募《つの》り利用する。こういうことはどこの国でも多かれ少なかれやっていることだろうけれど、米国はこの手法がお気に入りだし、わりと得意でもあるようです。

日本国内のいわゆる「改憲論者」のうちのどれだけが「米国のエージェント」なんでしょうね? 政治家や文化人の中にはかなりの数がいそうです。そしてエージェントのそのまた手先となって暗躍する工作員たち。なんてのは、私(喜八)の妄想なのだろうか(笑)。

ところが「親方星条旗(米国)」ってのは、ある日突然「コロッ」と方針を変える国です。「北朝鮮の核開発」への対処法も「コロッ」と変更され、おかげで日本は「置いてけ堀」にされてしまった。中国への対応も「コロッ」と変わり、強固な「同盟国」であったはずの日本は今にも袖にされそうな勢い。

それで米国が「コロッ」と態度を変えたとき、これまでのエージェント(協力者)たちは行く末の面倒を見てもらえるのでしょうか? とんでもありません。ただただ切り捨てられるだけです。一般的にエージェントの末路は惨めなものですが、米国の手先となったエージェントの運命は特に悲惨なのです。

たとえば、元イラク大統領サダム・フセイン。かつての独裁者フセインはアメリカと「ずぶずぶ」の関係にありました。イランで発生したイスラム原理主義革命勢力に対抗させるため、アメリカがカネをやり武器をやりして育て上げたのがフセインであったと言われています。その彼はどうなったんですか? ウソを口実に戦争を仕掛けられ大敗し、最期は哀れ絞首刑です。

パナマの独裁者であったノリエガ将軍。彼はまさしくCIAのエージェントであったことが明らかになっています。しかし、増長して「親方星条旗(米国)」のいうことを聞かなくなったため、米軍の侵攻を受けあっさり敗北、逮捕。現在は米国フロリダ州マイアミの刑務所に服役中です(2007年09月09日に釈放予定らしい)。

オサマ・ビンラディン。国際テロ組織「アルカイダ」のリーダーとされるビンラディンも、アメリカが育て上げた人物です。旧ソ連がアフガニスタンに侵攻した際、ソ連軍と戦わせるために米国がビンラディンたち「ムジャヒディン」にゲリラ戦の技術を叩き込んだと言われています。つまりアメリカは自らが訓練した者たちからの攻撃を受けているわけです。このオサマ・ビンラディンの消息は不明です。死亡説もあります。

こうやって、ざっと見ただけでも「米国のエージェント」というのは大変な危険をともなうものであることが分かりますね。いたって臆病でもあり、ささやかながら日本愛国者でもある私は「米国のエージェント」などには絶対にならんぞ! と思っています。そして「日本人エージェント」たちの末路はいかなるものであろうか? と、いささか酷薄な興味をもって成り行きを見つめております・・・。


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投稿者 kihachin : 2007年04月18日 08:00

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