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2011年12月14日

「第2回生活保護制度に関する国と地方の協議」(報告)

12月12日「第2回生活保護制度に関する国と地方の協議(議題:中間とりまとめについて)」が東京・霞ヶ関の厚生労働省中央合同庁舎5号館5階・共用第7会議室)で行なわれました。
わたし(喜八=中村順)も「貧困の当事者」として傍聴参加してきました。

(※ちなみに「人のために『いいこと』をしようとは思わない。自分は徹底的に『当事者運動』でいく」が我がモットーであります…)

ともあれ「行ってよかった」のでした。
わたしのようなボンクラ者でも「そこにいることに意味がある」状況だったと思いますから…。


以下2枚の写真撮影は喜八です。
写真はクリックすると大きくなります。

小宮山洋子厚生労働大臣。
第2回生活保護制度に関する国と地方の協議」開始冒頭いわゆる「頭撮り」の際に撮影しました。

今年(2011)05月から行なわれてきた「生活保護制度に関する国と地方の協議」には、多くの関係者から批判が寄せられています。

そして全ての根底に「生活保護利用者を差別するまなざし」があるのではないか?
という疑いがもたれています。

この日(12月12日)も残念ながら「生活保護利用者への偏見・差別のまなざし」を感じる発言が少なくなかった…というより「頻出」していたのでした。
谷本正憲・石川県知事が「年金より生活保護の金額が高いのはどう考えてみても、おかしい」と何度も繰り返し、さらに「それだったら私も生活保護を選ぶ」と発言。
岡崎誠也・高知市市長は「生活保護受給者の中にはスマートフォンを持っている人もいる」と発言。
年金と生活保護に関して言えば「年金──特に国民年金──の支給額が低すぎる」と考えるのが妥当ではないですか?
「こんな低額しか支給できなくて申し訳ない」という気持ちは、石川県知事・谷本正憲氏にはまったくないのでしょうか?
高知市市長・岡崎誠也氏の「スマートフォン」発言にいたっては「蔑視・偏見」以外のなにものでもありません。
いま多くの人にとって携帯電話は「生活・労働のための必需品」です。
携帯電話がなければ求職活動も満足にできないのが実情なのです。
そのような現実を「為政者」である岡崎誠也・高知市市長が知らないとすれば、それは「職務怠慢」ではないでしょうか?
もしかしたら「携帯電話は必需品だとしても、スマートフォンは贅沢」といった意見もあるかもしれませんね。
しかしその「贅沢」はなんとつましいものなのでしょう。
生活保護利用者は「ほんのささやかな『贅沢』」すらしてはいけないのですか?
全てを我慢して我慢して困窮に耐えろ、とでもいうのでしょうか?
もし仮に「そうだ」と言うならば、それは「偏見・差別のまなざし」以外のなにものでもないのです。


稲葉剛さん

協議会の終了直後、傍聴していた「NPO法人自立生活サポートセンター・もやい稲葉剛・代表理事が立ち上がり「小宮山大臣、生活保護利用当事者の声を聞かないのですか?」とアピールし、出席していた報道陣に「生活保護制度に関する国と地方の協議会・中間とりまとめにあたっての声明」(生活保護問題対策全国協議会)ペーパーを配布しました。
そして少なからぬ各メディアの記者が、稲葉剛さんと生活保護利用当事者(複数)を取り囲み取材を始め、時ならぬ「記者会見」となりました。
その光景を目の当たりにして「貧困問題にとりくむ若いジャーナリストはけっして少なくない!」ということを知ったのは、とても大きな収穫でした。
さらに厚生労働省の担当課長が来て、生活保護利用当事者および稲葉さんとの話し合いが行なわれました。
その際、課長が「今度、当事者・支援者の皆さまのお話をうかがう時間を取ります」とはっきり約束しました。
これもひとつの大きな収穫でした。
臨時記者会見と厚生労働省担当者との話し合いが終了した後、中央合同庁舎5号館9階の「記者クラブ」に「生活保護制度に関する国と地方の協議会・中間とりまとめにあたっての声明」(生活保護問題対策全国協議会)ペーパーを届け、その際、親切な受付の方から「ペーパーは50枚ほど用意していただけるとよいと思います」と教えていただき、これも新たな収穫でした。
その後、傍聴参加者のAさん、Bさん、新聞記者Cさんと1階の喫茶店でお茶を飲みつつ歓談しました(「人と話すのが苦手…」なわたしとしてはかなり珍しい行動…笑)。
貴重なお話──実践的に役にたつ情報──をたくさん聞くことができました。
当エントリ最初に書きましたように、わたしもれっきとした「貧困の当事者」ですから、生活保護改悪問題は「ひとごと」などでは全然ないのです。
わたしもボンクラ者なりに、あれこれ色々と考えて、今後も自分にできることをひとつひとつして実行していきたいと思います…。


※厚生労働省の発表⇒「生活保護制度に関する国と地方の協議に係る中間とりまとめ

※それに対する抗議声明⇒「生活保護問題対策全国会議の緊急抗議声明」 なお、この抗議声明は事前の報道内容に基づく緊急的なもので、現在新たな行動を準備中だそうです。


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投稿者 kihachin : 2011年12月14日 12:00

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