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2007年08月15日

中川昭一に見る「愛国者」の正体

東京招魂社(靖国神社)

謎の憂国者「」さんのメッセージです。


★引用開始★

中川昭一氏に見る「愛国者」の正体 -「夕刊フジ」中川昭一コラムを読んでの雑感-

私「r」は声高に愛国心を訴える人物に対しては予《かね》てから「疑念」を持っています。
愛国心を声高に国民に訴える人物が、とある「複数の人物」にダブって見えるのです。

その「複数の人物」とは太平洋戦争時「俺も後から必ず『行く(逝く)』からお前ら先に『行け(逝け)』」と玉砕攻撃や特攻を事実上「強要」した「日本陸海軍」の指揮官たちです。
この約束を果たした指揮官はどれだけいたでしょうか?
確かに後から「特攻」「自決」した責任感強い指揮官もいましたが、その他大勢の指揮官は戦後生き延びた。
中には「政財官界」の大物になり「巨万の富」を築いた者も大勢いる。

私「r」は責任を取って「特攻」「自決」した正義感ある指揮官こそ生き残って欲しかった。
勿論、「特攻」「玉砕」した勇敢な軍人にも生き残って欲しかった。
彼らこそ「本物の愛国者」だからです。

さて、約束を履行しなかった「自称:愛国者」たる指揮官。
これを卑怯者と言わずして何を卑怯と言うのであろうか?
戦略は勿論、マトモな戦術すら持たず、戦争遂行のグランドデザイン、マスタープランすら持たずに徒《いたずら》に戦争に突入した自称「愛国者」たち。
そんな「偽者の愛国者」と今現在「愛国心」を声高に訴える者がダブってダブって仕方がないのです。

現在「新・自民党」に存在する「自称:愛国保守」「タカ派」の連中で「本物の愛国者」がどれだけいるか?
私「r」が思うにそれは「皆無」であろう。
理由は簡単である。
小泉純一郎竹中平蔵両氏による「対米売国推進改革」と戦っていないからである。
本気で、命懸けで小泉・竹中両氏とその背後に君臨する「米国」と戦った政治家は何処にいるのか?
全て「新・自民党」の外にいるではないか。

城内実氏」
小泉龍司氏」
小林興起氏」
平沼赳夫氏」
綿貫民輔氏」
亀井静香氏」
亀井久興氏」
「その他多数」

皆、小泉純一郎氏によって自民党から「追放」されてしまいました。
前述の彼らが「愛国心」を訴えるのであれば聞く耳を持つし、本気で論議したいと思う。しかし、小泉構造改革と称する「売国改革」と戦うどころか「異議」すら唱える事なく恭順した連中に「愛国心」を訴える権利は全くない、と思うのです。

もし、中川昭一氏や石原慎太郎氏らに本当の「愛国心」があったのならば「城内実氏」ら「本物の愛国者」「本物の政治家」と行動を共にしたはず。
されど、彼ら「自称:愛国者」は行動を共にするどころか「刺客」を支援し、「城内実氏」ら本物の政治家を苦しめる始末…

そんな「自称:愛国者」を「卑怯者」と言っても言い過ぎでしょうか?

勿論、小泉純一郎氏に恭順した連中に「靖国神社」参拝の義務も権利もない。
英霊が存在するのであれば、英霊は間違いなく激怒するであろう。

「売国の輩《やから》に参拝される謂《いわ》れはない!」

英霊達はきっとそのように言うであろう。
私「r」の叔父貴も靖国神社の英霊として祀《まつ》られているが、伝え聞く叔父貴の性格を鑑《かんが》みると間違いなく「大激怒」して暴れたであろう。

(私の叔父貴は司令部に見捨てられ最前線の遥か向こうの「離島」で玉砕させられたのです。伝え聞く処によると叔父貴は血の気が多く、喧嘩っ早く腕っ節も強かったが、本当に誰にでも優しい素晴らしい人物だったそうです。さぞかし無念であったでしょう)

さて、本題に入ります。

中川昭一氏は「新・自民党」の幹部で私「r」が支持する「鈴木宗男氏」のお師匠さんである「中川一郎氏」を父に持っています。
中川一郎氏はその昔「青嵐会」なる愛国保守集団を主催していて日本の未来を右派の視点から憂いておられたそうです。
そのメンバーには「ハマコーこと浜田幸一氏」「石原慎太郎氏」などがいたようです。
中川昭一氏は小泉構造改革の中身を「熟知」していながらそれを全面的に支持し、小泉純一郎氏に恭順した。

