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2007年10月13日

郵政民営化見直し法案

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郵政見直し法案:民主と国民新党が参院での共同提案合意

 民主党と国民新党は12日午前、郵政民営化見直し法案を今国会、参院に共同提案することで合意した。これを受け、両党が進めていた参院での統一会派の結成が進む見通しになった。民主党が統一会派結成を求めたのに対し、国民新党が郵政民営化見直し法案の提出を条件としたため、両党間で調整が続いていた。
 法案は、政府が保有する持ち株会社「日本郵政」の株式売却と、日本郵政保有のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の株式売却を、いずれも当面3年間凍結する内容。ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険のサービスの公平な提供に向けた見直しも定める。17日に提出する。
 統一会派が結成されれば計119人となり、参院の過半数(122人)に近付く。【大貫智子】
毎日新聞 2007年10月12日 12時02分

これは朗報(いいニュース)です!
いよいよ「買弁改革の本丸」である「郵政民営化」見直しが現実のものとなり始めました。
なんだかワクワクしますね(笑)。

さながら悪夢のようであった2005年「郵政解散総選挙」。
「郵政民営化こそカイカクの本丸!」と絶叫する小泉純一郎首相(当時)のナルシズム溢れる姿を懐かしく(?)思い出します。

たしかに「カイカクの本丸」という言葉の使い方は、小泉氏にしては珍しく正確でした。
「自国の利益を顧みず、外国資本に奉仕して私利をはかる」という「買弁」改革の本丸。
それこそが「郵政民営化」であったのですから。

小泉・竹中政権は「憲法停止クーデター」とも言うべき無茶苦茶な手法で「郵政民営化」を強引に推し進めました。
そんな小泉・竹中に対して「いくらなんでも強引なんじゃないですか?」と疑問を抱いた自民党議員も決して少なくはなかった。
しかし、小泉・竹中執行部は後に自殺者を出すほどの恫喝・懐柔を繰り返して反対派を切り崩していった。

あくまで反対を貫いた議員たちには「抵抗勢力」というレッテルをべったりと貼り付け、「小泉カイカク(善) vs 抵抗勢力(悪)」という事実とは180度異なる構図を作り上げることに成功。
さらには、ほぼ全てのマスコミが雪崩《なだれ》のごとく「小泉礼賛」洗脳大作戦を繰り広げるという、まさに狂気の世界が繰り広げられた!

そんな「空気」の中で行なわれた解散総選挙では「郵政民営化反対」自民党議員たちは公認を得ることができなかった。
それだけでなく党本部からの「刺客」が送られた!
ただひとつの法案に反対した自党所属議員の政治生命を絶とうという、異常きわまる政治手法が当然のように用いられたのです。

けれども、綿貫民輔(現・国民新党代表)・亀井静香(同党代表代行)・平沼赳夫(無所属)といった方たちは「刺客」を返り討ちにしました。
特に亀井静香さんは「ホリエモン」こと堀江貴文「ライブドア」社長(当時)という強力な「刺客」を打ち破った(お見事!)。

いまでもつくづく思うのですが、あそこで「ホリエモン」が亀井静香さんに勝っていたら、その後の両者(亀井・堀江)の運命、および日本社会の運命は大きく異なっていたでしょうね。

周知のごとく2006年01月23日、堀江貴文氏は証取法違反(風説の流布、偽計取引)の容疑で逮捕され、現在も係争中です。
もし、2005年09月の総選挙でホリエモンが当選し、自民党所属衆議院議員になっていたとしたら?
はたして東京地検特捜部はホリエモンに手を出すことができただろうか?
私(喜八)は大いに疑問に思います。

小泉政権でもっとも重要な閣僚であり続けた竹中平蔵氏が「小泉純一郎とホリエモンと竹中平蔵とスクラムを組んで改革をやり遂げます!」と、大はしゃぎの応援演説をした姿をはっきりと覚えています。
武部勤自民党幹事長(当時)が「堀江君を頼みます! 我が弟です! 息子です!」と「太鼓判」を押したのも忘れられない(「ライブドア堀江氏への選挙応援について」)。

強大であった当時の小泉・竹中政権からこれほどまでにプッシュされていた堀江貴文氏。
もし彼が当選を果たして自民党議員になっていたら?
小泉改造内閣の「目玉」として、新人ながら「IT担当大臣」あたりに担ぎ上げられたかもしれません。
そんな「ホリエモン」大臣を東京地検特捜部は起訴することができたか?

