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2008年10月21日

絶対クリーン主義

ニャンコ真理教
(猫画像は「EyesPic」さんよりお借りしました)

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絶対クリーン主義者」。
なんていうのも、まあ、レッテル貼りではありますけれど(笑)。

このごろ「絶対クリーン主義者」さんたちの言動がミョーに気になる私(喜八)であります。
「自分は『絶対に正しく』『清潔』な『善人』である」と固く信じて疑わない人たちの群れ。
正義感はモーレツに強いのだけれど、その「正義」の幅がとってもとっても狭い。
そして自らの「正義基準」に合わない他者を見つけるやいなや、猛然と襲い掛かり、ケチョンケチョンにやっつける。
「自分には攻撃する正当な権利があるのだ!」と信じて疑わない人々が「悪しき者」に猛然と襲い掛かる!
こういう方、「好戦的絶対クリーン主義者」ともいうべき人って、右とか左とか関係なく、結構いますね。

もしかしたら、増えている?
おぉ、こわ~(ブルブル)。

それで「絶対クリーン主義」が嵩《こう》じると「絶対クリーン症候群」に至ります。
万物は「絶対クリーン」でなければいかん!という固き信念(強迫観念)。
我こそは「絶対クリーン」なり、と心底信じてしまう(病理現象)。
クリーンこそが至上の価値。
クリーンであれば全ての問題は解決される。
クリーンならぬ者どもを矯正せよ! さもなくば排除・抹殺せよ!
これすなわち「クリーン真理教」。
なんて、またまたレッテル貼りですけどね(笑)。

でもまあ、マジメに考えると、本当に「絶対クリーン」な人間なんているはずないです。
いうまでもなく、人間だれしも完璧とはほど遠い存在です(完璧ならば神サマです)。
人は「必ず」間違えるし、「必ず」罪を犯す。
未来を完全に予想するなどできないから、「良かれ」と思ってしたことが、最悪の結果を招くことも少なくない。
かのように人間はきわめて不完全な存在なのであります。
キリスト教の「原罪」という考え方は、「クリーン病」にかからないためにも必要なのかも?
なんて、しばしば思うのです(ただし、私はキリスト教徒ではありません)。

少なからぬ現代日本人が陥っている異常なほどの非寛容ぶりを見ていると、「絶対クリーン症候群」が蔓延《まんえん》しているのかなあ?とも思います。

たとえば、2007年05月28日に自殺した松岡利勝農水大臣(当時)の例。
松岡氏に対する世間様の異様な冷たさには思わず身震いしました。
自死した後も「当然」とか「自業自得」とか言われなければならないほどのことを松岡氏はしたのでしょうか?
代議士が年間500万円くらいの使途不明金を計上していたからって、鬼の首を取ったように騒ぐのはどうかなあ?
と、当時から私は思っていました。
なんて言うと、今度は私が「好戦的絶対クリーン主義者」の皆様にケチョンケチョンにやられるかもしれませんけど(こわ~!)。
でも、松岡利勝って人は、皆で寄ってたかって自殺に追い込まなくちゃいけないほどの、「悪人」だったのでしょうか?
はなはだ疑問だと思うのですね。
本当の「悪人」とは「アメリカ様」に奉仕するためは何でもする小泉や竹中のような奴らでは・・・?

「絶対クリーン主義」って、なんだかファシズムと相性がよさそうですね。

人は「必ず」間違えるし、「必ず」罪を犯す。
我々はすべからく悪人である(もちろん、喜八は悪人である)。
ただし、悪人であると同時に「善」への志向も持つ。
この基本を外したくないと思います。

やっぱり、ちょっとは「ワル」の部分のある人のほうが信用できるのではないでしょうか。
自分の中に厳然と在る「悪」の要素を自覚しつつも、過酷な現実の中で「善」を実行しているような人がいい。
冷徹な戦士でありながら、優しさや誠実さも持ち合わせている人がいい。
そういうわけで、佐藤優さんと雨宮処凛さんが私は好きなのです。

ただし、くどいようですが、「ワル」だけじゃダメなんですね。
「善」と「悪」の双方を併せ持つ。
自分の中の「悪」を冷徹に見つめながら、その悪を飼いならしつつ、断固として「善」を実行する。
そんな人がいいわけです。
佐藤優さん・雨宮処凛さんは、その点、素晴らしくバランスがとれた方だとお見受けします。
ついでに書いておくと、佐藤・雨宮さんに関しては、その周囲に怪しくただよう圧倒的な「死」のイメージ、そして「死」を超えて「生」を希求する精神の在り方、この点において強烈に私は惹かれます。

城内実さんの場合はちょっと違うかもしれません。
城内実さんは、世間の多くの人が思っているよりは、「ワル」の要素がある人ですが、やはり、佐藤・雨宮さんに比べれば「善」の部分が大きいし、「善」が表にでている。
また「死」のイメージも、それほどは強くはない。
しかし、城内さんは政治家だから、それでいいのですね。
万民幸福」を理想に掲げる政治家である城内実さんには正攻法で真正面からの政治を行なっていただきたいと思います。
まあ、個人的な「好み」を言えば、もう少し「ワル」の部分を増強したほうがいいかも?なんて僭越《せんえつ》なことを思ったりもしますが、これは私のほうが偏っているのでしょう。

なんてエラソーに言ってますが・・・(汗)。

私(喜八)にも「絶対クリーン主義」的傾向は結構あるでしょうね。
単純に「オレ(たち)は正しい」「奴(ら)は間違っている」「買弁政治家・買弁官僚・ニセ右(左)翼・マスゴミ・カルト工作員は叩きつぶせ!」なんて息巻くこともしばしばですから(ブログではあまり書きませんが)。
しかし、自分のそういった傾向を克服して、「悪人でありながら善をなす者」の1人になりたいとも、真剣に思っております。
具体的な方策としては、自分自身に対して「ホンモノ」とか「真の」とかいう言葉を使うのは、止めようと自戒しています。
自分で「真」とか名乗る人たちって、結構(かなり)アブナイですからね。
たとえば「オウム真理教」とか・・・。


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投稿者 kihachin : 2008年10月21日 08:00

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