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2009年09月02日

「もやい」情報あれこれ

もやい 今日も焙煎日和・予告編


生活困窮者を支援するNPO「自立生活サポートセンター・もやい」(東京・飯田橋)に関する情報あれこれです。

  1. 稲葉剛「もやい」理事長の本
  2. 「もやい」スタッフの方が本を執筆中!
  3. 山形の郷土料理「だし」
  4. カンパのお願い


稲葉剛さん(「もやい」理事長)が本を執筆されているそうです。
版元は湯浅誠さん(「もやい」事務局長)の『貧困襲来』(2007)を出した山吹書店です。

稲葉剛さんは大変に興味深い方です。
と言っても私(喜八)は稲葉さんと個人的に親しいわけではありません(当ブログではお馴染みの表現ですね。最近「顔見知り」程度にはならせていただきました・・・たぶん)。
少し距離をおいた地点から稲葉剛さんを見ていると「ああ、この人(稲葉さん)は手強くて決然としていて、でも本質的な部分で人並み外れて優しいのだな」と、ひしひしと感じます。
いま流行《はや》り(?)の「怖《こわ》やさしい系」に属するかもしれません(これは私の造語ですが・・・)。

ちなみに雨宮処凛さん(小説家・社会活動家)と佐藤優さん(神学者・作家)は「怖《こわ》やさしい系」の典型です。
稲葉剛さんは頭がよくて胆力があって、確固たる哲学があり、ちょっと怖い(でも優しい)。
この点、雨宮処凛さん・佐藤優さんと共通しています。
この3人(雨宮・稲葉・佐藤)には他にも「重要な共通点」がある!
と私(喜八)は強く感じていますが・・・。
でも今回はそれを書くのは遠慮しておきましょう。
なんて、いかにも勿体《もったい》ぶっているようですが(汗)、まだ確信がありませんので。

なにはともあれ。
稲葉剛「もやい」理事長の本が出るのが楽しみです(年内出版の予定らしいです)。
本が出たら必ず自腹を切って購入しますし、「喜八ログ」で大いに宣伝させていただきます。


ところで「もやい」スタッフの「ある方」も、いま本を執筆されています。
稲葉剛さんでも湯浅誠さんでもない「ある方」です。
これに関してはご本人から伺《うかが》いました。
ただし、まだ執筆中で具体的なことは決まっていないそうなので、その人のお名前などはここでは出しません。
ひとつ確信を持って断言できるのは・・・。
この方は「大変に文章が上手い」ということです。
これは「ヨイショ」でも何でもなく、事実を淡々と述べています。
私(喜八)は素養に欠けた愚者ではありますが、ともあれこれまで大量の本を読んできました。
だから「文章が上手いかどうか」の判定はできると自分では思っています。
佐藤優さんが当代きっての「筆力」の持ち主であることは、多くの識者が認めるでしょう。
その佐藤さんは雨宮処凛さんのことを「とても文章が上手い」と激賞されています(佐藤さんに私も同感します)。
稲葉剛さんも大変に文章が上手い。
そして現在本を書かれている「『もやい』スタッフのある方」も大変な筆力の持ち主である。
かなり前からそう思っていたのです。
以下は約1年前の「喜八ログ」記事です。

「もやい」のセミナーに参加しました
(「喜八ログ」2008-07-22)

今回はカンパもかねて『もやい5周年記念文集・日日是好日』を千円(代金8百円+2百円カンパ)で購入しました。そのほか『貧困襲来湯浅誠(付録CDなしバージョン)を千円で購入。『貧困襲来』は以前図書館で借りて読んだことがあり「そのうちちゃんと購入しなければ」と忸怩《じくじ》たる思いでいたので「渡りに船」状況でありました。
名著『貧困襲来』はともかく『もやい5周年記念文集』のほうは「お付き合い&カンパ」のような軽い気持ちで購入したのですが、これが大違い! 帰りの電車の中で読み始めたら、もう止められなくなりました。読むのに熱中して途中乗換えを忘れ、自宅方面とは別方向に何駅か行ってから気がつくといった有様でした。
どのページも興味深いのですが、特に心惹かれたのが「聞きとりインタビュー」の部分。「もやい」利用者、多くが路上生活経験者なのですが、その方たちのライフストーリーが鮮やかな筆致で描かれています。「これはどこかで経験した感じだな」という思いが湧き上がり、しばらく考えてみて、宮本常一の名著『忘れられた日本人』の読後感に近い!と気づきました。
 (中略)
なにはともあれ『もやい5周年 記念文集』はおすすめの1冊ですよ、と申し上げたいと思います。路上生活を経験された方々が、どのような人生を送ってきたのか、今後どのように生きて(死んで)いきたいのかが、上品なユーモアをまじえて淡々と描きだされている。こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、この「聞きとりインタビュー」を執筆された方は相当な「筆力」の持ち主だと思います。

