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2010年09月28日

KDDI「国際オペレータ通話」問題に寄せられた声

KDDI本社前での抗議
KDDI」包囲デモ、本社前で抗議(2010-09-10、撮影:喜八)


KDDI」は2010年09月30日で「国際オペレータ通話」の多くのサービスを廃止し、現在勤務している国際オペレータ(電話交換手)を全員解雇しようとしています。
これは「KDDI」という公共性の強い会社が「してはならない」ことであり、「合理化」の名のもとに通信弱者を切捨て、日本の社会・国家を歪めるであろう大暴挙だと私(喜八)は考えます。

KDDI」と子会社「KDDIエボルバ」は「国際オペレータ通話」を存続させてください! 国際オペレータ全員の解雇を撤回してください!

(※「国際オペレータ通話ってなんだろう?」と思われる方は当エントリ後半のミニ解説にぜひお目通しをお願いします)


現役オペレータさんたちの元に「寄せられているご意見」の数々を紹介します。
以下、HTML(ul・li)生成は「Twilog」の「ソース取得」機能を利用しました。
各つぶやきの表記は上から順に「古→新」です。

  • 寄せられているご意見(1)「海外でトラブルにまきこまれたときに日本語が話せる国際オペレータは命綱になります。とりわけ高齢の日本人旅行者が増加している折り、国際オペレータ通話のほとんどのサービスを廃止するという会社の方針は納得できません。#save_JP0051 #kddi posted at 2010-09-25 21:12:19
  • 寄せられているご意見(2)「KDDIは利用者もオペレータも安心できる質の高い事業をこれからも続けるべきです。」 posted at 2010-09-25 21:13:42
  • 寄せられているご意見(3)「海外に行くことが比較的多く、実際事故にあったこともあります。海外から日本の国際オペレータにつながらなければ、今後大変不安です。」*10月1日以降、海外の現地国際オペレータから日本の国際オペレータへの連携廃止予定 posted at 2010-09-25 21:18:39
  • 寄せられているご意見(4)「私自身は現在海外と関わりがないが、海外に関わりのある人たちのために、現在の国際オペレータ通話は存続すべき。」 posted at 2010-09-25 21:20:23
  • 寄せられているご意見(5)「国際電話という重大業務に従じているオペレータの皆さんを、経営サイドの一方的な都合だけで廃止するのは解雇権の乱用以外の何ものでもなく合法性は認められない。深い憤りを覚える。」 posted at 2010-09-25 21:21:57
  • 寄せられているご意見(6)「私は英語が話せますが、海外の番号調べや話中調べを夜中でもしてもらえて助かっていました。何かトラブルがあったとき、手助けしてくれるオペレータが存在することは国際社会では不可欠です。」 posted at 2010-09-25 21:25:07
  • 寄せられているご意見(7)「オペレータを通して、海外旅行をする人がクレジットカードでかける国際電話、海外から日本に来ている人たちが自分の国にかけるコレクトコールは不可欠なサービスです。廃止すること自体、時代に逆行しています。」 posted at 2010-09-25 21:26:54
  • 寄せられているご意見(8)「KDDIと日本は、先進国としてのプライドをもって、国際オペレータ通話を存続させるべき。」 posted at 2010-09-25 21:27:59
  • 寄せられているご意見(9)「海外によく行きます。通話料金がわかるので国際オペレータ通話を使います。日本人のオペレータが介入したほうが安心です。」 posted at 2010-09-25 21:31:49
  • 寄せられているご意見(10)「定年を迎えました。友人は海外に移住。連絡を取ろうという時、どうしていいか分からない。国際電話を熟知した国際オペレータがいてくれないと非常に困ります。」 posted at 2010-09-25 21:37:23


国際オペレータ通話ってなんだろう?」と仰る方のためのミニ解説です。

国際オペレータ通話」とは、生身のオペレータ(交換手)が24時間態勢・日本語対応でお取次ぎする国際電話サービスです。
現在、日本では「KDDI」ただ一社がサービスを提供しています。

国際電話の場合も今は「直通ダイヤル(001-010など)」が多く利用されていますが、「国際オペレータ」を必要とすることも少なくありません。
たとえば以下のような場合です。

  • 海外で自然災害・テロなどが発生した際の安否確認。今年(2010)04月アイスランド火山噴火のときも国際オペレータ通話がフル稼働で安否確認作業を行なっています
  • 「海外にいる家族が事故に遭った」「(海外の)病院にいるはずの家族と一刻も早く連絡をとりたい」。このようなときに国際オペレータが「指名通話」でつないでくれます。ご本人が電話口にでる前の待ち時間は料金に加算されません
  • 海外で日本人が犯罪・事故などの被害に遭った場合、日本の大使館は独自で対処することは少なく、国際オペレータ通話を紹介してトラブル対処することが多い
  • 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)在住の日本人妻たちからもコレクトコール(日本の家族の着払い)が多く利用されています
  • 海外からきた外国人添乗員から日本語での問合せや国際コレクトコール申し込み件数も増えています
  • 漁船からの問い合わせも多い

このように「国際オペレータ通話」は、日本から海外へ、海外から日本へ、いざというときの「命綱」として利用されている現状があります。

「国際オペレータ通話」の歴史は長く(日本では76年)、各国のオペレータは業務を通じた強い信頼関係を築いてきました。
「言語援助」「接続援助」などの助け合いを日々行ない、国境を越えた人と人とのつながりを保守しているのが世界各国の国際オペレータさんたちなのです。
もし「KDDI」が国際オペレータ通話を廃止したら、そうした歴史のあるネットワークから日本が外れてしまうことになります。

「先進国」と呼ばれる、たとえば「G8」参加諸国で国際オペレータを廃止した国はありません。
国際オペレータ通話がないのは、交戦中の国や政情不安定な国々だそうです。

それにもかかわらず「KDDI」は「国際オペレータ通話」のほとんどのサービスを2010年09月30日をもって廃止する方針を打ち出しています。
現在勤務している国際オペレータも全員解雇される予定です。
このままでは「命綱」としての「国際オペレータ通話」の多くのサービスが、顧客と国民を無視して、通信弱者を切り捨てて、一方的に廃止されてしまうことになるのです。
それは日本の社会・国家の在り方を大きく歪め、将来に大きな禍根を残すことになるのではないでしょうか?

KDDI」と子会社「KDDIエボルバ」は働く人を軽んじ公共性を軽んじる反社会的・反道徳的経営をやめてください!


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投稿者 kihachin : 2010年09月28日 12:00

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