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2008年10月09日

片山さつき先生ヤバイですよ

小泉純一郎元首相と片山さつき議員


片山さつき先生(衆議院議員・自民党)に関するとても興味深い記事が「週刊新潮」2008年10月16日号(10月08日発売)に掲載されています。
同誌25ページより一部引用させていただきますね。


★引用開始★

 前回の郵政選挙で "大量発生" した小泉チルドレン。彼らの生き残りを賭けた悪戦苦闘は、方々で迷惑や混乱のタネを蒔いている。
 まずは静岡7区。ここでは刺客・片山さつき氏が郵政造反組・城内実氏を撃破。次も2人の遺恨試合が演じられるが、
「各党の世論調査では、片山の数字がよくありません。浜松市に本社を置くスズキや、豊田自動織機発祥の地・湖西市と縁の深いトヨタは前回、彼女を支援してくれたのですが、両社とも次回は片山支持の立場をとらないことが大きい」
 とは、地元政界通。
「何しろ片山は当選後、トヨタ名誉会長である、あの豊田章一郎さんに後援会長就任を願い出た。もちろん断られましたが、あまりに分をわきまえない所業です。スズキの鈴木修会長も片山の傲慢さに嫌気がさしているといわれている。利あらずと焦った片山は過日、地元の祭りで酒を飲んで悪酔いし、パンツ丸出しで山車に跨ったと噂になりました」
 当の片山氏は反論する。
「もし私がそんなことしていたら、とっくに映像が世間に出回っているはずなのに、そうじゃない。つまり事実じゃないんです。トヨタさんにもスズキさんにもご支援いただいてますよ。3月の国政報告会に小泉元首相が見えた時には、鈴木会長もいらしてご挨拶してくださいましたし」
 自分を始終、カメラは追っているはず。挨拶してくれた人はみな支援者だ──。ずいぶん楽観的なこと。

★引用終了★


さらには「週刊アサヒ芸能」10月16日号(10月07日発売 )には、片山さつき先生に関するカゲキ!な記事があります。
ただし、ここでは当該記事の内容について触れるのは控えておきます。
ご興味のある方は「週刊アサヒ芸能」10月16日号32ページを覗いてみてください。

ところで・・・。
言わずもがなとは思いますが、私(喜八=中村順)は「週刊新潮」(新潮社)とも「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)とも、何の関係もございません。
なぜ、こんな当たり前のことを敢えて書くかといえば、以前、片山さつき先生に以下のようなブログエントリを立てられたことがあるからです。

ゲンダイと喜八ログはリンクが早いですね
(「さつきブログ」2008年05月10日)

片山先生、誤解されていますよ!(汗)
私(喜八)は一介の市井人、というよりは単なる小物・チンピラの類《たぐい》ですから、「日刊ゲンダイ」(講談社)の報道をどうこうすることなどできません。
もちろん「週刊新潮」・「週刊アサヒ芸能」に「反・片山さつき」報道をさせることなど不可能であります。
そもそも講談社・新潮社・徳間書店の3社すべてに影響力を行使できる人物など、いまの日本にはまずいないでしょう(いたとしたら、凄い大物ですね)。

それにしても・・・。
おごれるものひさしからず、ただはるのよのゆめのごとし」とは『平家物語』の冒頭近くに登場する名文句でありますが、いまの片山さつき先生に送りたい言葉であります。

2005年の郵政民営化総選挙において、片山先生は「小泉大フィーバー」の大波に乗り、前職の城内実候補(無所属)を、わずか「748票」差で破られました。
選挙戦終盤、土下座をして有権者に訴えた城内氏の姿を見て、片山先生は「ああなったら、終わりですよね」と仰ったとか。
さらにテレビ出演された際、「城内実相手なら勝てると思ったから、静岡7区を選んだ」という発言をされたそうですね。

失礼ながら「あ~、こりゃ、ダメだ」と思ってしまいます。
自分が勝利を収めた後は、たとえ内心ではどうお考えであったとしても、「対立候補の方は能力のある立派な方ですから、今後のご活躍を期待しています(できれば別の選挙区で)」くらいのことは言っておいたほうが宜しいのではないでしょうか。
そのほうが対抗勢力の士気を効果的にくじくことができますからね。

