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2008年04月09日

小泉「何とか風」発言

What's Bush Thinkin' - Graceland Edition」(大きな画面)

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まずは小泉純一郎元首相「何とか風」発言その後を伝える「スポーツ報知」記事を紹介します。


★引用開始★

小泉発言「何とか風」とは何ぞや!?波紋広がる永田町

 小泉純一郎元首相(66)が7日の自民党の会合で「何とか風が吹き出したような気がする」と衆院の早期解散・総選挙もあり得るとの見方を示した発言が一夜明けた8日、永田町で波紋を広げている。「民主党へのけん制だ」「年内に選挙があるとのメッセージでは」などと反応はさまざま。与野党ともにその“解釈”に頭を悩ませている。唐突な「解散風」発言の真意は…。

 「何とか風」発言から一夜明けた8日。衆院本会議場に現れた小泉氏は、森喜朗元首相から「あんまり変なこと言うなよ」とたしなめられた。

 与党では「解散風なんて吹いていない。今、選挙をやったら負けるとみんなが分かっている」(町村派幹部)との認識が大勢。福田康夫首相は定例会見で「常在戦場の心構えは持っていなくてはならない。ただ今(解散)すべきかは別の話だ」と話すにとどまった。

 疑心暗鬼が広がる自民党。政治ジャーナリストの山村明義氏は「今月末の暫定税率復活の衆院再議決の阻止を目指し、若手や中堅による“造反”の動きが目立つ。首相の求心力低下で、足並みがそろわない党内の空気を察知した小泉氏が早期解散をにおわせることで党内の引き締めを図ったのだろう」と推測する。

 元々、小泉氏は来年9月の任期満了時の総選挙を唱えており、最近の福田内閣の支持率低下も重なり、党内には「選挙はまだ先」という雰囲気が漂っていた。そこに唐突な「解散風」発言。鋭い勝負勘で政権を維持し続けた元首相の言葉に公明党からも「言葉が独り歩きして選挙ムードが高まるかも」と懸念する声が上がっている。

 一方で、小泉発言は揮発油税など暫定税率の失効や日銀副総裁の人事などで攻勢を強める民主党向けととらえる見方もある。政治評論家の浅川博忠氏は「政局にならないと思っていろんな仕掛けをしてくる民主党へのけん制でしょう」と話す。

 この日の民主党党代議士会で山岡賢次国対委員長は「小泉氏まで選挙風を吹かせ始めた。本格的に選挙の風が吹いてくる可能性も極めて大きい」と声を張り上げた。小沢一郎代表は衆院解散・総選挙の時期を「サミット前が第1目標」と表明しているが、浅川氏は「民主党は全選挙区の候補者擁立は進んでおらず、早期解散は本意ではないはず。実際にサミット後の秋ごろの選挙を想定しているだろう」と指摘する。

 「解散風」の現実味について「表情に気負いがなく、自身の発言を楽しんでいるようにさえ見える」(浅川氏)と半信半疑。だが、福田内閣発足後初の国政選挙となる27日投開票の衆院山口2区補選の結果次第では「自民党の議員は小泉氏の言葉をそのまま受け止めなきゃいけなくなる」(山村氏)と予断を許さない状況だ。

(2008年4月9日06時01分 スポーツ報知)

★引用終了★


「小泉『何とか風』発言の真意はいかに?」ということですが・・・。

自他ともに認める「奇人元宰相」氏の発言ですから、深読みしても意味はないだろうと思います。
小泉氏は文字通りに「解散風」が吹き始めたのを体感している。そして、正直にそれを言葉にしただけのような気がします。

解散風なんて吹いていない。今、選挙をやったら負けるとみんなが分かっている」と仰っている「町村派幹部」氏にしても「解散風」が吹き始めているのはしっかり感じ取られているのでしょう。
解散風なんて吹いていない」の部分をホンネ語に翻訳すると「解散風なんて吹いていない、ということにしてくれ!」となるはずです。
そして後半の「今、選挙をやったら負けるとみんなが分かっている」はアカラサマな本音でしょう。
政治家生活が長いわりには、真ッ正直な「町村派幹部」氏ではあります(M氏でしょうか? 笑)。

「今、選挙をやったら負ける」。
この認識は非常に正確でしょうね。
しかし、選挙を先延ばしにしたら「さらに酷《ひど》い大敗を喫する」可能性が高いように思いますが、どうでしょうか?
いわば、自民党議員の皆様は「高値掴《づか》み」してしまった株(株式証券)を大量に抱え込んでいるような状態にあると思うのです。

たしかに「今、(保有株を)売ったら損が確定する」。
でも、売らずにこのまま保有し続けていても株価はドンドン下がってしまい、半年後なり1年後なりに売ったら、もっと大損をしてしまう!・・・可能性がある()。
いま売って「損切り」するべきか?
はたまた、このまま「塩漬け」にしておくべきか?
なんとも、悩ましい状態にあるのが、自民党の先生方ではないかと私(喜八)は見ています。