上の引用文中『「聞きとりインタビュー」を執筆された方』が、いま本を執筆中の「『もやい』スタッフのある方」です。
この人は本当に文章が上手い!
なんて、こんなことを書いていると「また喜八の『ゴマすり』が始まった」と感じる方がいらっしゃるかもしれません。
でも、上で引用した文章を私が書いたのは、1年以上前の2008年07月22日です。
この時点では『「聞きとりインタビュー」を執筆された方』が「誰」ということはまったく知らなかったのです。
たまたま偶然、今年の08月22日、ご本人と雑談しているときに「誰が書いたのか」が判明したわけです。
なんという凄い偶然!
というほどのことはないかもしれませんが、思わず感動してしまいました。
だから「ごますり」などではないのです。
いくら何でも1年以上前から「ごますり」のタネを仕込んでおく、なんて芸当はできませんからね(笑)。

いずれにいたしましても。
この方の著書が出版されるのが本当に楽しみです。
出版されたら必ず(自腹を切って)複数冊購入して友人知人にも配ります。
もちろん「喜八ログ」でも全面的に応援させていただきます。


山形の郷土料理「だし」について。

以下は山形県サイト内のページです。

おらほの自慢「だし」

先の08月22日(土)に「もやい」の「サロン・ド・カフェ こもれび」で定食をいただいた際、冷奴の上に「だし」が乗せられていました。
そのとき撮影したのが以下の写真です(O様、ご協力ありがとうございました)。

写真はクリックすると大きくなります。
左上小鉢の冷奴にかかっているのが「だし」です。
「だし」にはいろいろなレシピがあるそうです。
サロン・ド・カフェ こもれび」特製「だし」は、茄子《なす》・キュウリ・みょうがを刻み、醤油をかけて、冷蔵庫に一晩おいたものだそうです。
これは調理された方から直接伺《うかが》いました。
その方の好みでは「一晩」ですが、人によっては「1時間くらいがちょうどいい」という意見もあるそうです。
「だし」はご飯にのせて食べることも多いそうです。

この日のメニューは野菜中心の「べジプレート定食」でした。
右上長方形の皿に盛られたのは左から順にポテトサラダ・ひよこ豆と大正金時豆のサラダ・ワカメ入り玉子焼き・デザートの梨《なし》です。
そして先ほど解説したように、左上小鉢は「だし」乗せ冷奴。
下段は左から、キムチ・味噌汁・ご飯です。
これで飲み物(自家焙煎コーヒー・紅茶・カルピス・びわ茶・ゆず茶・梅ジャムドリンクからひとつ選択)付きで350円ですから、ビンボーで孤独な初老男・喜八には大変にありがたい「居場所=サロン・ド・カフェ こもれび」なのです。

「べジプレート定食」については本家「こもれびコーヒー」のサイトに記事があります。

浴衣とベジごはん
(「こもれびコーヒー」2009-08-22)


ついでというわけではありませんが、「こもれび荘」の「禁煙室」室内(壁面)を撮った写真も掲載しておきます。

こちらもクリックすると大きくなります。
「こもれび荘」の雰囲気がいくらかでも伝わるのではないかと思います。
右上にいくつか掛かっている写真は、これまでに亡くなられた「もやい仲間」の方たちの遺影です。
その下には位牌も見えます。
左側に3つ大きめの額があるのは、「こもれび5周年・もやい8周年記念パーティー」(2009-06-20)の際に撮られた写真です。
確認してはいませんが、もしかしたら私(喜八)も写っているかもしれません。

こういった「居場所」を立ち上げるのはとても大変なことだし、維持するのは更に大変なことだろう。
とは、ボンクラ者の自分にもよく分かります。
で、私は「ボランティア」というわけでは全然なくて、単に「お客さん」としてサロンを訪れ、まったりとした時間を過ごさせていただいているわけです(心がなごみます。本当に)。
というわけで「もやい」と「サロン」の皆様にはアタマが上がりません(まったく)。
最近「喜八ログ」で「自立生活サポートセンター・もやい」関連の記事が増えているのは確固たる「個人的理由」があるわけですね・・・。


もやい」へのカンパのお願いです。

特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい

生活困窮者を支援するNPO「自立生活サポートセンター・もやい」が、支援企業が米国金融危機の影響で倒産したため、深刻な資金難に陥っています。
そのため「もやい」は緊急カンパを募っています。
心ある方にぜひお願いします。
もやいのページを覗いてみてください。
そして、できる範囲でのカンパをお願いします(1円以上いくらでも受け付けているそうです)。

緊急カンパキャンペーンご協力のお願い
(2009-10-01)

あらためて緊急カンパキャンペーンに関するお礼とお知らせ
(2009-11-07)


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関連ページ


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投稿者 kihachin : 2009年09月02日 08:00

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