【お勧めの本】深尾葉子『魂の脱植民地化とは何か』青灯社(2012) 更新!

« 「シンゾージョージ」の素朴な疑問 | メイン | 詐欺的セキュリティソフト »


2007年05月24日

「ヤスは歴代最高の首相」

ロン&ヤス

 人気blogランキング ランキング投票をお願いします

「ヤスは歴代最高の首相」 レーガン氏、日記で称賛
 【ワシントン22日共同】故レーガン元米大統領が1981-89年の任期中につけた「レーガン日記」が22日、刊行された。「ロン」「ヤス」と呼び合い、親密な関係を築いた中曽根康弘元首相を「真の友人」と絶賛、「歴代最高の日本の首相」と記している。
 83年5月27日には、ウィリアムズバーグ・サミットの際に中曽根氏を昼食会に招き、誕生日のケーキを用意して驚かせたエピソードを記載。「会えば会うほど彼に心を引かれる。65歳とは信じ難い。45歳とにらんでいた」と率直な印象を表現している。
 同年11月の訪日では国会で演説したことに触れ「非常に温かい歓迎を受けた。こんなに拍手をもらった国家元首はいないと首相が言ってくれた」と記述。最終日には「首相と、とてもすてきな首相夫人に別れを告げた。わたしたちは彼らが大好きだ」と満足した様子をうかがわせている。

 (「共同通信」2007年05月23日より引用)


なんという絶妙なタイミングでしょう!

昨日(05-23)、「「シンゾージョージ」の素朴な疑問」というエントリで中曽根康弘元首相(ヤス)とロナルド・レーガン元大統領(ロン)の「ロンヤス関係」を取り上げたら、その数時間後に上記のようなニュースが配信されました。まさに「天の配剤」ともいうべきではありませんか!

さて、ロンさんによるとヤスさんは「歴代最高の日本の首相」らしいのですが・・・、これってホントでしょうか? 中曽根政権を同時代に経験した民草《たみくさ》の1人として言わせていただければ、どう考えても「歴代最高」という気はしませんねえ。

レーガノミックス」や「サッチャリズム」の後を追うように、イデオロギー色のきわめて強い米国式「市場原理主義」を日本に導入した中曽根氏。自衛隊と米軍の「一体化」を推進するなど日米安全保障体制を強化した中曽根氏。総合的に見て日本の対米隷従度をいっきに高めたのがヤスさんではなかったかと思うのです。

ああ! そうですね!
分かりました!

ロン・レーガンさんはあくまでアメリカ合州国大統領です。したがって米国の「国益」増大を一番に考えていました。より正確に言うなら米国寡占金融資本の利益の増大が「最重要任務」であったはずです。この方面でしくじれば大統領の座は危ない。それどころか暗殺だってされかねないのがアメリカの「国風」です(大統領も楽じゃない!)。

このキツ~イ米国大統領職を全《まっと》うするにあたって、最大限の「ヘルプ」をしてくれたのがヤスさんでした。本来であれば自国民の利益を最優先させなければならないはずの日本国総理大臣が、何故か分からないけれど(笑)、他国の大統領である自分(レーガン)に尽くしてくれる。こんなに有難い存在はない! これがロンさんの嘘偽らざる気持ちでありました(この辺、完全な妄想ですけど)。

売れないハリウッド俳優に始まり、映画俳優組合の委員長、カリフォルニア州知事、米国大統領という「奇跡のすごろく」を成し遂げたロン・レーガンさん。成り上がり者の常として「敵」は少なくなかったでしょう。うっかりしてエスタブリッシュメントの「虎の尾」を踏みでもしたら、あっさり潰されかねない。回りの者がすべて「敵」に見えてしまう(この辺も完全な妄想)。

いつもニコニコしていたレーガンさんですが、内実は非常に孤独であったに違いありません(妄想は続くよ何処までも)。そのために重大な判断を迫られる局面でも他人に相談することができない。ナンシー夫人が傾倒していた占星術師がホワイトハウスで幅をきかせていたのも、レーガンさんの「他人を信じることができない」性質の現れであったかもしれません(占星術師が大きな影響力を持っていたのは本当)。

ロン・レーガンさんは大変に「地アタマのいい」人であったようですから、自分が実力以上のことを成し遂げてしまったことは良く知っていたでしょう。何故かは分からないけれど、奇跡のような強運が続いて大統領職を完遂することができた。中でも日本国総理大臣中曽根康弘氏が「国益を投げ打って」味方してくれたのが大きかった! ヤスさんの存在がなかったら、自分(ロン)は地獄に落ちたかもしれない!

