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2011年10月28日

「たとえ大統領であっても」

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多摩川の猫(※記事本文とは関係ありません)


ある方の「相手がたとえ大統領であっても…」という発言に強い印象を受けましたので、紹介させていただきます。

これは結論から言うと次のようなお話でした。

(※素寒貧のビンボー人=たとえばわたし自身)


たとえ大統領であっても…」。
この発言をしたのは60歳前後の男性Kさんです。
過去に1年弱「公園での野宿生活」を経験したことがあります。
その後、とあるNPOの支援を得てホームレス状態を脱出。
現在は都内で野宿者支援(炊き出し&路上パトロール)活動をしています。
発言の日時・場所は…某日・都内某所。
会合の主催者は40代前半の男性Tさん。
Tさんも1年弱の野宿体験があり、東京都の「自立支援プログラム」経由でホームレス状態から脱出しました。
そしてKさんと同様にいまは野宿者支援活動をしています。
この集いは、かつて「当事者」であり、現在は「支援者」である人たちが中心の「クローズド」な会合…というか「おしゃべり&意見交換」の会なのでした。
話題はおおむねマジメです。
(いまのところ)参加者は全員男性ですが「猥談」や「人の悪口」などはでません(笑)。
野宿者支援やさまざまな「活動」の中で感じたこと。
生活保護制度改悪の動きにどう対抗していくか。
「生きづらさ」やメンタルヘルスについて。
日常の中での「気づき」。
などなどを話しています。
もちろん、少しは愚痴もこぼします。
そして「話し合いの内容は外部に出さない」ということになっています。
ただ「たとえ大統領であっても…」は支援や活動とは直接関係ないことなので、紹介させていただきました。


なぜ「たとえ大統領であっても…」という発言がでたのかの説明をしておきましょう。
上記の集いと同日ほぼ同時刻に綾屋紗月さんと熊谷晋一郎さんが研究発表をすることになっていて、わたし(喜八)はそちらに行きたかったのです!
けれども、しかし…。
「やっぱり、この状況では先に約束したほうを優先するべきだよなあ」と判断したのでした。
それで、わたしは「小人物」なものですから「今日は綾屋斜月さん+熊谷晋一郎さんの研究発表にも行きたかったんですけれど、ちゃんと先約を守って、こちらに来ました!」と述べました。
つまり「恩に着せた」わけですね(汗)。
それに対してKさんが「たとえ大統領であっても…」という話をしたのでした。
結局、わたしは褒められたことになるのか?
どうなのでしょうね…(^^


会合が果て、帰宅途中の電車でKさんと「淋しさ」についてボソボソと話しました。
わたし(喜八)が「我々みんな淋しいですよね。わたしも淋しい人間です」とつい本音をもらしたところ、Kさんが「自分も養護施設で育ったから、ずっと淋しいよ。でもそれはしかたないと思っているんだ」と静かに言いました。
その言葉を聞いて、わたしは強く心を打たれました…。


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投稿者 kihachin : 2011年10月28日 12:00

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