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2009年01月12日

永田寿康さんの死を悼む

静かな猫
(猫画像は「EyesPic」さんよりお借りしました)

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永田寿康さん(元衆議院議員)の早過ぎる死を悼むとともに、ご遺族の方にお悔やみを申し上げます。

永田寿康さんについては、私(喜八)に後悔の思いがあります。
というのは、しばらく前、永田さんが自傷行為をされた際、「喜八ログ」で応援エントリを書こうと思ったことがあるからです。
しかし、そのエントリがアップロードされることは結局ありませんでした。
理由はただひとつ。私(喜八)の怠惰です。
ついつい後回しにしているうちに、永田寿康さんの逝去という事態に至ってしまったのです。

もちろん、ここで私がヘボ記事を書いたとしても、永田寿康さんが目にされる可能性は高くなかったでしょう。
しかし、孤立無援状態にあった永田さんがインターネット検索を通じて「どこかに自分の味方はいないか? 応援してくれる人はいないか?」と探したことはあったかもしれない、と思うのです。
たまたま、私の独自ドメイン「kihachin.net」は各種検索エンジンには好かれているようです。
だから、もし「喜八ログ」で「永田寿康さんにエールを送る!」といった記事をアップロードしたなら、検索結果で比較的上位に表示され、永田さんがそれを目にした可能性も・・・。

政治家としての永田寿康さんを私(喜八)は応援したことはありません。
正直にいって、「ホリエモン偽メール事件」における永田議員(当時)の行動は拙劣きわまるものでした。
永田寿康さんが衆議院議員を辞職されたのも「しかたない」ことであったでしょう。
しかし、「何も死ぬことはない」と心から思います。
議員復活の道だって必ずあったはずです。
その「復活の戦略」を永田さんに提案しようと思いついたのです。
私(喜八)は頭は悪いのですけれど、わりと「勘」「要領」「運」はいいので、中長期的な読みが当たることはしばしばあります(外れることもしばしばあります)。
私の「戦略」を永田寿康さんが採用する可能性などは、それこそゼロに限りなく近かったでしょうけれど、「こんな馬鹿なことを書いている奴(喜八)がいる。ははは」と笑っていただけたかもしれない・・・。

それでは、その「復活の戦略」とはどういうものであったか?
一言でいえば「貧困問題と戦う政治家・戦略」です。
以前、おなじことを安倍晋三衆議院議員(自民党)にお勧めしたことがあります。
それを以下に転載します(「喜八ログ:安倍昭恵さん」2008-05-20)。

たとえば、雨宮処凛さん・湯浅誠さん・赤木智弘さんなど人間の生存と尊厳のため戦っている若い人たちの意見をよく聞いて政策に取り入れる。
耳の痛いことをたっぷり聞かされるかもしれませんが、「真の愛国政治家」へ脱皮するためにも、あくまで誠実に対応する。
そして「日本の若者たちの命を守る! それが私(安倍晋三)にとっての『愛国心』であり『再チャレンジ』であります!」という「新・安倍政治」を打ち出す、などはどうでしょうか?
ここに安倍晋三さんの「活路」があるように私(喜八)は思うのです。


上の文章の「安倍晋三さん」を「永田寿康さん」に置換すれば、そのまま使えると思います。
というより、ほぼ全ての政治家、特に一度挫折したことがある政治家の「戦略」として使えるでしょう。
年越し派遣村」村長・湯浅誠さん(NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長)が言われているように「貧困と戦わない政治家はいらない」。
逆に言えば、「貧困と戦うのなら、政治家としての正当性は担保される」のです。
「偽メール事件」で味噌をつけた永田寿康さんであっても、「アレは俺がアホでした。今後は困っている『国民』のために全身全霊で貧困問題に取り組みます」と宣言し、実際に若い人たちと一緒になって汗を流す。
そうすれば、必ず「永田さんっていい人だ」「応援しよう」という人たちが現れたはずです。

「労働/生存運動」の現場で戦っている、たとえば稲葉剛(「もやい」代表)・雨宮処凛(作家)・関根秀一郎(「派遣ユニオン」議長)さんたちは、文字通り「身命を賭して」いますから、非常に手強くて強靭(タフ)です。
実際に間近で見ると、「来るなら来い!」という「鉄火」な雰囲気があります。
しかし、同時にとても優しい部分がある人たちでもあります。
非常に強くて同時にとても優しいから、「労働/生存運動」のような「キレイゴト」では済まない、巨大なストレスの塊のような仕事に従事することができるのでしょう(私《喜八》には到底できないことです)。
もし、永田寿康さんが本気の本気で貧困問題に取り組む姿勢を身体を張って示していたなら、まず確実に「では、とりあえず一緒にやってみましょうか」という話になったはずです。
貧困問題に取り組み、「強い社会」「誰もが安心して暮らせる国」を築き上げていく。
それは「日本の再生」となると同時に「政治家・永田寿康の再生」にもなったはずなのです。

というようなことを「喜八ログ」で書くつもりでした。
永田寿康さんが逝去された後になって、このようなエントリを上げる結果になったことを、後悔しています。

なお、以上で紹介した「戦略」はほぼ全ての政治家の方が「使える」と思います。
たとえば「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのかな、という気もした」発言の坂本哲志衆議院議員(自民党)だって使えます(「喜八ログ:坂本哲志先生、大丈夫ですか?」2009-01-06)。
「アレは俺がアホでした。今後は困っている『国民』のために全身全霊で貧困問題に取り組みます!」と宣言し、本気の本気で大汗を流す。
そうすれば必ず「道は開ける」はずだと、私(喜八)は思っています。

ちなみに既に「貧困と戦う政治家・戦略」をとられているのが、新党大地代表の鈴木宗男衆議院議員です。
(いうまでもありませんが、喜八式「戦略」とは無関係です。笑)。
ムネオさんはもともと「弱きを助ける」義侠心が富んでいる上に、おそらくは「生死をともにする同志」佐藤優さん(起訴休職外務事務官・作家)との共同戦略があるのでしょうね。
佐藤優さんと私(喜八)は面識があるわけでもなく、単に私が佐藤さんの一読者であるというに過ぎませんが、状況判断に関して偶然一致することは多いのです。
なんてことは、自慢にも何にもなりませんが・・・(汗)。

なにはともあれ。
貧困と戦う政治家・戦略」は結構「使える」はずですよ。
次期総選挙で大量落選されることが予想される「チルドレン」議員の皆様にもご一考をお勧めします。
これは「皮肉」でも「冷笑」でも「策略」でもなく、ごくごく真面目にお勧めしておきます。
もし貧困問題をこのまま無為無策で「放置」するようなことがあったら、我々の大事な社会(国家)そのものが壊れてしまう可能性がきわめて高いからです。
いまは「貧困と戦う政治家」が1人でも多く必要な、「国難」のときなのです。


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投稿者 kihachin : 2009年01月12日 08:00

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