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2008年12月27日

90代半ばの祖母との対話(おしゃべり)

視点・論点 派遣切り (湯浅誠)

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先日、祖母の家で夕食をともにしていたとき、テレビで湯浅誠さん(NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長)が熱弁しているのを観ました。

ここで、いきなり話は「湯浅さん」から逸れますが、祖母は現在90代半ばです。
年齢なりに実態も高齢化してはおりますが、いまだに飄々《ひょうひょう》と1人住まいをしています。
日常の用事は全て自分でこなし、ときには路線バスに乗って美容室に行ったりもします(もちろん、1人で)。
てんや」の天丼や「すき家」の牛丼が好物で、ときどき「お金は払うから、買ってきてくれ」とお使いを頼まれます。
(ただし、「並盛り」は食べきれないと言って、1/3くらいを私にくれたりします)
頭脳はいたって明晰です。
この祖母を見ていると、「自分(喜八)が90代になっても、まだまだアタマは使えるかもしれない。いや、きっと使えるに違いない」と思えてきます。
そういう意味で、祖母は私の「希望の星」でもあります。

さて、話は湯浅誠さんに戻ります。
当然のように、祖母は湯浅誠さんのことを知りませんでした。
湯浅さんは服装や身なりにあまり構わない人で、一見すると「大人物」には見えません。
(おそらく、テレビ出演時に湯浅さんが着ていた服の大部分は古着だったと思います)
けれども、湯浅誠さんの言葉には非常な「力」があります。
政治にはあまり(ほとんど)詳しくない祖母にも、湯浅誠さんが「只者ではない」ことは明らかであったようです。
それで「この人(湯浅さん)はどういう人?」と私に訊きました。
私は「湯浅誠さんは実にエライ人ですよ。東京大学の大学院で政治思想を研究していたのだけれど、ホームレス・貧困者問題に全力で取り組み、経済的に恵まれない子供たちの勉強をみたりしているうちに、大学院を退学してしまったのです。つい最近までの約10年間を1ヵ月7~8万円くらいで暮らしていたそうです。湯浅さんはアタマが猛烈に切れる上、胆力・実行力は人並み10倍。いま日本には生活困窮者が溢れ、さらに増大しつつあります。日本は大変な曲がり角にあります。そういった危機の時代にあって、湯浅誠さんは日本の希望の星といえる存在なのです!」と思わず熱弁を振るってしまいました。
祖母は「ふうん、偉い人なんだねえ。見かけはモヤシみたいだけど」と感心しているようでした。

まあ、「見かけはモヤシみたいだけど」の部分は余計な一言だとは思いますが、なにぶん「90代半ば」の老女のいうことですから、ご海容願います。
祖母は頭脳明晰なのですが、やはり女性だけあって、「見かけのいい」男性には点が甘くなる傾向があります。
しかも、某知事のような「上げ底男」にヨワイようです。
こういうところは「女だなあ」と思います(笑)。
そこで、私が某知事の実態をさんざん暴きたてた結果、祖母も強硬なアンチ都知事派となりました(メデタシメデタシ)。
なお、ここで私は「女性は男性に劣っている」などと主張したいわけではありません!
多数派男性が「見かけのいい」「上げ底女」にヨワイのも厳然たる事実であり、それは私自身もおそらく例外ではなく、「女と男、どっちもどっち」だと、淡々と思っています。

というわけで、祖母は「湯浅誠=凄い人(見かけによらず)」という認識を得たようです。
このごろはニュース番組の中で湯浅誠さんがチラッと映ることも増えてきましたが、ちゃんと「あっ! あの偉い人がでている」と気づいたりします。
(しばらくは名前を忘れていることが多かったのですけれど、この頃では顔と名前が一致しています)
それは私(喜八)が、その後何度か繰り返して「湯浅誠さんは頭がいい。勇気がある。根性がある。心が優しい。湯浅さんは未来の日本を築く上での論理的支柱だ!」と、祖母への刷り込みを熱心に行なった成果です。

