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2007年06月05日

「若隠居の勧め」安倍晋三さんへ

安倍晋三以下の文章はけっして「皮肉」や「悪口」ではありません。

このごろは安倍晋三さんの疲れきった様子を見ていると心配になってきます。
「ひょっとしたら、松岡利勝さんの後を追って安倍さんも・・・」なんて「嫌な予感」を抱いてしまうのです。

この危惧を友人知人に話すと「そんなこと、あるわけないよ」と一笑に付されます。
誰も真面目に取り合ってくれません。

しかし、ですね。

松岡さんが自殺される前は、誰しもが「あの松岡に限って、そんなことあるわけない」と、ある意味安心していたのではないでしょうか?
だとしたら・・・。

さて、ここからが本題です。

安倍政権の進める「米国主導による日本国憲法改訂」は国家的自殺行為だ、と私(中村順=喜八)は思っております。

多くの方が指摘されているように、いま憲法第9条を撤廃するのは、自衛隊員を「アメリカの傭兵」として差し出す結果を招くだけでしょう。

宗主国」アメリカに言われるがままに、日本の若者の血と肉を「人身御供」のように捧げる。
こんなことをしてしまえば、日本国民と日本国は恥辱の泥の中に首まで浸かったも同然です。

アメリカの軍産複合体が「巨大ビジネス」として行なう戦争に、日本人が参加して(させられて)血を流す。
ここには何の「大義」も「道義」もありません。

「大義」と「道義」を欠いた国家が世界の人々から尊敬されるはずもない。
それどころか日本人が自分の国に誇りを持つことさえ困難になるでしょう。

日本の若者たちの命を外国勢力(米国)に捧げてはならない。
いまはともかく自衛官たちを守ろう。
彼ら彼女らは我々の「同胞」なのだから。

これが私の強く信じるところです。

安倍晋三さんは主観的には「きわめて愛国的に」振舞っているつもりなのでしょうね。
けれども「米国主導による日本国憲法改訂」をこのまま進めるのなら、結果として「亡国宰相」になる可能性が高いのです。

まずは「アメリカの属国」という立場を抜け出し、真の独立を果たすこと。
そもそも戦後62年も経っているのに、いつまでも「家来」であり続ける必要なんかないでしょう?

祖国独立万歳!

「真の独立」というハードルを越さない限り、「自主憲法制定」は単なる幻想に過ぎないと私は思います。
「宗主国」の強い影響下で「属国」がまともな憲法を制定できると考えるのは、あまりに楽観的過ぎるのではないでしょうか。

いまは「当面護憲派」の私ですが、日本が真の独立を果たした後は、欣然《きんぜん》として「自主憲法制定派」となりますよ。
「日本人の手による憲法を」という気持ちは私にもありますが、いまはまだ「そのとき」ではありません。

とはいえ、日本独立は簡単なことではないでしょう。
衰退期に入った「帝国」アメリカが、そう簡単に「美味しい獲物」日本を手放すとも思えない。
茨《いばら》の道となるのは間違いありません。
やり方を間違えれば「3発目の原爆」だってあるかもしれない(これはリアルに想像できます)。

ここで安倍晋三さんの立場になって考えてみます。

(1)このまま「米国主導による日本国憲法改訂」を進めれば、結果として「亡国奴」になってしまう。
(2)かと言って「日本完全独立」路線をとるほどの力量はない。この道を突っ走れば、おそらく誰かしらの手によって「つぶされる」だろう。

(1)と(2)、どちらを行っても「安倍さんスゴロク」の上がりは地獄なのです。

だったら「若隠居」してしまうのもいいかもしれませんね。
「俺、や~めた」と全てを放り投げてしまう。
これはいたって真面目な提案です。
冗談や皮肉などではありません。

こう言っては何ですが、安倍晋三さんには「若隠居」が似合いそうです。
どこか春風駘蕩とした「若旦那」の趣《おもむき》があります。
粋《いき》とか通《つう》という言葉が似合いそうです。

「国家」だの「戦争」だのといった野暮なものはうっちゃっておきましょうよ(笑)。

たぶん安倍さんは「俺がやらねば誰がやる」という悲壮な思いを抱かれているのでしょう。
でも、大丈夫です。
心配はいりません。

日本人は1億2千8百万人もおり、その中には優秀な人材も大勢いるのです。
首相が「若隠居」したからと言って、日本国がダメになるなんてことは金輪際ありません。
安心してください(細川護熙さんという「前例」もありますね)。

というわけで、安倍晋三さんには「若隠居」をお勧めします。
すべての日本国民を救うためにも、安倍さん自身を救うためにも、そうした方がよろしいかと思います。

以上はけっして「皮肉」や「悪口」ではありません(私自身の名誉にかけて誓います)。
安倍さんがチャーミングな奥様とともに「第二の人生」を悠々と楽しまれることを望みます・・・。

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投稿者 kihachin : 2007年06月05日 12:08

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