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2011年01月06日

『デモナータ 1幕 ロード・ロス』ダレン・シャン

『デモナータ 1 ロード・ロス』
デモナータ 1幕 ロード・ロス』ダレン・シャン

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デモナータ 1幕 ロード・ロスダレン・シャン・(橋本恵訳)小学館。
全10巻におよぶモダンホラー「デモナータThe Demonata)」シリーズの第1巻です。

主人公はグルービッチ・グレイディ(愛称 : グレブス)。中学生くらいの少年です。年齢のわりには大柄。赤毛。友人たちに対する見栄でタバコを吸って、それが見つかり、大目玉を食らうような普通の男の子です。ただし(告げ口をした)姉グレテルダへの復讐に「くさりはじめたネズミの死骸」を使うような、ちょっと常軌を逸した部分もあります。

大のチェス好きの両親と姉、それにグルービッチ(グレブス)の4人家族は平穏に暮らしていました。けれども、両親と姉の3人が自分には黙って「何か」を実行しようとしていることにグレブスは気づきます。両親の勧めに従って「ケイトおばさん」の家に一人泊まるふりをした彼はひそかに自宅へと戻ります。

家のドアを開けたグレブスを待っていたのは文字通りの地獄光景でした。「魔将」ロード・ロスと配下の悪魔アーテリーとベインにより、両親と姉が虐殺されていたのです。悪魔たちはグレブスも殺そうとしますが、彼は自分でも知らなかった不思議な力(魔力)を発揮して窮地を脱します…。

両親と姉を惨殺されたグレブスは精神のバランスを決定的に崩してしまいます。精神病院に入院しての長い闘病。グレブスは過酷な現実から逃避し、どうにか生存を続けますが、病気は一向に良くなりません。ある日、叔父(父親の弟)であるダービッシュ・グレイディの見舞いを受けたことから、回復への道が開けます。

精神病院から退院したグレブスはダービッシュ叔父の屋敷(大豪邸)に住むことになります。そしてダービッシュを「実の父親」と信じるビルE・スプリーン(ビリー・スプリーン)少年やセクシーな美女ミーラ・フレームとも親交を深めていきます。もちろん家族を殺した悪魔たちのことは忘れられません。そして新たな「謎」がグレブスの生活に暗い影を落とし始めます…。

若き天才ホラー作家ダレン・シャンのシリーズ作品は巻が進むにつれて面白さも増す傾向があります。と言っても、この第1巻が詰まらないというわけではありません。シリーズの最初から相当なレベルの面白さなのですが、その面白さが更にアップしてゆくのです。「デモナータ」シリーズにも同じことが言えます。

最初にも書きましたように「デモナータThe Demonata)」シリーズは全10巻。そして主人公は3人。少年のグルービッチ・グレイディ。コーネリアス・フレック。少女のべック。それぞれ違う時代に暮らす、まったくつながりがないように見える少年少女の物語がどう統一されていゆくのか? 物語の展開が楽しみです。


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(※以前、別の場所で書いた文章を一部修正して再アップロードしました)


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投稿者 kihachin : 2011年01月06日 12:00

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