「はなはだ疑問」私はそう確信します。
「鬼の東京地検特捜部」といえども、小泉・竹中政権との全面戦争に踏み切る度胸はないでしょう。
ましてや小泉・竹中の「バック」には米国ブッシュ政権が控えていた。
ちなみに日本の検察はおおむね「親米派」だと言われます(笑)。

なにはともあれ、亀井静香さんは「ホリエモン」を返り討ちにしました。
だからこそ、いまの国民新党がある。
そして国民新党と民主党が統一会派を組んで「郵政民営化見直し」に動いている。
「亀井 vs ホリエモン」広島6区対決の軍配が亀井静香さんに上がったことを、いまさらながらに寿《ことほ》ぐ私です。

ところで、郵政解散総選挙では武運つたなく落選の憂き目をみた「郵政民営化反対」議員も少なくありませんでした。
当ブログが応援している小林興起城内実小泉龍司さんたちもそうです。
とはいえ、次の総選挙でこれら「国民生活防衛派」の皆さんは揃って復活を果たされるでしょうね。
これはもう確信しています。

なかでも城内実さんは次回で3度目の立候補になりますが、全ての選挙を無所属で戦うことになります。
政党の応援もなく、自力で選挙戦を戦い続ける城内さんの熱き闘志と信念の強さには敬意を覚えざるを得ません。

ところで私(喜八)が城内さんを「ヨイショしている」と見る向きもあるようですが、それは違いますよ!
「城内実さんは万民のために死力を尽くして働いてくれる人」そう信じるがゆえに「勝手」に応援している。
ただそれだけの話です。
「城内さんが当選したら、伝手《つて》をたどってトクをしちゃおう」なんてイヤラシイ下心もありません(笑)。

先の参院選で戸倉多香子さんを応援したのも同様です。
猛烈な実行力・燃える正義感・弱者への同情心を併せ持つ戸倉さんが国会議員となれば、必ずや日本は「いい方向」に向かう。
そう確信したからこそ、ささやかながら「1万円」の政治献金もしたのです(ビンボーな私にとっては大金ですが。笑)。
もちろん「戸倉さんが当選したら、伝手をたどってトクをしちゃおう」なんてイヤラシイ下心もありません!

ここで戸倉多香子さんと城内実さんの「共通点」をひとつだけ挙げましょう。
このお2人は「自分を(実力以上に)大きく見せよう」という気持ちがまったくない。
いわゆる著名人には「自分を大きく見せる」技術に長けていて、それを主武器として世を渡っている人も少なくありません(暴言ネズミ男氏などは典型ですな)。
しかし、戸倉多香子さんと城内実さんはそういった卑しい部分がまったくない、真に気持ちいい人たちです。

いずれにしても「郵政民営化」のような極悪政策はぶっ潰さなければなりません。
「自民党をぶっつぶす」という公約(?)を忠実に守っただけでなく、日本社会をもぶっ潰した小泉元首相の悪しき置き土産である「郵政民営化」。
地方を疲弊させ、切り捨てる。その代わりに「一部の日本人」と「米国金融資本」は大儲けをする、究極の買弁法。
こんなものは、とっととゴミ箱にぶち込んでしまいましょう!

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郵政民営化凍結のための参考書

『主権在米経済』小林興起
主権在米経済
小林興起
光文社ペーパーバックス(2006)。

前衆議院議員小林興起氏が、あますところなく暴《あば》く「郵政営化」の実態。結局、小泉・竹中政権による「郵政民営化」とは実も蓋もない「日本を売り渡します」だった。次に狙われているのは「共済」「国民健康保険」だ!


『奪われる日本』関岡英之
奪われる日本
関岡英之
講談社現代新書(2006)

ノンフィクション作家関岡英之氏による警世の書。「郵政民営化」を始めとする「米国による日本改造」は、ほぼすべてが年次改革要望書によるものである。これほどの重要事実を伝えようとしないマスコミ(新聞テレビ)には、ただただ驚くしかない。


『国富消尽』関岡英之・吉川元忠
国富消尽―対米隷従の果てに
関岡英之・吉川元忠
PHP研究所(2006)

関岡英之氏と故・吉川元忠氏(エコノミスト)の共著。米国が日本を自らにとって都合のいい国にするため内政干渉を重ねてきた事実を指摘し、さまざまな「改革」は、アメリカ政府が自らの「国益」のために日本に要求してきたものだと喝破する。


『小泉政治全面批判』森田実
小泉政治全面批判
森田実
日本評論社(2006)

政治評論家森田実氏が、2005年の小泉・竹中政権による「郵政解散総選挙」が如何にいかがわしく如何に有権者を馬鹿にしたものであったかを如実に描く。


『亡国 民衆狂乱「小泉ええじゃないか」』平野貞夫
亡国 民衆狂乱「小泉ええじゃないか」
平野貞夫
展望社(2005)

国会運営のプロフェッショナルである平野貞夫氏の「郵政解散総選挙」批判は容赦がない。憲法を意図的に蹂躙した「憲法停止クーデター」に等しいというのが批判の要諦だ。まさに国家反逆に等しかったのが、2005年衆議院選挙だったのだ。


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投稿者 kihachin : 2007年10月13日 12:02

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