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2009年01月23日

『路上脱出ガイド(大阪編)』

big issue promotion


ホームレスの人々の自立を応援」する市民プロジェクト「ビッグイシュー基金」が『路上脱出ガイド(大阪編)』を無料配布しています。
この情報を「ビッグイシュー基金」HPより転載させていただきます。


★転載開始★

『路上脱出ガイド』(大阪編)完成、配布中

米国発の金融危機による世界同時不況が、リストラや派遣切りといった形で日本社会にも暗い影を落とし、路上の状況はますます悪化しています。それにもかかわらず、路上を抜け出すために用意された社会資源は十分に活用されているとは言えず、多くのホームレスの人たちは路上を抜け出す“チャンス”すら得られずにいます。

そこでビッグイシュー基金では、路上を生き抜くため、そしてそこから抜け出し自立するために必要なさまざまな情報を1冊の冊子にまとめ、『路上脱出ガイド(大阪編)』( A 5版、 32 ページ)にまとめました。

ガイドは 「食べものがないとき」、「体調がわるいとき」、「宿泊するところがないとき」、「仕事を探したいとき」、「若い人が仕事を探すとき」、「今すぐ仕事をしたいとき」 の6項目からなっています。

いずれも命をつなぐために必要な情報を、関連団体と連携をとりながらまとめ、昨年 11 月に開かれた「大阪ホームレス会議」と協働して編集、発行したものです。今後は、大阪以外の東京やその他の地域でも、路上脱出ガイドの作成を考えていきたいと思っています。

今、大阪市内の場合、路上生活をする人は 4,333 人( 2008 年1月厚生労働省調べ)。そのすべての人が、『路上脱出ガイド』を手にし、情報から排除されることなく、ひらかれた相談窓口に気軽に足を運べる状態を目指します。

路上脱出ガイドを見たい、また、近くにいるホームレスの人に配ってあげたいと思われる方は、ご一報いただければお送りします。

なお、日本でもっとも信頼できるオンライン寄付サイト「Give One」(ギブワン)で、「路上脱出ガイド」作成のための寄付を呼びかけています。詳しくはGive Oneのサイト( http://www.giveone.net/ )をご覧ください。

『路上脱出ガイド』(大阪編)
『路上脱出ガイド』(大阪編)

★転載終了★


このガイドブックは実戦的に役立ちそうですね~。
『東京篇』がでたら、さっそく入手することにします。
そして、顔見知りの野宿者の方々に差し入れましょう。
詳しい情報は知人の『ビッグイシュー』販売者さんから仕入れることとします。
Mさんは、新宿駅西口・小田急デパート1階「シャネル(CHANEL)」のまん前を定位置とされている方です。
基本的に「定休日なし」で、雨・雪・台風の日以外は年中無休。
午前10時ころから午後5時くらいまで、路上販売を続けられています。
「喜八ログ」読者の方で、新宿駅西口・小田急デパート前を通る方がいらっしゃいましたら、どうぞMさんから『ビッグイシュー』を購入されてください。
『ビッグイシュー』は面白い雑誌ですよ!
(特に頭がよくてモテる方には)と太鼓判を押して、お勧めいたします。

ところで、以下はMさんから聞いた話です。

「路上で『ビッグイシュー』を販売していて、通りがかりの人に何か言われたりすることはありますか?」
という私(喜八)の質問に対するMさんの答え。
通りがかりの酔っ払いから『こんなことしてないで、ちゃんと働け!』と怒鳴られたこともありますよ(笑)

まあ、相手が酔っ払いですから、まともに反論するのも何ですが・・・。
雑誌『ビッグイシュー』の販売者さんたちは、議論の余地もなく「現に働いている」わけですね。
『ビッグイシュー』を売ることで、自分のための収入を得ているだけでなくて、野宿者・生活困窮者の自立支援・生存支援という社会事業に参画しているのですから。
販売者さんたちは「ビッグイシュー」社会事業のモデルケースであり「生きた広告塔」でもあるわけです。

そもそも『ビッグイシュー』の販売は、傍《はた》から見ていても、相当にキツイ仕事であることが分かります。
これまた議論の余地はないでしょう。
「自分(喜八)に同じことができるだろうか?」
と自問自答してみるなら「いや、できそうにない」と答えるしかありません。
仮に「月給15万円払うから、猛暑の日も極寒の日も、定休日なし(雨天休業)で、路上で雑誌を売ってくれ」なんてオファーを受けたら、「それはちょっと勘弁してください」と謝ります。
どうしても、それ以外に収入を得る道がなければ、否応《いやおう》なくやるしかありませんが・・・。
その場合でも短期間のうちに体調を崩してしまい、結局『ビッグイシュー』販売の仕事を中断してしまいそうです。
Mさんに対して「こんなことしてないで、ちゃんと働け!」と怒鳴った酔漢(酔っ払い)氏だって、たぶん『ビッグイシュー』販売の仕事を(Mさんのように)何年も続けるだけの根性はないだろうと想像します。

さらに『ビッグイシュー』という事業全体に思いを馳せるなら・・・。
これはもう本当に大変なことでしょうね。
もし誰かに「喜八くん、君が『有限会社ビッグイシュー日本』の運営を行ないたまえ。もし、赤字がでたら(確実にでると思うけど)私財を投じて穴埋めしてね」なんて言われたら、「それだけは勘弁してください」と謝ります。
そのような困難きわまる社会事業を推進されている方々には深い敬意を覚えるしかありません。
というわけでありますから、今後とも非力ながら『ビッグイシュー』を応援させていただきたいと思っています。


付記:単行本『世界一あたたかい人生相談』

『世界一あたたかい人生相談――幸せの人生レシピ』

世界一あたたかい人生相談――幸せの人生レシピ

若者の悩みにホームレスの人々が答える「ホームレス人生相談」、この相談と回答に合わせて、誌面でもおなじみの料理研究家枝元なほみさんが「悩みに効く料理」をつくる、前代未聞の、「おいしい人生相談」が生まれました。題して、『世界一あたたかい人生相談――幸せの人生レシピ』。

読んで癒され、料理をつくり食べて元気になる、芯から、心と身体のよみがえる本ができました。100年に1回という大不況に見まわれる寒いこの冬に、心も身体も芯から温まっていただきたい、という願いをこめました。

12月と1月の2ヶ月は販売者による路上での独占先行販売で、街頭のみでお買い求めいただけます。 2月以降は書店と会社直販のみでの販売となります。価格1400円のうち700円(1333円+税67円)が販売者の収入となります。これを年末のボーナス、お年玉にしていただくことと、貯金、アパートの保証金の一部にして一刻も早く畳の上に上がっていただくことを目的としての試みです。

タイトル:『世界一あたたかい人生相談――幸せの人生レシピ

本の内容:計50レシピ(人生相談)と6つのコラムが入ります。

本の体裁:A5横版、112ページ、ソフトカバー付き、オールカラー
定価:1,400円(内訳 販売者700円+会社633円+税67円=1,400円)


郵政民営化凍結

郵政民営化凍結」TBキャンペーンを行なっています。
どうぞ、お気楽にご参加ください。


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投稿者 kihachin : 2009年01月23日 12:00

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