石原慎太郎氏も然り。
石原慎太郎氏は『「NO(ノー)」と言える日本』なる本まで書いて対米売国を批判していたにも関わらず「小泉純一郎氏」の対米売国政策に恭順するどころか自身の「子息」まで差し出した。
それだけでも「トンデモナイ」のに郵政解散総選挙後になってノンフィクション作家関岡英之氏『拒否できない日本』の帯を書く「厚顔無恥」さ加減…
それはそれは「絶句モノ」でしょう。

ハマコー(浜田幸一)氏は言うまでもなく「TVタックル」で小泉純一郎氏を全面支援していましたね。

そんな「自称:愛国者」が唱える「愛国心」を誰が信じるのでしょうか?
少なくとも私「r」は不信を通り越して「嫌悪感」が募《つの》る一方です。
どうやら日本では…

少なからぬ「愛国者」が「売国者」
少なからぬ「タカ派」が「厚顔無恥の卑怯者」

のようですね。

そんな「自称:愛国者」である中川昭一氏はフジサンケイ「夕刊フジ」に連載コラムを持っています。
毎週金曜日に掲載されていますのでご存知の方も多いかと思います。
先日(08-10)のコラムで中川昭一氏は「テロ特措法」に関連して以下の事を訴えておりました。

(要約)

1:自民党は参院選で民主党に敗北した。海外メディアは民主党に政権担当能力はない、と言っている。

2:アフガンでタリバンに拉致監禁された韓国人ボランティアを心配する。だから日本はテロから逃げてはならない。テロ特措法延長すべし。

(要約終わり)

「1」に関してですが…
海外メディアが何と言おうと関係ないのではないか?
あくまでも「参考意見」でありそれ以外の何物でもない。
海外メディアの言うとおりにすれば「政権担当能力」がある、とお考えなのか?
日本の新聞テレビは「民主党に政権担当能力はない」と盛んに喧伝しているが果たしてそうでしょうか?
小泉政権下で「年金安心100年プラン」が強行採決された。
結果は言うまでもなく「デタラメ」のオンパレード。
小泉純一郎氏が強引に推し進めた「イラク戦争」は失敗なのは明白。
小泉政権の数々の「執政」が「失政」に変換されているのに未だその総括がなされていない。
そして小泉純一郎氏が後任に「指名」した安倍晋三政権の失政の数々…

これでも「自民党」に「政権担当能力」がおありと『中川昭一氏』はお考えなのか?

おまけに「靖国神社参拝」に関してですが、安倍晋三内閣は閣僚全員が「参拝」を見合わせるとの事。
安倍晋三氏は『総理総裁&閣僚&執行部は全員、靖国参拝すべし』が持論ではなかったのか?
そして…

「核兵器保有も合憲」
「集団的自衛権の発動も合憲」

などは何処に行ったのか?

(私「r」は靖国神社公式参拝には反対です。理由は「政教分離の原則」からです。現行憲法には「政教分離の精神」が盛り込まれています。また、戦前の靖国神社は「国営神社」でしたが戦後の靖国はあくまでも「一宗教法人」にしか過ぎません。もっとも小泉&安倍&石原慎太郎各氏の靖国参拝は英霊に対する「冒涜」である、と私「r」は考えていますが)

「2」に関する事ですが…
韓国人ボランティアが「拉致監禁」そして「殺害」された事は重大な事件です。
決して許す事は出来ません。
しかしこの「韓国人ボランティア」に問題はなかったのでしょうか?
この韓国人ボランティアは「キリスト教系」だそうですね。
そんな「キリスト教系」のボランティア団体は「韓国政府」による「渡航自粛措置」を事実上無視してアフガンに渡航した。
しかも彼ら彼女らは「トンデモナイ事」を行った。
それは…

「キリスト教の教義に基づく『現代風:創作ダンスパフォーマンス』」

を「アフガン各地」で行ったらしい。
早い話、渋谷に集う若い男女が好むような音楽に合わせたダンスパフォーマンス。
これは絶対に現地で顰蹙《ひんしゅく》を買います。
だってそうでしょう。
紛争地域ですよ、そして皆、生活に困っている。
はっきり言って「疲れているし苦しんでいる」事実があるのです。
それでも例えば「普通の地域」だったら許されるかもしれません。
しかしそこは…

「イスラム教原理主義の色彩強い地域」

なのです。
キリスト教(&ユダヤ教)とイスラム教の骨肉の争いは1000年以上続いています。
同じ「旧約聖書」を聖典に持つ「アブラハムの宗教」なのに…
それは近親憎悪だけで説明はつきませんね。

