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2009年01月13日

雨宮処凛さんサイン会(立川)

死ぬか殺すかまで若者を追いつめる労働現場

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雨宮処凛さんのサイン会が、2009年01月18日、東京立川で行なわれます。
サイン会情報を雨宮処凛さんの「すごい生き方ブログ」から転載させていただきます。

サイン会のお知らせ
(「すごい生き方ブログ」2009-01-12)


★引用開始★

2009,01,12, Monday

サイン会のお知らせ

雨宮処凛『怒りのソウル』刊行記念イベント
日本以上の格差社会が広がる韓国社会。数々の現場を直撃した雨宮処凛渾身のレポート。刊行を記念して下記のイベントを実施します。

トーク&サイン会
1月18日(日) 14時~15時半
山口素明さん(フリーター全般労組)とのトーク&サイン会
会場 オリオン書房ノルテ店
東京都立川市曙町2一42一1 パークアベニュー3階 立川駅北口徒歩3分
※オリオン書房ノルテ店にて本書を購入され先着50名様の予約を受け付けます
問い合わせ先・オリオン書房ノルテ店
電話 042・522・1231

★引用終了★


雨宮処凛さんのご活躍を(遠くから)拝見していますと、「う~ん、凄い!」「とても自分(喜八)にはマネができない」と感嘆させられます。
湯浅誠さん(NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長)が指摘されたように、まさに雨宮処凛さんは「労働/生存運動」の精神的支柱に違いありません。
そして湯浅誠さんは「労働/生存運動」の理論的支柱ですね。

でも、雨宮処凛さんを(遠くから)拝見していますと、「疲れが溜まってきているだろうな」「体調を崩さないといいけれど」と心配になります。
とは、いかにもオセッカイのようではありますが・・・(汗)。
雨宮さんにはアトピー性皮膚炎という持病もありますから、ついつい心配してしまうのです。
雨宮処凛さん、どうぞご自愛ください!
あなたは文字通り日本の希望の星でありますから(陳腐な表現ですみません。でも本気の本気でそう思います)。

湯浅誠さんも相当に疲れが溜まっていそうです。
昨晩(01-12)、たまたま観たNHKテレビのニュースに湯浅さんの姿が映し出されていました。
いかにも「疲れたぞ~」という印象でした。
それはそうですね。
年越し派遣村」のような事業を手がけたら、無数の困難に出遭うのは誰にだって分かります。
頭脳明晰で経験豊富な湯浅誠さんにそれが予想できないわけはありません。
うんざりするほどの艱難辛苦が降りかかるのは目に見えている。
しかし、それでも行く、派遣村事業を敢行する。
そういった「義の人」「真の大勇の持ち主」が湯浅誠さんです。
湯浅さんの生き方には心の底からの敬意を覚えます(※)

(※以上は雨宮処凛さんにも、そっくりそのまま当て嵌まりますね)

ところで「年越し派遣村・その後」に関して気づいたことがあります。
いま現在「年越し派遣村」を批判している、学者・知識人・タレントなどの内、少なからぬ人たちは、ほんの少し前まで熱烈な「小泉応援団」であったことです。
「小泉・竹中政権」の悪政・失政により困窮する「国民」が多数生み出されてしまいました。
城内実さん(前衆議院議員・高校大学教員)が明確に指摘されているように「派遣村の原因は構造カイカク路線」です。
「構造カイカク路線」の「規制緩和」により、労働者派遣法が「改悪」されて、製造業の現場でも派遣労働が認められることになった。
そのため、いま安易な「派遣切り」が横行し、職業と住むところを同時に失った人たちが大量に路上に投げ出されている。
これこそが「小泉・竹中カイカク」の「成果」なのです。
この「カイカク」の帰結を、東京日比谷公園で可視化してみせたのが「年越し派遣村」です。
「これがあなたたちの悪政・失政の結果ですよ。とんでもないことを仕出かしてくれましたね。いったい、どうやってケジメをつけるつもりですか?」と、「カイカク推進者」たちに質問状を突きつけたのです。
これに対して、「カイカク」の当事者である政府与党やその応援団から、バッシングがおきるのも、ある意味では当然のことかもしれません。
なんてたって「彼ら」は自分の責任を認めたくないんですから。
ひとたび認めてしまえば、厳しく追及されることは必定。
それこそ地獄の底に突き落されかねません。
だからこそ日本国内における「貧困」の存在を認めず、あくまで「知らぬ存ぜぬ」を通そうとしている。
そういった者どもが苦し紛れに「派遣村」への反宣伝を行なっている。
そう強く疑う必要があるでしょう。
今後は「年越し派遣村」をバッシングしている者がいたら、「彼(女)はかつて小泉カイカクを盛大に応援した者ではないか?」とチェックしてみるといいですね。

ところで、蛇足ではありますが・・・。
私(喜八)自身はおカネ(現金)も株式投資も大好きな資本主義者です。
ただし「やりっぱなしのイケイケ資本主義は社会を破壊する」と考える「修正資本主義者」です。
「右」とか「左」とかに関係なく、多くのブロガーの皆様のご意見を見る限りでは、私の「資本主義度」はワリと高いほうではないかと思います。
だから原理原則的には「反共」なんですね。
でも、だからといって共産党員や共産党支持者を社会から排除していいとは考えない。
あえて右派の言葉を使えば、それは「国体」を毀損《きそん》する行為だからです。
意見や思想の異なる人の存在を認めない社会が「いい方向」に向かうことはまずありえない、と考える。
おなじ理由で、いわゆる「新自由主義」の人たちを無闇に排除していいとも思いません。
資本主義でやっていく以上、ときに「銭ゲバ」みたいな人が現れるのは仕方のないことでしょう(※)

(※ただし、そういった「銭ゲバ」さんが社会の主流になってはいけないとも考えます)

「やりっぱなしのイケイケ資本主義」こそが理想だ!
と主張したのが、「新自由主義者」と呼ばれる人々です。
しかし、こういったやり方は結局機能しなかった。
それどころか、とんでもない大厄災を世界中に齎《もたら》した。
それは米国の金融破綻から始まった世界同時不況、という現在の状況が端的に示しているわけです。
アメリカの金融バクチ打ちを始めとする企業経営者たちは、儲けているときは「自由放任主義」を声高に叫んでいたのに、事業が左前になった途端に「国家による救済措置」を当たり前のように要求しています。
開いた口が塞がらないというのは、このことです。
自分たちが儲けているあいだは「イケイケの資本主義者」だったのに・・・。
大ソンを出したら、いきなり「社会主義者」と化して、国家による救済を求める。
なんとも、ウルトラ自己チューな人たちです。
これくらい手前勝手でなければ、「やりっぱなしのイケイケ資本主義」社会では「勝ち組」になれない、ということなのかもしれませんね(笑)。

なにはともあれ、いま大事なのは・・・。
「年越し派遣村」がはっきり示したように、日本国内には「貧困」が存在する。
この事実を冷徹に認めることだと思います。
そして「貧困」を解消するための努力を早急に行なうことです。
さもなければ「貧困」はどんどん増大し、社会そのものを侵食し、国の在り方を歪め、とんでもない破局へと我々を誘いかねないからです。
貧困と戦わない政治家はいらない
これは単なる政治的スローガンなんかではありません。
国家存亡のときにある日本、そこに暮らす我々にとっての、きわめて現実主義的な「処方箋」だと私(喜八)は思います。
いまのうちに「貧困」を退治しなければ、私たちのかけがえのない祖国・日本がブッ壊れてしまいますよ!
ということなのです。


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投稿者 kihachin : 2009年01月13日 12:00

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