※株価に限らず将来のことなど誰にも分かりませんが

さて今後自民党人気は復活するのか?
これはきわめて難しいのではないでしょうか。
なにしろ「後期高齢者医療制度」あらため「長寿医療制度」なんていう究極の悪法がスタートしちゃいましたからね。
「ゼニのないジジババは勝手に死んでくれ」といわんばかりの「地獄の沙汰もカネ次第」法案。
いくら多数派日本人が心優しく大らかであるとはいえ、「現代版・姥捨て山」法案をつきつけられて、平静でいられるとは思えない。
いや、怒りに身を震わせる「後期高齢者」とその娘・息子・孫は今後も増える一方だと予想されます(減る理由があるでしょうか?)。
なにしろ「命」と「カネ」がかかっていますからね。
妥協の余地などあるわけない。
着実に自民党の支持率は低下していくと見なければならないでしょう。

で、この「後期高齢者医療制度」を無理やりのゴリ押しで推進したのが、小泉・竹中政権です。
自民党をぶっ壊す」という小泉純一郎氏の公約(?)が着々と実現しているわけです(この発言をした時のナルシズム丸出しの小泉氏が思い起こされますね)。
その小泉氏が他人ごとのように「何とか風が吹き出したような気がする」なんてのたまっている。
自民党の皆様にとっては何とも苦々しい小泉「何とか風」発言であろう、と想像できます。
「ふざけるな! コイズミ!」の声がでないのが不思議です(陰では盛大に囁かれているようですが)。

ところで・・・。

鋭い勝負勘で政権を維持し続けた元首相

なんて表現が上の新聞記事中にありますね。
「???」と私は思います。
たしかに小泉氏に「鋭い勝負勘」はあったのかもしれない。
けれども、それが「政権を維持し続けた」主原因であったかというと、「なんか違う」と思わざるを得ないのです。
実際には米国ブッシュ政権に徹底恭順し続けたことが、長期政権の最大の原因ではなかったか?
こう疑うのは私の性格が悪いせいでしょうか?(たしかに性格は悪いですけど。笑)
小泉氏は文字通りブッシュ大統領に「土下座」までしています。
「土下座」は比喩表現ではありません!
以下の報道記事をご覧ください。

小泉首相、米にひれ伏す? 仏写真家のサミット逸話

この報道に関して、以前(2007-10-20)私は「最近では『ブッシュ様に土下座事件』なんてものが発覚しましたが、これも確実に『お咎めなし』でしょうね(予想も簡単です。笑)」と書きました(「小泉劇場 最終幕」)。
悲しいかな、予想はバッチリ当たってしまったようです。
しかし、総理大臣が他国の元首に「土下座」をしたなんて話は聞いたことありません。
このような「国辱」行為がなぜ不問に処されるのか?
皇室は最後の抵抗勢力」という暴言を吐いても許され、外国元首に土下座しても一切問題にされず、「何とか風」みたいなノーテンキな発言をしても咎められない小泉元首相。
なんとも不可思議な存在ではありますね。

ふたたび、報知新聞記事に戻ります。
政治評論家・浅川博忠氏は「表情に気負いがなく、自身の発言を楽しんでいるようにさえ見える」と仰っています。
たしかに、その通りなのでしょう。
小泉氏は「楽しんでいる」可能性が高い。
「ふたたびオレの出番だ!」と喜んでいるのか、高みの見物を決め込んでいるのかは分かりませんが、「楽しんでいる」ように見えます。
これに関しては天木直人さん(元外交官・作家)の次の発言が正鵠を射ているように思えます(「小泉元首相の再登場を歓迎する」)。

彼の言動を注意して見るがいい。政局がらみの与太話ばかりだ。満面の笑みを浮かべて「そろそろ風が吹いてきた」などと話す姿を見るにつけて、この男は苦しむ国民の事などまるで念頭にないことがわかる。あくまでも自分の事ばかりだ。この事に国民は気づかなければならない。

まったく天木さんの言われる通りです。
あくまでも自分の事ばかりだ」というのが最も的確に小泉純一郎氏の人格を言い表していそうです。
国民のことも自民党のことも念頭にない、ウルトラ自己愛パーソナリティー。
まず確実に「小泉チルドレン(83会)」のこともマトモには考えていないでしょうね。
2005年の「郵政解散総選挙」で間違って代議士となってしまった「小泉チルドレン」の皆様!(全員がそうだとは言いませんが)
あなた達の多くは次期総選挙で「順当に」落選されるでしょう!(全員がそうなるとは言いませんが)
この期に及んで小泉氏を頼りにしているような方は世の中の動きがまったく読めていない、と言わざるを得ませんね。
生き残りたかったら、小泉など頼らない!
これがサバイバルの秘訣だと思うのですが、どうでしょうか?

ところで、最後にオマケ的に・・・。
このごろの新聞・雑誌に掲載される小泉純一郎氏の写真は「???」と感じさせるものが多くなってきたように感じています。
一言でいえば「編集者の小泉氏に対する悪感情」が反映されている写真が多いように思うのです。
ちょっと前まで、小泉氏の写真といえば「りりしく」「颯爽と」写っているものばかりでした。
しかし、いまはそうではない(見本)。
マスメディアも水面下で「小泉離れ」を始めている。
このように私(喜八)は感じているのですが、はたして錯覚でしょうか?


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投稿者 kihachin : 2008年04月09日 20:05

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