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2009年10月18日

稲葉剛「日本に住宅政策は存在したのか?」

稲葉剛さん
稲葉剛「もやい」代表講演「貧困と闘い、平和を築く」


「ホームレス状態にある人」を支援する雑誌『ビッグイシュー日本版』2009年10月01日号(通算128号)から、稲葉剛さん(「自立生活サポートセンター もやい」代表理事の発言を紹介します。


ビッグイシュー日本版』2009年10月01日号の19-20ページに掲載されている稲葉剛さんのインタビュー記事「ハウジングプア 簡単にホームレス状態に陥ってしまう若者たち。」から。
稲葉発言の一部を引用させていただきます。

「そもそも日本には“住宅政策”と呼べるものが存在したのか? というところから問い直す必要があると思います。日本の住宅政策はローン優遇など、持ち家政策が中心。低所得者向けの公営住宅は全住宅の7パーセントしかなく、宝くじ並みの倍率を突破しなければ、入居できない。東京都は石原都政になってから公共住宅を1つも増やしていないんですよ」
「低所得者向けの公営住宅の充実はもちろんですが、若者のための『移行期支援』政策も非常に重要です。現在、非正社員として働く若者の多くは、重い家賃の負担に苦しんでいます。実家を出て一人立ちする若者のために、低廉な家賃の公的住宅あるいは、住宅手当を支給する『移行期支援』を行うことが必要だと思うのです」
「給料の半分が消えてしまうほどの高額な家賃、一生かかって背負うことになる住宅ローンなど、”家のために働いている”といっても過言ではない人がほとんどではないでしょうか? 公的な住宅政策が貧弱なために、人生のかなりの部分を“家”に縛られてしまっている。若い人の住宅問題やハウジングプアの問題は、そのこと自体を考え直すいいきっかけになるかもしれません。贅沢な住まいでなくてもいい。たとえ失業して無職のときがあっても、住居まで失うことがないように。そのための住宅のセーフティーネットの整備が早急に求められているのです」


ボヤボヤしているうちに『ビッグイシュー日本版』の次の号(第129号)がでてしまいましたが・・・(汗)。
少なからぬ販売者さんはバックナンバーを揃えていますので、街角で問い合わせてみるといいと思います。
顧客サービスのため本社・東京支社まで行って過去の号を仕入れる販売者さんも少なくありません。
稲葉剛さんの記事「ハウジングプア 簡単にホームレス状態に陥ってしまう若者たち。」が掲載されているのは2009年10月01日号(通算128号)です。
漫画『天才バカボン』のパパと『鉄腕アトム』の青い表紙と覚えてください。


それほど長くはないインタビュー記事ではありますが、稲葉剛さんがきわめて重要な提議をしていることはボンクラ者の私(喜八)にも分かります。
一言でいえば「この国の形」がまったく変わってしまうような問題提議です。

ここで突然「到底ありえねー」設定の話になります。
もし私(喜八)が「国会議員」であったなら?
稲葉さんを期間限定政策スタッフ(軍師・参謀)として「三顧の礼」をもって(当然、高給で)招きます。
そして「貧困問題」に真正面から取り組みますね。
日本の貧弱な公的住宅政策を見直して、豊かな社会・誰もが安心して平和に暮らせる社会への一里塚を築くことに全力を尽くす。
さらには・・・。
NPOへの寄付に対する税控除制度を実現して、NPO活動の活発化・安定化を図る。
韓国「希望の電話129」のような「いざ」というときに誰もが助けを求められる国の窓口を設ける。
これらのうち1つでも実現したなら政治家・喜八の名は憲政史上に不朽のものとして残るはず!
真の愛国保守政治家とは、人々の生活・生命を「保ち」「守る」者である!(それ以外には在りえない)
なんて思わず「妄想」と「獲らぬタヌキの皮算用」が大暴走してしまいましたが(笑)。
正直に言って私には政治家志向はまったくありません~。
以上、あくまで「到底ありえねー」仮定のお話でありました。


でもマジメな話、政治家の先生方はもっともっと稲葉剛さんに注目したほうがいいですよ。
これは私(喜八)が国会議員の皆様にタダでお教えするきわめて重要な情報です。
湯浅誠もやい」事務局長の名は世に知られ、民主党政権で「国家戦略室」の一員に抜擢されることとなりました。
が、いまのところ、稲葉剛「もやい」代表理事はその実力に比べてそれほど高名とはいえないかもしれません。
だからこそ!
今が「稲葉株・買い」の絶対的なチャンスなのです。
おそらく最後のチャンスです。
「いまこそ『稲葉株』を買いまくれ!」と投資グループ「喜八ファンド」総帥の私(※)は声を大にして申し上げたいと思います。

(※お断りするまでもないと思いますが「ファンド総帥」は自虐的なギャグです・・・)


この(2009年)10月24日には稲葉剛さん15年間の活動の集大成となる本『ハウジングプア』が山吹書店から刊行されます。
(いまのところ)哀しいくらい非力な「喜八ログ」ではありますが、稲葉剛著『ハウジングプア』が1冊でも多く世に広まりますよう、全力で応援させていただく所存です。


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投稿者 kihachin : 2009年10月18日 20:00

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