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2007年06月01日

政治とカネ(1)

辻元清美氏と鈴木宗男氏

昨今なにかと話題になることが多い「政治とカネ」について、ボンクラ頭でつらつらと考えてみました。なお、個々の事例とは関係ない、あくまで「一般論」であります。

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一般的に「政治はカネがかかる」と言われています。特に「保守系(死語?)」と呼ばれる方々のあいだでは、これは「敢えて言うまでもない」くらいの「常識中の常識」だそうです。

これに対して「政治にカネがかかるなどというのは『常識』でもなんでもなくて単なる『悪い習慣』に過ぎない」と主張される方々もいます。主に「革新系(死語?)」や「市民派」の人々です。

私(喜八)の貧しい見聞から判断すると・・・、「従来型の政治手法」は結構カネがかかるだろうと思っています。

なにしろ「政治家やその関係者にカネを払わせるのは当たり前」と堅く信じ込んでいる方は日本中に溢れていますからね。政治家と一緒に飲み食いしたら、勘定は政治家側がもって当然。自分が飲み食いした分を支払うなんてことは夢にも考えない。こういう人(有権者)って少なくないと思います。

私自身は「政治家やその関係者」と会食した際は相当額を割り勘で支払うことにしています(もっとも、政治家に会う機会などは滅多にありませんが)。そうすると「変わっているねえ」と言われます。とある選挙にかかわったときも、そのスタイルを通していたら、候補者の家族から「うちの陣営で割り勘主義者は喜八さんだけ」と言われました(笑)。

※これは2007都知事選の話ではありません。念のためお断りしておきます

このような「カネがかかる政治」のあり方はいけない! という意見はもっとも至極です。それではどうしたら改善できるかというと・・・、これは結構難しい話です。理念をもって「いけない!」と広く呼びかけても、効果はほとんどないと思います。「お堅いことを言うなよ」と鼻の先で笑われてお終いでしょう。

それで社会全体で「カネがかからない」政治システムを整えていくことにする。これまた、もっとも至極です。支援者に飲み食いさせて「恩」を売って「票」に変える。皆が皆こんなやり方をしていたら、社会がおかしくならないはずがないですからね。今後も買収まがいの政治手法がのさばるようでは「日本がアブナイ!」。

と、ここまで考えたところで私の中のヒネクレ心が「だが、ちょっと待てよ」とささやきかけるのです(笑)。

「政治にカネをかける=悪いこと」なのだろうか? と。

多額の政治資金を集め、そのおカネをつかって政治活動を行なう。このこと事態は「悪い」とは言えないだろうと思うのです。おカネ自体は「良い」も「悪い」もない価値中立的なものですから、良いおカネの集め方をして、良いおカネの使い方ができれば問題はない(ただし、実際にはかなり難しいでしょうけれど)。

この点で言うと「企業献金」なんてのはやっぱりマズイでしょう。企業(会社)は経済活動のために存在するのだから、政党や政治家に「献金」するなんてのは原理原則を大幅に逸脱することになる。政治資金は「個人献金」を主にするべきだと私は考えます。「企業献金」の廃止は世界の趨勢だとも聞きますね。

それでは個人献金を広く集めることはどうでしょうか? 来年(2008)に迫ったアメリカ大統領選ではインターネットを利用した資金集めが盛んだと報じられています。特に民主党のバラック・オバマ氏は庶民からの小口献金を主として巨額の資金を集めることに成功したそうです。このため「民主党本命」ヒラリー・クリントンとの差は縮まったと見られています。

オバマ氏のような資金集めができる政治家は、日本にも何人かいるでしょう。全国的な知名度・人気があり、選挙区外に「もし私があの人の選挙区に住んでいたら絶対に投票するのに」という潜在的支援者を多くもっている政治家。ひとりだけ名前を挙げるなら、辻元清美さん。辻元さんが本格的にインターネットを利用して政治資金を集めたら、相当な額に上るのではないでしょうか。

ただし、これを実行すると「危険度」もウナギ上りに高まるだろうと思いますが・・・(政治とカネ(2)に続く)。


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投稿者 kihachin : 2007年06月01日 12:38

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