おごれるものひさしからず、ただはるのよのゆめのごとし」。

片山さつき先生は「小泉・竹中カイカク勢力」という、明らかに「間違った」側に与力することを選ばれました。
頭のいい(皮肉ではありません)片山先生にしては、痛恨の判断ミスでしたね。

今まさに我々の目の前で米国式「金融カジノ資本主義」が、大崩壊しつつあります。
ケインズ古典派経済学思想に基づく「市場万能主義・ウルトラ放任主義」の時代が終焉を迎えています。
無理に無理を重ね、非道に強欲に「私益」を追求した金融バクチ打ちたち。
こんな者たちの尻拭いを、国民の血税を投入して、行なおうというのです。
それは言ってみればグロテスクで矛盾に満ちた「超」社会主義的な政策です。
資本主義国家アメリカが社会主義政策を堂々と(?)実行しようとしている。
そして、それにもかかわらず、世界は大恐慌突入の危機にあるのです。

「小泉・竹中カイカク」とは、米国式「金融カジノ資本主義・市場万能主義・ウルトラ放任主義」への徹底的な追従でした。
こんなものに永続性があるわけがなかったのです。
日本の経済学者・エコノミストとしては例外的に能力が高く国際的な評価も高かった故・森嶋通夫氏(1923-2004)は「資本主義社会では、福祉厚生活動を振興し、手厚い救貧対策を講じなければならない」「良質の福祉、厚生、文化、教育部門の構築に成功しない限り、資本主義は永続することができず、暴動がおこるであろう」と端的に指摘されていました(『思想としての近代経済学』岩波新書、1994、9頁)。

「市場にすべてをまかせ、国家が何もしなければ、万事はOKなのだ!」。
このような反ケインズ&古典派経済学者たちのドグマ(教義)が間違っていたことは、いま現在の米国金融市場の混乱を見れば、残酷なまでに明らかです()。

※なお、ここで私はケインズ経済学が絶対的に正しくて、古典派経済学が絶対的に間違っている、などと主張したいわけではありません。平たくいえば「どちらも必要」と考えています

貪欲で冷酷な一部の者たちが好き放題やって、市場をとことん食い荒らしてしまう。
そして市場システムが崩壊寸前になったら「公的資金(税金)を投入して当然!」と開き直る。
金の亡者どもがボロ儲けをするときは「資本主義」。
ボロ儲けの構図が破綻して、その尻拭いをしなければならなくなったら「社会主義」。
こんな馬鹿な話はありませんね。
いまのアメリカ合州国は、かつてのソ連以上(以下)の、「社会主義国家」ではないでしょうか。

と、思わず熱が入って、話が横道に逸れましたが・・・。

片山さつき先生は「小泉・竹中カイカク」勢力という、米国式「金融カジノ資本主義・市場万能主義・ウルトラ放任主義」の下請け(孫請け)連中のお先棒をかついでしまいました。
はたして、この大失点が今後挽回できるものかどうか?
きわめて難しいといわねばならないでしょうね。
なにしろ日本だけでなく世界中に大損害を被った人たちがひしめいているわけですから。
カネの恨みは恐ろしい(ときには命にかかわる・・・)。

とはいえ、いまからでも遅くはないかもしれません(?)。
スジ悪の「小泉・竹中カイカク」勢力とはきっぱり縁を切って、今後はケインズ路線もしくは「反貧困」路線に舵を切りなおされるとよろしいかと思います。
森嶋通夫先生が指摘されたように「福祉厚生活動を振興」し「手厚い救貧対策」と「良質の福祉、厚生、文化、教育部門の構築」する政治家を目指すのです。
私は片山先生ほど頭はよくはありませんが(謙遜でも皮肉でもなく冷徹な事実です)、わりとカンはいいほうです。
片山さつき先生が政治家としてサバイバルするには、「反貧困」路線への「転進」がもっとも効果的だと愚考します。
なお、その際は生まれ故郷の埼玉県か、青春時代を送られた東京都から出馬されることを強くお勧めします。
静岡県には片山さつき先生の「未来」はありません。


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投稿者 kihachin : 2008年10月09日 12:00

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