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2010年07月19日

宮下公園映画上映会 沖島勲監督『怒る西行』(東京・渋谷、07-23)

『怒る西行』沖島勲監督
怒る西行』沖島勲監督(2009)


2010年07月23日(金)19:30~(日没後)、東京・宮下公園で沖島勲監督のドキュメンタリー映画『怒る西行』(2009)が上映されます(※野外上映会です。雨天の場合は順延)。

宮下公園野外上映会vol.7 沖島勲監督『怒る西行』
(「A.I.R Miyashita Park」2010-07-15)


宮下公園 アーティスト・イン・レジデンス」サイトから07/23上映会情報を転載させていただきます。

★転載開始★

宮下公園野外上映会vol.7 沖島勲監督『怒る西行』

 東京・渋谷にある宮下公園が存続の危機に直面しています。渋谷区が大手スポーツメーカーのナイキジャパンに公園の命名権を売却し、スポーツ施設を設置した「宮下NIKEパーク」への改修工事が行われようとしています。一企業の利益優先や野宿者排除など、多くの問題を抱えたまま「宮下公園のナイキ化計画」は、民主主義的な手続きを踏むことなく、区長や一部の議員のトップダウンで強引に進められてきました。そのような状況のなかで「宮下公園アーティスト・イン・レジデンス(A.I.R Miyashita Park)」は公園という場所に身を置きながら、日々の行為や表現を通して誰もがアクセスしうる公共空間とは何かを考え、自力で「公園」を作ることに取り 組んでいます。
 一方で、玉川上水もまた東京都が推し進める放射五号道路建設計画に従い再開発の危機に晒されています。玉川上水縁の散歩道を日々散策していた沖島勲監督がその事実を知り、撮影に至ったのが『怒る西行』です。『怒る西行』は再開発反対を前面に押し出した映画ではありません。日々、歩き、思索を深めていた 場所と人間の関係性の豊かさや、そのような場所が失われることについて静かに描き出します。
 「多少でもいいから『地面』に立ってないと幻想すら生きていけない」、沖島監督はそのように語ります。思えば宮下公園の地下にも暗渠化された渋谷川が今でも流れています。再開発の危機にある玉川上水の映画を宮下公園でぜひ観ていただきたいと考えています。

上映作品:『怒る西行』(2009年/97分/カラー/DV撮影)沖島勲監督
にちじ:《2010年》7月23日(金) ※事情により一週間日程がずれました。すみません。日没より(19時30分頃から) ※雨天の場合は順延となります。その場合は当日の15時頃にA.I.Rのブログにてお知らせします。
ばしょ:宮下公園原宿側(渋谷駅から、原宿方面に徒歩2分の線路ぎわ)
●映画上映後、沖島勲監督のアフタートークあり
参加費:無料(カンパ受け付けます)


沖島勲監督『怒る西行』についてのコメント
新緑の中を吹く風に問うたもの……。
とにかく、自然に作られた映画です。
五年半勤めた熊本の大学を辞めたのが、’07年の3月。’08年の11月には若いスタッフの前でこの企画について口にし、協力を依頼してい る。一年半の空白の後、又ゾロ、講義でもしたくなったかと思われると恥ずかしいが、そう云う気持ちがゼロではなかったにしろ、私は在学中にやっておきたいと思い、結局面倒臭くって止めてしまった“講義録”を残しておきたいと思っていたのだ。
私が教えていたのは勿論、基本的には映画・映像だが、そこからはみ出したものが随分多かった。と云うよりも、表現の基本、その欲求の根元にな るようなものを、自分の個人的な体験を交えて話すことが多かった。その講義録を、映像でやってしまえと、思ったのである。
そうすると極く自然に玉川上水添いの散歩道という“場所”に結びついた。
私はかれこれ40年近く、井の頭線・久我山駅近くに住んでおり、今は世田谷区だが玉川上水には今迄で一番近い。この場所に住んで既に20年に なる。今回歩いた井の頭公園へ至る道は、片道一時間半はかかるから、そんなにしょっちゅう歩くわけではないが・・・・・歩く度に、自然と人間(人工物)との“童話的”とでも呼ぶしかない、不思議な絡み合いを感じる場所だ。
ところで皆さんは、例えば自分の立っている“時代”と言ったものを、どのように感じていますか?堅固で、リアリティの有するものとして感じていますか?
私には近年、それがドンドン溶解して行っているように思えてならないのです。その時-我々と云う不思議な生物(自然)は何をとっかかりにして生存して行けば良いのか・・・・新緑の中を吹き渡る風の中に、そのような問いを発したのです。
(沖島勲)

沖島勲プロフィール
1940年生まれ。日本大学芸術学部映画学科在学中より足立正生らと『椀』『鎖陰』を製 作。若松孝二や吉田喜重の助監督を務める。若松プロから『ニュー・ジャック・アンド・ヴェティ』(69)で監督デビュー後、TVアニメ『まんが日本昔ばな し』のメインシナリオライターとして約1400本の脚本を担当。他の監督作は『出張』(89)『したくて、したくて、たまらない、女。』(96)『YYK 論争 永遠の“誤解”』(99)。2005年にDVD-BOX『沖島勲全集』がリリースされる。2008年公開の『一万年、後‥‥。』は一万年後の日本に タイムスリップした中年男が幼い兄妹と繰り広げる珍問答を通して現代社会のひずみを浮かび上がらせる異色の会話劇。どのジャンルにもカテゴライズできない 大胆不敵な発想で注目を集めた。最新作は初のドキュメンタリー『怒る西行』(2009)。

※「映画芸術シネマテークvol.5 『怒る西行』トーク 沖島勲 × 稲川方人(詩人)

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『怒る西行』に寄せられたコメント
緑に包まれ風の声を聴く。
心の琴線に触れる散歩道でした。
安藤忠雄(建築家)
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これは哲学映画?、いや、映画哲学??
一万年、後……の先に流れていたのは、なんと玉川上水だった!!
井の頭の長閑な散歩道に、ふと宇宙の深淵がその虚空を開く。
時空を超えた壮大な思想の渦、そして思わず脱力する渾身の駄洒落!!!
ただ沖島監督が女の子とぶらぶら話しながら歩いてるだけの映画が、どうしてこれほどまでに刺激的なのか?
映画史上ついぞなかった、エクスペリメンタルかつアンビエントなロードムービーが、遂に登場した。
佐々木敦(批評家)

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上映にあたって
※アルコールの持ち込みはご遠慮ください。
※ゴミは各自でお持ち帰りください。
※授乳・オムツ替えのテント、あります。
※宮下公園は駐車場の2F&陸橋もある公園です。真ん中にある陸橋の下あたり、線路沿いに,車いすのひとや大荷物のひとが原宿側に上がれるゆるやか スロープあり。

みんなの宮下公園ガイドマップ(画像)

問い合わせ先
A.I.R Miyashita Park
メール:airmiyashitapark(at)riseup.net
※(at)を@に変換して送ってください。
ブログ:A.I.R Miyashita Park

★転載終了★


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投稿者 kihachin : 2010年07月19日 08:00

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