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2008年11月09日

ムネオ魂(2)

鈴木宗男・予算委員会 10月8日 1/2

鈴木宗男・予算委員会 10月8日 2/2


多くの方にとって「かなり意外!」に感じられるのではないかと思いますが・・・
鈴木宗男さん(新党大地代表)には次のような「顔」があります。

これは月刊誌『創《つくる》』2007年12月号に掲載された安田好弘(弁護士)・鈴木宗男(衆議院議員)・佐藤優(作家)鼎談記事「日本の刑事司法は死刑制度に耐えられるか」の中で、安田弁護士によって明らかにされた事実です。
正直にいって私(喜八)にとっても「かなり意外!」でした(笑)。

雑誌『創《つくる》』の別の号では、佐藤優さんが死刑に関することで保坂展人衆議院議員(社民党)と情報交換をしたことを書いていたと記憶しています。
これまた「意外な」共闘関係ですね。

その保坂展人議員は「死刑廃止議員連盟」の事務局長を務められています。
そして「死刑廃止議員連盟」会長が亀井静香衆議院議員・国民新党代表代行ですね。
警察のキャリア官僚であった亀井静香さんが「断固として死刑反対!」なのですから、ある意味で破天荒といえるかもしれません。
とはいえ、そこに私は亀井静香さんの深い知性と誠実さを感じます。
人によっては「亀井静香は人気取りのために死刑に反対している」なんてことを言う方もいるようですが、これは違うでしょう。
日本では「死刑大賛成!」と言っておくほうが「人気取り」につながるのは明らかですから。

ここで私(喜八)自身の立場を明らかにしておきますと、私は明確な「死刑反対派」です。
自分では「乾いた死刑廃止論者」だと称しています。
以下は経済評論家・山崎元《やまざき・はじめ》さんのブログ・エントリ『「死刑廃止論」に訪れた幻のチャンス』に書いた自分(喜八)のコメントです。

★引用開始★

乾いた死刑廃止論 (喜八)
2008-04-27 22:07:34
死刑制度を存続させることは、結局のところ司法組織の決定的な「腐敗」を招くと思います。
そして司法組織が腐敗すれば、国家そのものの正当性が失われるでしょう。
世界の各国が次々と死刑を廃止しているのは、甘っちょろい感傷によるわけではなくて、きわめて冷徹なリアリズムに拠っているのだろうと思います。
死刑制度は国家を崩壊させる、というリアリズムに。
というわけで、私は「乾いた」死刑廃止論者です・・・。

★引用終了★

医者だって明らかなミスを犯して患者を死亡させれば責任を問われる時代です。
しかし、間違い・怠慢の結果、人を死刑にしてしまった司法関係者が罰せられたという話は聞いたことがありません。
無実の人間を殺したとしても罰せられることがない。
そういった「特権階級」の存在を認めてしまうなら、現代の国家は内部から崩壊するだろう。
それは避けておこうぜ、という「乾いた死刑廃止論」です。

ところで、亀井静香さんと鈴木宗男さんには深い縁があります。
亀井静香さんが警察官僚を辞し、衆議院選挙に挑んだとき、故・中川一郎衆議院議員の秘書であった鈴木宗男さんがフル回転の働きをして、亀井静香さんはめでたく初当選を果たしたという「歴史」があるのです。
亀井静香氏は大変に義理人情を重んずる人のようですから、かつてのムネオ氏の厚情を忘れてはいないでしょう。
先日、鈴木宗男さんの新党大地民主党が全面的選挙協力体制をとることが報道されましたが(「新党大地、北海道で民主と選挙協力合意 次期衆院選」)、ムネオさんは民主党だけでなくて国民新党とも太いパイプがあるわけです。

その国民新党代表の綿貫民輔さん・新党大地代表のムネオさん・新党立ち上げをめざす平沼赳夫さん(無所属)らは「野人の会」という勉強会を行なわれています。
じつは平沼赳夫議員は故・中川一郎氏の秘書をしていた時期があるのです。
そのとき年下のムネオ氏にみっちり鍛えられたそうです。
というわけで、平沼赳夫さんと鈴木宗男さんのあいだにも太いパイプがあります。

平沼赳夫さんと近い関係にあるのが城内実さん(前衆議院議員)です。
城内さんは佐藤優氏の『国家の罠』を国民必読の書だと評価していますね。
城内実さんと佐藤優さんのあいだにパイプがあるのは(公開情報によっても)明らかです。
ちなみに、元労働大臣で現在は服役されている村上正邦さんのことを、城内実さんは「村上先生は『真の国士』だ」と慕っています。
佐藤優さんも村上正邦さんのことを慕っていて、村上さんが主宰する勉強会「一滴の会」の講師を務められています。
村上さんが服役中の現在も勉強会は継続されています。
そして村上正邦さんと鈴木宗男さんはともに拓殖大学のOBです。
さらには城内実さんと佐藤優さんは拓殖大学客員教授です。
ここに「拓殖大学人脈」が形成されているのは間違いないところでしょうね(あくまで推測ですが)。

こうやってみると、鈴木宗男という人は「国民生活防衛派」「真の愛国派」国会議員のハブ(軸)のような位置にいる、と言えそうです。
さらには「反貧困・労働/生存」運動の精神的支柱ともいうべき雨宮処凛さんとも共闘関係を築きつつある。
なんとも恐るべき頼もしい存在ではありませんか!

ただし、意外なことに(?)、鈴木宗男さんという人はシャイなところがあって自己宣伝を避ける傾向があります。
上で紹介したように、多くの実力者・キーパーソンと浅からぬ縁があるのに、自分からそれを売り込んだり宣伝したりすることがないのです。
だから過小評価されてしまう部分はあるかもしれません。
これはモッタイナイですね。
鈴木宗男さんが初選挙に挑んだ時のキャッチフレーズは「すぐ使える男」だったそうですが、いまでもムネオ氏は「すぐ使えるうえに、ものすごい威力を発揮する男」です。
いまこそ、ムネオ議員をもっともっと「使う」べきときではないでしょうか。

二世・三世・四世・五世の世襲議員ばかりが目立つ今の日本。
「はたして、これで大丈夫なのか?」と危惧されている方も、きっと少なくないでしょう。
大丈夫なわけはありませんね(笑)。
プライドばかりは高いけれど、ぜんぜん「使えない」ボンボン議員たちに国の舵取りをまかせておくのは集団自殺行為にほかなりません。
こういう危機の時代こそ「叩き上げオヤジ」「すぐ使える男」「土と汗の政治家」ムネオ氏の出番だ! と私(喜八)は強く思うのであります。


オマケ動画

意外なところで鈴木宗男議員・新党大地代表の祝電が読み上げられています。自民党からの祝電にはいたって冷淡な対応を見せる「お姉さま」たちが、ムネオ氏のメッセージに心を打たれている様子がはっきり分かります。

第12回レインボーマーチ札幌2008★プライド集会06●自由民主党・鈴木宗男衆院議員(新党大地)・福島みずほ社民党党首の祝電


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投稿者 kihachin : 2008年11月09日 08:00

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