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2010年11月08日

「国際オペレータ通話の復活を求める決議」に賛同します

国際オペレータ「劇団3人」
国際オペレータ3人による実演解説(自治労会館、2010-11-05)


2010年11月05日「国際オペレータ通話復活と不当解雇撤回を求めるシンポジウム」が東京・市ヶ谷「自治労会館」で開催され「国際オペレータ通話の復活を求める決議」がなされました。

11.5シンポジウム報告~auを解約しよう~
(「これからも、海を越えてつながろう」2010-11-06)


国際オペレータ通話」とは、生身のオペレータ(交換手)が24時間態勢・日本語対応で取り次ぐ国際電話サービスです。
日本では「KDDI株式会社」ただ一社が76年にわたってサービスを提供してきました。

けれども「KDDI」は2010年09月30日をもって「国際オペレータ通話」サービスの多くを廃止し、それまで東京・新宿で勤務していた国際オペレータ50人全員を解雇しました。
現在は、沖縄センターに業務が移管され、以前と比べて遥かに貧弱な体制で、サービス提供がされているという状況です(「名ばかり継続」という声も…)。

さらに「KDDI」は「国際オペレータ通話」サービスそのものをなし崩し的に廃止しようとしているのではないか?
このような疑いが強く持たれています。
いざというときの「命綱」としての役目を果たしてきた「国際オペレータ通話」が、顧客と国民を無視して、さらには通信弱者を切り捨てて、一方的に廃止されてしまうかもしれません。
あるいは名目上「存続」していても、実際には「廃止」となんら変わらない。
そのような事態も危惧されています。

国際オペレータ通話」の歴史は長く(日本では76年間)、各国のオペレータは業務を通じた強い信頼関係を築いてきました。
「言語援助」「接続援助」などの助け合いを日々行ない、国境を越えた人と人とのつながり(ネットワーク)を築き上げ保守してきた(いる)のが世界各国の国際オペレータさんたちなのです。
KDDI」が国際オペレータ通話サービスの多くを廃止したことにより、そうした歴史あるネットワークから私たちの祖国・日本が外れてしまうという異常事態になったのです。
ちなみに「先進国」と呼ばれる例えば「G8」参加諸国で国際オペレータを廃止した国はありません。
国際オペレータ通話がないのは、交戦中の国や政情不安定など一部の国々だけだそうです。

いま日本では民・官を挙げて「観光立国」を目指す動きが盛んです。
けれども「KDDI」は「国際オペレータ通話」サービスを縮小することにより、「観光立国」の流れに抗《あらが》っているかのように見えます。
それは日本を「世界とのつながり(ネットワーク)」から孤立させる結果を招くからです。
既に、旅行業務にたずさわる専門家から「国際オペレータ通話サービスを止めれば、命にかかわるような事態を招くのは間違いない」という警鐘が鳴らされています。
日本から海外に。
海外から日本に。
人々は世界中を旅行・ビジネスその他の理由で移動しています。
生まれ育った国から遠く離れ、言葉もままならない異国で、トラブルに見舞われる可能性は「ない」とは言えません。
病気・事故・犯罪被害・テロ・紛争・自然災害…。
そのような危急の際に「命綱」として役立ってきたのが「国際オペレータ通話」サービスであり、世界各国の国際オペレータさんたちの総合援助ネットワークなのです。

それなのに何故か日本の「KDDI株式会社」は既にこの総合援助ネットワークから脱退し、さらに「国際オペレータ通話」サービスを蔑《ないがし》ろにして縮小し、廃止さえ企んでいるように見える。
ありえない」「いったい日本はどうなっているのか?」「日本は大丈夫なのか?」という声が海外から国内から上がり始めています。
そして「つながらない世界」を作り出しているのが「通信」を主な業務とする「KDDI株式会社」だとは?!
タチの悪い冗談のような、まるで悪夢のような事態が現在進行中なのです。


国際オペレータ通話を守る会」サイトから「国際オペレータ通話の復活を求める決議」を転載させていただきます。
私(中村順)は以下の決議文に賛同します

★転載開始★

国際オペレータ通話の復活を求める決議
 私達は《2010年》10月1日から多くの利用者、そして労働者を切り捨てたKDDIのau携帯は使わない『auボイコットキャンペーン』を開始しました。
 2008年7月28日、KDDIは「国際オペレータ通話を2010年3月31日をもって廃止する」と発表しました。 「日本からなくすな!国際オペレータ通話」を合言葉に多くの皆様のご支援をいただき、廃止撤回の闘いを展開しました。
 ところがKDDIは7月30日、国際オペレータ通話のほとんどのサービスを9月30日をもって廃止すると発表しました。 KDDIは国際オペレータ通話のわずかに残ったサービスをエボルバ沖縄にすべて移管し、最後まで新宿の国際電話センターを守ったオペレータ50名全員を解雇しました。
 パート、契約社員として働く国際オペレータが均等待遇、雇用安定を求めて結成したKDDIエボルバユニオンに対して、 KDDIはその職場を寝こそぎ奪って組合を排除し、多くの利用者を混乱に巻き込んだ究極の不当労働行為を実行しました。
 76年間、KDDIが独占して行ってきた「国際オペレータ通話」のほとんどのサービスを廃止したために、高齢者の方や障害者の方などたくさんの通信弱者が切り捨てられ、 世界各地で事件や災害が発生した際のいくつもの緊急連絡手段も失われました。
 KDDIの反社会的行為によって極めて公共性の高い国際電話サービスが大幅に低下しました。 私達は利用者を軽視し、通信弱者を切り捨て、国際オペレータも切り捨てたKDDIに対して抗議し、電気通信事業という公共サービスを担う企業としての責任を追及してまいります。
1. 国際オペレータ通話の廃止されたサービスの復活と、国際オペレータの不当解雇を撤回させます。
2. 利用者や労働者を切り捨てるKDDIのauを使わない「auボイコットキャンペーン」をKDDIが誤った経営姿勢を改めるまで全国展開します。
 以上、決議します。
 2010年11月5日
 国際オペレータ通話復活と不当解雇撤回を求めるシンポジウム

★転載終了★



auボイコットキャンペーン飯田橋編


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投稿者 kihachin : 2010年11月08日 12:00

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