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2007年08月21日

テキストエディタのすすめ

『テキストファイルとは何か?』鐸木能光


ブロガー仲間の皆様は、PCで文章を書く際、どのようなソフトを使用されているでしょうか? この点が妙に気になります。

試しに「謎の憂国者 」さんに訊いてみました。

r さんの回答:「普段使っているワープロソフトは「ジャストシステム 一太郎」です。ただしブログ・コメント欄に書き込むときは「一太郎」も使わず、ぶっつけ本番で書いています

うぅむ、そうですか・・・。

じつは文章のみのファイルを「一太郎」や「マイクロソフト ワード」のような「ワープロソフト」で作成する(書く)のは必ずしも合理的とは言えないのです。

それは例えるなら「大阪から淡路島まで行くのに戦艦大和を利用する」ごとき行為と言えるでしょう(あまりに不自然な比喩かも? 汗)。

まず先に結論をいえば、PCで文章を書く際は「テキストエディタ」と呼ばれるソフトを使うのが合理的です。テキストエディタはテキストファイル製作に特化したソフトです。代表的な製品に「秀丸エディタ」や「QXエディタ」があります。

私(喜八)自身は「QXエディタ」を愛用しています。「QX」はダウンロード販売されている「シェアウェア」で現在価格は2900~3150円。私が把握している限りでは「ヘンリー・オーツの独り言」さんと「雑談日記(徒然なるままに、。)」さんも「QXエディタ」を使用されています。

「テキストエディタ(以下「エディタ」」は元々はコンピュータ・プログラムを書くために開発されたソフトでした。それが次第に一般的な文章を書くためにも使われるようになり、いまでは「プログラムを書く」「文章を書く」どちらの用途でも、きわめて便利なソフトに進化しています。

「エディタ」の特徴・利点は「ワープロ」に比べて「動作が軽い」ことです。日頃「エディタ」を使い慣れた人が、たまに「一太郎」や「ワード」のような「ワープロ」を使うことになると、非常なストレスを感じます。「ワープロ」は動作が鈍重だからです。

「エディタ」の機敏な動作に比べると「ワープロ」のモタモタした鈍重な動作は耐えがたい! 私などはこう思ってしまいます。

じつは一般的な「ワープロ」は「文章を書く」ことに特化していません。「ワープロ」の機能を確認してみれば分かるように、これは「文字」と「画像」の混在したファイルを製作するためのソフトだと考えたほうがいいだろうと私は考えています。

たとえば「レストランのメニュー」や「絵本」を製作するならば、「ワープロ」で原稿を製作するのが便利かもしれません。しかし、文章だけのファイルを製作するときは、確実に「エディタ」のほうが使い心地がいい。

また、文章ファイルの保存は「テキストファイル形式」で行なったほうがいいのです。「一太郎」や「ワード」などのワープロソフトでは、そのソフト独自の形式(バイナリファイル形式)で保存してしまいます(テキスト形式も選択することができますが、不便を感じるようにデザインされているようです)。

しかし、「バイナリファイル形式」で保存されることは、はっきり言って「余計なこと」「迷惑なこと」ではないかと思います。

ここで「テキストファイル」と「バイナリファイル」の違いを簡単に説明します。さらには「テキストファイル」の利点、「バイナリファイル」の欠点も説明します。

一言でいえば、テキストファイルとは「文字コード(記号・番号)だけで記述されたファイル」です。テキストファイルは「世界共通の約束事」なので、どんなワープロソフト、エディタソフトでも読むことができます。さらにはデータベースソフトやブラウザなどで読むことが可能です。

「テキストファイル」以外を「バイナリファイル」と言います。「バイナリファイル」は各ソフトメーカーでそれぞれ形式が異なり、互換性がありません。それどころか同じ会社のソフトでもヴァージョンの違いで互換性を失うことも少なくないのです。

おそらく大多数の人は無意識のうちにバイナリファイル形式でデータを保存しているでしょうね。「ワード」や「一太郎」で文章を書き、保存すると半自動的に独自形式のバイナリファイルになってしまいます。テキストファイルで保存をするのは手間がかかるようになっています。

伝奇小説家でありミュージシャンでありPC関係の著作も多い鐸木能光(たくきよしみつ)さんは「テキストファイルの長所」として次のような点を挙げられています(ちなみに鐸木能光さんはヘンリー・オーツさんのお友達です)。

  • ファイルサイズが小さくて済む。
  • テキストファイルを読み書きできるソフトは無数にあり、互換性がある。
  • テキストファイルを扱うソフト「テキストエディタ」は、動作が軽く、作業効率がよい。
  • 将来、文字コード規格の主流が変わっても、以前に主流だった文字コードが読み出せないことは考えられず、ほとんど半永久的に使える。また、他の文字コードに変換することは、いつでも簡単にできる。
  • ファイルが多少壊れても、読み出せないわけではないので、目で見て部分的に修復できる。
  • GREPなどの検索ソフトで複数ファイルを一括検索できるので、特に何もしなくても、そのままデータベースとして活用できる。

(『テキストファイルとは何か?』鐸木能光、地人書館、2001より)

もしバイナリファイル形式で保存すると、以上の長所がすべて失われてしまいます。それだけでなく「裏返しの短所」が目につくようになります。「ファイルサイズが大きくなり」「ワープロソフトは動作が重く作業効率が悪く」「将来はデータを読み出せなくなる危険がある」・・・のです!

つまり先にも書きましたように、文書だけのファイルを作成するのなら、テキストファイル形式で保存する方が圧倒的に有利なのです。自分のつくった大切なファイルをバイナリ形式で保存するのは、わざわざ不便なものに仕立て上げる「愚行」とさえ言えるかもしれません。

おせっかいなようではありますが、「謎の憂国者 r」さんのように大量の文章を書く人が「ワープロ」を使うのは合理的ではありません。「テキストエディタ」プラス「ATOK(日本語変換ソフト)」にすると随分楽になると思います。

いきなり製品版の「エディタ」を購入するというのも抵抗があるかもしれませんね。試しに以下のフリーソフトを使ってみては如何でしょうか。「CoolMint Editor」はシンプルなフリー(無料)ソフトですが「エディタとはいかなるものか?」が体験できるだろうと思います。

 「CoolMint Editor」(Vector)

この「CoolMint Editor」は「USBメモリ」「iPod」「FD」などで持ち運ぶことができます。だから出張先のホテルやネットカフェなどでも使えます。私(喜八)は普段「FD」に入れて持ち歩いています(いまだにフロッピー・ディスクを使用している数少ない者のひとりかも?!)。

「CoolMint Editor」も「QXエディタ」も、ともに設定変更の自由度が高いのが特徴です(もちろん有料版の「QXエディタ」のほうがより高い)。文章作成画面の「文字の色・大きさ・スタイル」「背景色」「行間」「編集記号の表示・非表示」などなど、きめ細かに設定することができます。「自分だけのオリジナル画面」をつくると、文章作成の能率も上がると思います(いろいろと工夫するのが、また楽しいです)。

敬愛するブロガー仲間の皆様へ。

PCで文章を書くときは「ワープロ」ではなくて「エディタ」を使うほうが合理的です。「エディタ」には高機能のシェアウェアもありますが、無料で使えるフリーソフトにも優良品がありますよ!

これは極めて重要な情報であると自負しています。私(喜八)がいつも書き連ねている「政治系エントリ」より、ずっと重要かもしれません。なにはともあれ「エディタ」未体験の方がいらっしゃいましたら、ぜひ試しに使われてみてください。きっと「世界」が変わりますよ!


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投稿者 kihachin : 2007年08月21日 21:00

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