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2010年09月01日

雨宮処凛「小心者的幸福論」

雨宮処凛
雨宮処凛さん@新宿駅アルタ前広場、2010-04-24(撮影:喜八)


雨宮処凛さん(小説家・アクティビスト)のウェブ連載「小心者的幸福論」が面白い!

プロフェッショナルな書き手・雨宮処凛さんの入魂のウェブエッセイ「小心者的幸福論」。
面白い上に「生きてゆく上で現実的な智慧」も満載です。
現在までに11の「episode」が公開されています。
おそらく(というか間違いなく)一定量の原稿が溜まったら単行本として刊行されるのでしょう。
そうなると、ウェブで「小心者的幸福論」を読むことはできなくなるのではないか?(かなり当たりそうな推測)
ですから、いまのうちに読んでおいたほうがよさそうです。
そして、余裕のある方は書籍化された「小心者的幸福論」を購入して、じっくりと読み返しましょう!
私(喜八)はもとよりビンボー人ではありますが、本もしっかり買わせていただくつもりです。


雨宮処凛「小心者的幸福論」』から特に興味深く感じた文章を紹介させていただきます。

episode2 できるだけ好かれないように生きる」から。

 普段から、「人に好かれようとしない」ことには非常に気を使っている。
 もともとは「人に嫌われない」ためにいろいろ気を使っていたのだが、そんなことをやっても何の意味もないどころか自分が疲れ果て、更にはいろいろと面倒な付き合いばかりが増えるということに気づき、以来、もう「嫌われる」方向で生きることを決め、日々努力しているのだ。


episode5 治外法権な存在として生きる」から。

 巷には「自分の第一印象をよりよく見せる」術などの教えが溢れているわけだが、「第一印象」なんて下手に良すぎると、後はどんどん悪くなるだけだ。最初が完璧だと、結局は未来永劫にわたって「減点」しかされなくなる。
 その点、「第一印象」の悪さでは右に出る者がいないと自負している私《雨宮》は、逆にちょっと「普通」にしていたり「常識的」な行動を取るだけで、みるみる「好感度」が上がっていく、という逆転現象をすぐに起こせる。
 例えば約束の時間を守ったり、人の名前と顔を覚えていたり、挨拶したり、といった幼稚園児レベルのことをするだけで、「雨宮さんはちゃんとした人だったんだ!」とひどく感激されるのだ。お世話になった人に「お礼の電話」をした日にはこちらが驚くほど感動され、「あなたを見た目で完全に誤解していた」と謝られたことまである。第一印象を地に落としていけば、あとは「普通」の行動をするだけで、評価は上がっていくばかりなのである。


episode10 友達より同志を作る

 自慢じゃないが、私は友達が恐ろしく少ない。
 その数少ない「友達」とすら、普段はほとんどと言っていいほど交流がない。中には5年以上会ってない人もいて、「それで友達なの?」と言われる上に向こうが私を友達と認識してない可能性も高いが、問題なのは「友達がいない」「ものすごく少ない」などと言うと、何か人格そのものを疑われる風潮があることである。

ちなみに「episode10」タイトルにある「友達より同志」という同じ言葉を、清水直子さん(ライター・「フリーター全般労働組合」2010年度共同代表)が口にしたのを聞いたことがあります。
今年05月28日、東京・高円寺「素人の乱12号店」で行なわれた「清水直子さんを囲む映像とお話の会」でのことでした。
(※「F労」組合員・よねざわいずみさんから「ともだちでなくてもなかまとしてつながれることこそに現代的労組の意味があると思ってたり」という意見を twitter 上で頂いたこともあります)
雨宮処凛さんと清水直子さんはともに「フリーター全般労働組合」組合員です。
「労働/生存運動」「プレカリアート運動」の「同志」と断定しても、まず間違いはないでしょう。
そして、これは私(喜八)の独断的推測ではありますが、雨宮処凛さんと清水直子さんは「猫の同志」的関係にもあると思います。
これには若干の根拠もありますが、ここでは述べるのは遠慮しておきます…。


episode11 猫に学ぶ」から。

いまだに時々「死にたい・・・」などと思ってしまう私《雨宮》だが、そんな時、バカ猫2匹《ぱぴちゃん・つくし》の顔が浮かび、「こいつらのためには今は死ねない」と思い直すのだ。一応、私の自殺防止には役立っているということに今、気がついた。

猫と雨宮処凛さんの深い関係については、比較的早い時期から私は注目してきた…と思います。

猫を拾う(雨宮処凛さんと佐藤優さん)
(「喜八ログ」2008-03-11)

雨宮処凛さん関連のつぶやき&「野良猫を拾う人」たち
(「喜八ログ」2010-01-07)


ところで、当エントリ上部の雨宮処凛さんの写真は、2010年04月24日(土)、東京・新宿で行なわれた「沖縄を踏みにじるな!新宿緊急デモ」出発前に撮らせていただいたものです。
私(喜八)が友人の山口静子さん(「女性と貧困ネットワーク」呼びかけ人)から「雨宮処凛さんが某女性の集まりに(珍しく)姿を見せた!」というウワサ話を伺っていたところ、ふと気づいたら雨宮さん本人が我々の真後ろに立たれていたのでした。
いま思い出したら、私の右横に山口静子さん(1960年代後半ウーマンリブの頃からアクティビスト)、左横には永瀬ユキさん(トランスジェンダー活動家)、そして後ろに雨宮処凛さんですから、あのときは物凄く「濃い」空間が形成されていたのでした(私自身はいたって「薄い」ヤツですけどね…)。
雨宮処凛さんの存在に目敏く気づいた山口静子さんが雨宮さんに「あなた(雨宮さん)あのときは~」と話しかけ、突然前触れなしに話題を振られた雨宮さんが「???」という顔をされていたので、おせっかいな私が「乙○ハウスでの話です」と解説を入れ、その流れ(?)で「やっぱり雨宮さんって格好いいですね! 写真を撮らせてください~。ブログに掲載してもいいですか?」とお願いしたのでした。
まあ、こういうところが自分(喜八)のずうずうしさなのですが…(汗)。
今になって振り返ると「あのときは凄く運が良かったのだなあ」と感じます。


なにはともあれ。
今後も雨宮処凛さんを気長にボチボチと節度をもって応援させていただきたいと思います。
雨宮さん、またいつか機会がありましたら、お写真を撮らせていただければ幸いです!(ご迷惑でなければ…)


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投稿者 kihachin : 2010年09月01日 12:00

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