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2010年08月24日

「日本からなくすな!国際オペレータ通話」冊子ができました

日本からなくすな!国際オペレータ通話
『日本からなくすな!国際オペレータ通話 「祖国への命綱」をつなぎとめた612日』


日本からなくすな!国際オペレータ通話 「祖国への命綱」をつなぎとめた612日』冊子(※上の写真)ができあがりました(「国際オペレータ通話を守る会」発行)。

※「冊子を読んでみたい」という方がいらっしゃいましたら、下記にお問い合わせください。

国際オペレータ通話を守る会
事務局: KDDIエボルバユニオン(派遣ユニオンKDDIエボルバ支部)
所在地: 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
TEL: 03-5371-8808
FAX: 03-5371-5172
E-MAIL: hakenunion@yahoo.co.jp


まず最初に…。
国際オペレータ通話ってなんだ?」と仰る方も少なくないでしょうね。

国際オペレータ通話」とは、生身の人間(オペレータ)が24時間日本語対応で取り次ぐ国際電話サービスです。
現在、日本では「KDDI」一社だけがサービスを提供しています。

国際オペレータ通話」は以下のような場合に大きな役割を果たしています。

  • 海外で自然災害・テロなどが発生した際の安否確認
  • 海外で日本人が犯罪・事故などの被害に遭った場合、日本の大使館は国際オペレータを紹介して、トラブル対処している
  • 漁船からの問い合わせも多い
  • 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)在住の日本人妻たちからもコレクトコール(日本の家族の着払い)が多く利用されている
  • 海外からきた外国人添乗員から日本語での問合せや国際コレクトコール申し込み件数も増えている

このように「国際オペレータ通話」は、日本から海外へ、海外から日本へ、いざというときの「命綱」として利用されているのです。

けれども

KDDI」は国際オペレータ業務を担当するオペレータさんたち(時給制契約社員)を2010年10月に解雇するという方針を通告してきました


KDDI」と子会社「KDDIエボルバ」による一方的な労働条件切り下げ・パワハラ・《きわめて悪質な》セクハラなどの不当労働行為・人権侵害行為と、それに対して敢然と戦ってきたユニオンの歴史を、できるだけ簡便に解説します。

2006年08月30日、「KDDIエボルバ」は国際電話オペレータ(多くは時給制契約社員)に対して (1)交通費の支給廃止 (2)1年契約を3ヵ月・6ヵ月の細切れ契約に (3)深夜勤手当2000円を400円に (4)朝7時出社の早朝手当400円を200円に減額 (5)24時帰り手当1500円を廃止するなど、労働条件の不利益変更を一方的に通告してきた。

会社からの一方的労働条件切り下げに対して、2006年11月24日、「KDDIエボルバユニオン」が結成された。

その後、会社側はユニオンの書記長やメンバーを呼びつけた上での拘束・問質・恫喝などパワハラをたびたび繰り返すようになる。

2008年07月28日、「KDDI」は「国際オペレータ通話、ジャパンダイレクトを2010年03月31日をもって廃止」と発表。

さらに2009年09月11日には「KDDI」の部長による契約社員(20代女性)に対するセクシュアルハラスメント事件が発覚した。
「KDDI」部長が「言うことを聞かなければ長期契約が危うい」と思わせ、派遣スタッフをホテルに連れ込み性的関係を迫ったというきわめて悪質なセクハラ事件である。
と同時に違法な「二重派遣」が行なわれていたことも発覚。

これらの不当労働行為に対して「KDDIエボルバユニオン」は東京都労働委員会への斡旋《あっせん》申請・団交・抗議行動・街宣・署名運動・議員会館での3回にわたる院内集会・原口一博総務大臣に面会して陳情などの活動を粘り強く続ける。

その結果、2010年02月25日、「KDDI」小野寺正社長は「2010年04月01日以降も国際オペレータ通話サービスを継続することを正式に決定した」と原口一博総務大臣に伝えることになった(国際オペレータ通話存続が決定)。

それにもかかわらず、2010年7月30日、「KDDI」は東京・新宿の国際電話センターで現在勤務しているオペレータ全員を解雇し、一部のサービスを残して国際電話センターを沖縄に移転するという方針を発表しました


以下はあくまで私(喜八)の個人的な感想ですが…。
KDDI」と「KDDIエボルバ」の経営陣は「契約社員の『女ども』は生意気だ!」なんて逆ギレしたのではないですか?
それで「現在のオペレータ全員の解雇し」「一部のサービスを残して国際電話センターを沖縄に移転」するという暴挙にでたとしか思えないのです。
というような「あらぬ疑い」をかけられても仕方のない軽挙妄動です。

KDDI」と子会社「KDDIエボルバ」は経験豊かな国際オペレータの雇用を継続させたほうが宜しいのではないでしょうか?

姑息な逆切れ・組合つぶしにより日本の「国益」を損なう…と疑われるような真似をするな!

と、謹んで申し上げます。
KDDI」さん、「KDDIエボルバ」さん、御社の持つ公共的性格を正しく把握し、これからも社会・国家にご貢献くださるように宜しくお願いします。


日本からなくすな!国際オペレータ通話 「祖国への命綱」をつなぎとめた612日』冊子には「KDDIエボルバユニオン」と支援者たちの戦いの軌跡がコンパクトにまとめられています。
弊ブログ(喜八ログ)でも追々にその内容を紹介させていただきたいと思います。
なお「冊子を読んでみたい」という方がいらっしゃいましたら、下記にお問い合わせください。

国際オペレータ通話を守る会
事務局: KDDIエボルバユニオン(派遣ユニオンKDDIエボルバ支部)
所在地: 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
TEL: 03-5371-8808
FAX: 03-5371-5172
E-MAIL: hakenunion@yahoo.co.jp


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投稿者 kihachin : 2010年08月24日 12:00

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