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2007年08月30日

解散総選挙は近い

鈴木宗男氏とジョン・ムウェテ・ムルアカ氏

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自民党新三役(敬称略)。

実のところを申しますと、つい先ほどまで自民党の「三役」とは何か? なんてことも知りませんでした(汗)。「幹事長」が入るのはなんとなく知ってはいましたが・・・。いまだに「幹事長」「総務会長」「政調会長」が、それぞれどのような役目を果たすのか? よく分かりません(不勉強)。

なにはともあれ、自民党のトップは安倍晋三「総裁」ですね。そして総裁のまわりを固めるのが麻生太郎・二階俊博・石原伸晃の「三役」各氏。

軽量級だなあ

と、こう思ってしまうのですね。「総裁」および「三役」の皆様には申し訳ありませんが、「超」軽量級。仮に中小企業のトップと重役陣だとしても、見劣りしてしまうような「人材」ではないでしょうか(ついでに書いておくと、安倍・麻生・二階・石原の4氏はともに「世襲政治家」です)。

まともな自民党議員たち、真の国益擁護派議員たちを、「郵政売国法案(※)」に反対したという理由で「抵抗勢力」呼ばわりし、石もて追うがごとく粛清した。そのツケが来ているのかもしれません。

(※「郵政売国法案」は前衆議院議員城内実さんの烈々たる闘志が込められた造語)

自民党新三役人事について鈴木宗男さん(衆議院議員、「新党大地」代表)は次のように書かれています。

2007年8月28日(火) 鈴 木 宗 男
 自民党の三役人事、組閣について、新聞の見出しはそれぞれである。総じて来月からの臨時国会でのお手並み拝見というところか。
 「森元首相が神戸での公演で、渡辺行革担当相留任と石原伸晃政調会長起用について『「お友達」内閣の年長さんから年中さんが残っている』との不満を示した。同時に、『地方への配慮の姿勢が見えない。首相を含め、二世議員の弊害もある。田舎育ちでないので、血の通った政治が行われないのではと心配だ』と指摘した。特に石原氏について『政調会長には地方の夢を描く視点がほしい。官房長官が東京の与謝野氏なら、政調会長にはど田舎の人をと思っていた』と説明した」と、新聞・テレビで報じられている。森元首相の見方、指摘が正しいと思う。
 参議院選挙は「地方の反乱」で惨敗したのだ。議院内閣制は与党が政府を作るのである。その与党が選挙結果を踏まえない人事を行う様では先が見えている。
 この党三役は良いメンバーだ。それは、これで選挙がしやすくなるからだ。苦労知らずで生活感のない幹事長と政調会長では、国民を引きつける事は出来ない。願ってもない人事を安倍総裁はしてくれた。この安倍首相の配慮を受けて、一日も早く解散に持ち込ませなければならない。臨時国会が待ち遠しい。

 (「ムネオ日記」より引用)

注釈をつけるまでもありませんが、最後の段落には強烈な皮肉が込められています。民主党との協力関係を強めつつある鈴木宗男さんにとって、自民党は「政敵」です。その政敵が見事な「失政」を繰り広げている。それでムネオさんは「我に勝機あり!」と武者震いしているのです。

これで選挙がしやすくなるからだ」の一文は主語がはぶかれていますが、もちろん、「新党大地」(および友党の「民主党」)にとって選挙がやりやすくなる、という意味です。「願ってもない人事を安倍総裁はしてくれた」「この安倍首相の配慮を受けて」に込められた皮肉は生半《なまなか》のものではありません。ムネオ流の獰猛なばかりの闘志に溢れています。

解散総選挙は近い

おそらく永田町界隈の誰しもが、解散風が吹き始めているのをひしひしと感じているのでしょう。今回、安倍改造内閣の一員となった中にも「どうせ、この内閣は長続きはしないだろう。でも、なんと言っても『大臣』の肩書きがあれば、選挙には有利だから」なんて皮算用を弾いている方がおられるに違いありません。

ところで、昨日(2008-08-28)のエントリ「世襲利権保守党」で私(喜八)は「世襲議員による世襲議員のための『殿様政治』には終止符を打とう」ということを申し上げました。いま、鈴木宗男さんの「ムネオ日記」を読み返したら、ムネオさんも08月05日付けの日記に次のように書かれていました。

 4日の毎日新聞2面「どう見る民意と政権」というシリーズものの記事で作家の高樹のぶ子さんが「世襲が日本の政治の根本的な問題です。先進国の中の日本の政治家の世襲率って異様に高い。世襲だと本当に有能な人が出てこられない。ゼロから言葉を作って考えてきた人を排除することになる。天下りを規制する法があるなら政治家の世襲はやめようという運動があってもいい。政治家という「職業」はないはずです。政治が「職業」になった時に志が失われる。地盤をどう守るか、選挙にどう勝つかが、世襲ではまず継承されるわけですから。」と言っている。なるほどと思う。是非とも高樹のぶ子さんの記事を読んで頂きたい。
 私は世襲政治と官僚政治に反対である。それは生活感がなく人の心を知らない政治が行われるからである。

高樹のぶ子さんと鈴木宗男さんの意見に諸手《もろて》を挙げて賛成します! 政治家の「世襲」こそ日本社会「停滞」の最大要因ではないか、と思う。「乳母日傘《おんばひがさ》」で何不自由なく育ったボンボン議員が、いっぱしの「タカ派」ぶって、自衛隊員を戦地に送れと主張する。そんな者たちに対しては強烈な憎悪すら覚える。まさに「生活感がなく人の心を知らない政治」そのものだ。

鈴木宗男辻元清美保坂展人戸倉多香子尾辻かな子多原香里小林興起城内実。私(喜八)が心から応援する方々に「世襲政治家」はいません。


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投稿者 kihachin : 2007年08月30日 12:55

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