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2008年02月13日

女を殴る

女を殴る」とは凄いタイトルですが・・・。

最初にお断りしておきますと、私(喜八)は「女性に暴力をふるわない男」です。

それで私がなぜ「女を殴らない男」になったかというと、理由は単純で、私の父親が「けっして妻に手を上げない男」だからです。父が母に対して暴力行使におよんだのは一度も見たことがありません(母が父をぶっている姿は何度か見たことがあります。笑)。

私自身も父から「体罰」を受けたことはほとんどありません。小学生のころに「下級生をいじめたとき」と「火遊び」をしたときに頭をゴツンとやられた程度です。

それでは、そんな父が「非暴力的な男」であるかというと・・・、ぜんぜん違うのですね。父は《とび》の頭《かしら》の長男として生まれ、幼いときから家には威勢のいい「若い者」がゴロゴロしていて、ひとたび喧嘩となると素人とはまったくレベルの違う凄まじい闘争が行なわれる。そんな環境で育ちました。

ありていに言えば父にとって喧嘩はかなりの「得意分野」であったのです(現在はすでに70代の後半に入っていますが、「好々爺」なんて要素はあまりなくて、いたって威勢がよくてワガママな爺さまです)。

私が小中学生のころ、父と一緒に外出するのは常に緊張感がありました。たとえば、電車の中で酔っ払った男が女性にからんでいたりすると・・・、100パーセントの確率で父は酔っ払い男を注意するのです。ときには「実力行使」に及んで不埒者を文字通り「つまみ出す」こともありました。

そのほかにも自動車を運転中「幅寄せ」をされると相手を怒鳴りつけ、ダッシュボードからモンキーレンチを取り出し「談判」に赴く。電車やバスを待つ列に横入りする者がいると、文字通り「首根っこ」をつかんで阻止する(某大学空手部の学生と大立ち回りになったこともありました)。横柄な態度をとる電車の車掌やバスの運転手がいると、怒鳴りつける・・・。

小中学生のころの私が父親と一緒に外出するとき緊張したのも「むべなるかな」と思っていただけるでしょう。

それで父親は「俺のようにしろ」なんてことは、まったく言ったことがありません。しかし、結局、私もおなじような男になりました。一度などは都内のJR駅構内で女性にからんでいた酔漢を注意したところ殴り合いの大喧嘩となり、ともにパトカーに乗せられ警察署まで連れて行かれたこともありました。

こういうケースでは一晩くらい拘留されることも少なくないようですが、幸い(?)相手の男性が片手では数えられないくらいの前科があったためか、私のほうは「日帰り」で解放されました(それでも警察署を出たのは午前2時半くらいになっていましたが)。

話が逸れましたが、私が「女性に暴力をふるわない男」になったのは、明らかに父親の影響です。私は平均的な男性から比べると、相当に粗暴な要素をもっていると思いますが、それでも「女を殴る」ようなことはしないのですね。これは父による「教育効果」と言えるでしょう。父は「女を殴るな」と口で教育したわけではないけれど、「率先垂範」で身をもって教えてくれました。

こうして、父は私にひとつの「美質」を伝えてくれたわけです(笑)。けっして女性に暴力をふるわないという。その他にも、父は「在日外国人」や「同和地区出身者」を差別する傾向がほとんどなく、それは鳶の組の者として育ったことに密接な関係があるのだと思いますが、また別の話になるので今回は割愛します。

暴力一般に関して言いますと、私は「非暴力主義者」「絶対平和主義者」では(ぜんぜん)ありません。自分から他者に暴力行使をしようとは思わないけれど、不可避な場面では他者からの攻撃を暴力的な手段で阻止することも、ときには必要だと思っています。

私は40歳を過ぎてから筋力トレーニングを始めました。いまも自宅やジムで、ダンベルやバーベルを持ち上げたり、ゴムチューブを引っ張ったりすることを(ほそぼそと)続けています。鍛錬の目的ははっきりしています。「『いざ!』というときに戦えるだけの体力・気力を養成するため」です。そのほか「健康管理」とか「モテたい」とかいう理由もありますが(笑)、第一義的には「戦う」ためです。

というわけで、私はかなり暴力的な面がある男、自称「粗暴な平和主義者」なのですが、同時に「けっして女性を殴らない男」でもあるのです。暴力をふるわないというだけでなくて、たとえばフェミニスト女性にボロクソに言われても「仰る通りです」と批判に甘んじる(スルーする)男でもあります(だからと言って、別にどうというわけではありませんが・・・)。

結論。「女性に暴力をふるう男って最低に格好悪い」 これが喜八家の「家訓」なのでありました。まことによい「教え」であったと思います。


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投稿者 kihachin : 2008年02月13日 07:40

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