宗教論争は詳しくないので詳説は避けますが、そりゃ「タリバン」だって怒るでしょうね。

そこで中川昭一氏のコラムを読んで思ったのです。
中川昭一氏は前述「韓国人ボランティア」に対して凄く「同情的」なようです。
自民党清和会(清和政策研究会)の大物で故人の「福田赳夫」元首相のお言葉…
「人命は地球より重い」
は名言中の名言ですが、その言葉は如何なる人にも当て嵌まります。
中川昭一氏が韓国人ボランティアに同情するのはわかります。
勿論、私「r」も一刻も早い解決を望みますし、一人でも多くの韓国人ボランティアが本国に無事帰還出来る事を望みます。

さて…

2004年にイラクで発生した「イラク日本人人質事件」について思い出しましょう。
この事件では「日本人ボランティア:高遠菜穂子女史」らが武装勢力に拉致監禁されました。
その時、中川昭一氏(に限らず全ての自民党主流派とその周辺&新聞テレビ&御用評論家)は高遠女史に対して何と言ったか。

「自己責任だ!」

小泉純一郎内閣総理大臣は彼ら彼女ら「日本人ボランティア」を事実上見捨てていましたね。
新聞テレビは彼ら彼女ら「日本人ボランティア」を「売国奴・国賊・非国民」扱いしましたね。
しかも「御用週刊誌」はありもしない噂を書きたて「誹謗中傷」の限りを尽くしましたね。

中川昭一氏(に限らず全ての自民党主流派とその周辺&新聞テレビ&御用評論家)は「韓国人ボランティア」の命は重視しても「日本人ボランティア」の命は軽視するのですか?

『日本国政府の仕事は「日本国民の生命&財産」を守る事にあるのではないですか?』

日本国民の命を第一に考えられない中川昭一氏(に限らず全ての自民党主流派とその周辺&新聞テレビ&御用評論家)に「韓国人ボランティア」の心配をする「資格」があるのでしょうか?

小泉政権から安倍政権に変わって「日本の自称タカ派」の正体が徐々に判明してきましたね。
彼ら彼女ら「自称タカ派」の正体は…

「弱きを挫《くじ》き、強きに諂《へつら》う」
「思想信条より現状を重視し自己保身第一に考える」
「目的の為なら手段を選ばないし、失敗しても開き直って惚《とぼ》ける」

そのように私は思ってしまいますね。

安倍晋三首相は過去に言ってた事と今「言ってる事」「やってる事」に違いがあり過ぎます。
石原慎太郎氏に限っては「郵政民営化闘争」で「対米売国推進勢力」と戦わなかった。
過去の主張と丸っきり違うではないか。

これでは「日本のタカ派」の多くは嘘つきの卑怯者と言われても反論出来ないでしょう。

愛国心を声高に叫ぶ「自称タカ派」には注意が必要ですね。

だってそうでしょう。

「戦うべき時に戦わない『自称タカ派』」

に何の「存在意義」があるのでしょうか?
本物の「愛国者」ならば、「小泉純一郎・竹中平蔵両氏」の「売国政策」と命懸けで戦うべきでしょう。

「石原慎太郎氏」
「安倍晋三氏」
「中川昭一氏」
「その他大勢のタカ派」

は「対米売国推進勢力」と戦ったのでしょうか?
戦うどころか…
逃げるどころか…

「『対米売国推進勢力』と一緒になって『本物の愛国者』を粛清した!」

それが事実でしょう!

城内実氏」
小泉龍司氏」
小林興起氏」
「その他大勢の憂国の士」

は「対米売国推進勢力」と全力で戦って(一時的に)敗れた。
彼らは「国民」の為に命懸けで戦って(一時的に)敗れた。
彼らこそ本物の「愛国者」ではないでしょうか?

でも彼らは決して「愛国心」を強要したりはしません。
立派です。
世間一般では彼らを「タカ派」と言っているようですが、私「r」はそう思いません。
彼らは「タカ派」ではありません。
平和を愛する「愛国者」若しくは「憂国の士」です。
彼らの発言は常に「弱者」に対する思いやりが感じられます。

自称タカ派の中川昭一氏(に限らず全ての自民党主流派とその周辺&新聞テレビ&御用評論家)は「城内実小林興起小泉龍司各氏」に対して顔向けできるのでしょうか?

でも、平気で顔向けするのでしょうね。

日本の自称タカ派の辞書に「恥」の言葉はないようですから…

★引用終了★


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投稿者 kihachin : 2007年08月15日 12:00

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