ちなみに、祖母の家にいるとき(たいていテレビは点けっぱなし)、私が最も賞賛する人は皇太子です。
当然のことのように、祖母は大の皇室ファンです。
私が皇室に強い好意を抱いているのも、幼児期に祖母から刷り込まれたためでしょう。
なにしろ、小学校に上がる前の私は「おばあちゃん大好き」で、1人で祖父母の家に1週間も2週間も泊まって平気だったそうですから。
両親と弟と一緒に祖父母の家に泊まりに行く。
両親プラス弟は1~2泊程度で帰っていく。
しかし、私は「絶対に帰らない!」と駄々を捏《こ》ねる。
そこで、両親は「家族が帰ってしまって1人だけになったら、きっと泣きべそをかいて『帰りたい』と言い出すだろう」と考えて、帰宅してしまう。
しかし、私はぜんぜんホームシックにもならず、放っておくと何時までも祖父母の家にいる。
といった具合だったそうです。
で、祖父母は(当然のように)尊王精神が篤《あつ》く、皇室関係のテレビ番組は欠かさず観ていましたから、祖父母の尊王精神は孫の私にも引き継がれたのです。

祖母を相手とした私の皇太子礼賛の言葉は、たとえば次のようなものです。
皇太子さんの英語は素晴らしい! 英語を母語として育った人たち、特に教養のある人が皇太子の英語スピーチを聴いたら、『日本のプリンスは、なんと教養深い立派な人なんだろう!』と感嘆すること間違いありません。特に皇太子が『学会』で行なう英語スピーチは素晴らしいから、NHKも民法も、もっと積極的に放送すべきです
また、次のような熱弁もたびたび振るいます。
皇太子さんは、いまの日本では、もっとも過小評価されている人の1人でしょうね。皇太子がとても教養深い人なのは間違いありません。さらに皇太子は登山とテニスを愛するスポーツマンでもあります。家族を大切にする、日本国民の幸せと国家の安寧を心から願っている、実に魅力的な人です。皇太子をみんなで応援して、いい国・日本を築きあげよう! もし皇太子一家に危害を加えようという者が現れたら、私は文字通りに挙兵して、東宮家をお守りします!
なんて、90代半ばの祖母相手に気炎を上げていてもしかたありませんが・・・。

皇太子の次に私が祖母相手に賞賛するのは城内実さんです。
2005年の郵政民営化国会で、城内実さんは当時総裁派閥の森派所属議員としてはただ1人青票=反対票を投じました。いまは既に常識となっていますが、郵政民営化とは『日本人が汗水たらして貯めた簡易保険資金約100兆円を米国金融資本に進上してしまいましょう』といった究極の悪法です。もちろん、こんなものが我々庶民のタメになるはずがありません! このとき、城内実さんは最後の最後まで反対を貫きました。そのため当時の自民党執行部から激しく憎まれ、『女刺客・片山さつき』を送られ、約700票という僅差で、いったんは敗れました。しかし、城内さんは並みの男ではなかった! 一瞬たりとも諦めることなく、孤独な戦いを続けてきた。そんな城内さんの姿に心を打たれた支援者が続々と集まっています。近い将来、城内さんが国政復帰するのは間違いないでしょう。それだけではなく、城内実さんは日本を代表する政治家になりますよ。海外の一流の政治家と交渉し『日本には凄いヤツがいる』と驚嘆されるような政治家になります!
なんて断言しています。
その結果、祖母もすっかり「城内実ファン」となってしまいました。

近い将来、「日本国の象徴・日本国民統合の象徴」となられた方と城内実議員が面会し言葉を交わされる日が来る。
そうしたら、私は城内さんから「聞いてもいい」ことを聞き、祖母に教えてあげたい。
なんてことを夢想します・・・。

ところで、亡くなった祖父(祖母のつれあい)は、明治生まれの男としては背が高くてガッチリしていました。
おそらく「背が高くガッチリした男性的な男性」が祖母の「好み」なのでしょうね。
だから、一見「優男《やさおとこ》」風の、皇太子・湯浅誠・城内実さんたちのことは「いまひとつ、頼りなさそう」と思ってしまうのではないかと推察しています。
しかし、本当に強い人、圧倒的に不利な状況でも絶対に希望を失わず、粘り強く戦いを続け、まわりの人たちに勇気を与えてくれるような人物(皇太子・湯浅誠・城内実さんたちのような)は、「人に優しく、他者威圧をしない、ちょっと見には頼りなさそう」な雰囲気であることが少なくない、ような気がします。
逆に、いかにも豪傑風な振る舞いを「これ見よがし」にしている男性は、実際はたいしたことがない「上げ底男」である場合が少なくないように思える。
世の男女が、「上げ底女」や「上げ底男」に騙されないようになったら、世の中もずっと良くなるだろう。
とは思いますが、まあ、コレはきっと難しいことなのでしょうねえ。
実際、私自身も「絶対に騙されない!」という自信は、ぜんぜんありません(汗)。


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投稿者 kihachin : 2008年12月27日 20:00

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