かくなる訳でロンさんはヤスさんを「真の友人」と絶賛し、「歴代最高の日本の首相」と激賞したのであります。なんとも麗《うるわ》しき日米の友情物語、メデタシメデタシ・・・で終わればハッピーエンドですが、そうもいきません。ヤスさんは「親友」ロンさんに尽くすあまりに「日本国民の利益を毀損《きそん》した」疑いが拭いきれないからです。ひょっとしてひょっとしたら、ヤスさんは「戦後最大の米国のエージェント」だったのでは?

なんて、これまた「妄想」の類です(笑)。けっして本気にしないでくださいね~(とは言いながら米国立公文書館で関連極秘文書が公開される日が来るのが楽しみではあります)。

話は変わりますが、いまの米国大統領ジョージさんもジュンちゃん元首相のことが大好きみたいですね・・・。


人気blogランキング ランキング投票をお願いします

皆様の応援に心より感謝します


【スポンサードリンク】


関連ページ


投稿者 kihachin : 2007年05月24日 17:32

« 「シンゾージョージ」の素朴な疑問 | メイン | 詐欺的セキュリティソフト »



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kihachin.net/klog/mt-tb.cgi/1412

このリストは、次のエントリーを参照しています: 「ヤスは歴代最高の首相」:

» 非暴力から平和が生まれる from とむ丸の夢
一見したところ、御手洗経団連会長は善人面、と思っていた私は認識不足だったかしら? と思ってしまったこの写真。 いよいよ、悪人面になってきましたね。  だいたいA... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月24日 19:30

» 真実一路 from 酔語酔吟 夢がたり
安倍首相は、男子プロゴルフツアーで史上最年少で優勝した石川遼さん(15)に「真実一路」と書いた色紙を贈りました。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月24日 21:04

» お陰様でブログ1周年!+丸川氏出馬にアベシの限界をみた!(小さいタマじゃん!) from 晴天とら日和
そりゃ〜、ア〜タ、安藤優子さんなり、小宮の悦ちゃんなり、田丸美寿々さんなり、大物で頭脳優秀な女性アナウンサーが自民党から出馬なんて言われたら、目ン玉引っ繰り... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月24日 23:33

» 松岡問題、9条改憲隠し?、石川・漫画で人気とり~安倍自民党は 国民をバカにし過ぎ!+衆参同日選 from 日本がアブナイ!
 何か書きたいことが山ほどあって、どこから手をつけていいものやら・・・。^^; <でも、昨日はやっと☆が★X8から脱出&工藤も初勝利で、気持ちはチョット↑> ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月25日 05:07

» ネット工作員は数字の魔術師……そして、張り子の虎(笑)・その6 from 嗚呼、負け犬の遠吠え日記(新館)
 いわゆるネット右翼(左翼)など、要するにネット上の世論を自分たちの都合のいいように誘導するために工作を行う人たちがいるらしい。 そして、彼ら「ネット工作... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月25日 08:53

» 「事大主義」に思う from 反戦老年委員会
 広辞苑を開く。じだい【事大】[孟子梁恵王下「惟智者為能以小事大」]弱小の者が強 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月25日 09:29

» 「ド・ゴール」鼻の奥がつんとしたブログ記事 from うみおくれクラブ
 フランス政府から招かれ、フランスを見聞して、お帰りになった、政治学者「雪斎の随想録」さんの「駒士と武士」より抜粋。    隠居後のド・ゴールの生活を支えたのは... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月25日 11:10

» ジョージとシンゾー from 日本の将来を変えたいので、ブログを始めました。
<font size=3><font color=black>  ジョージとシンゾー。新しいお笑いコンビかと思いました。  Ya... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月25日 12:04

» “消えた年金”問題にて @ やっぱり柳沢厚労相はダメじゃないだろうか? from 嗚呼、負け犬の遠吠え日記(新館)
 これまで弊サイトにて何度か批判してきた、柳沢伯夫・厚生労働大臣であるが、「ああ、失礼だけど、やっぱりダメじゃないか?」と思うことが、つい先日もあった。  何... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年05月25日 21:25