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2012年05月11日

映画『渋谷ブランニューデイズ』を鑑賞(報告)

遠藤大輔(えんどう だいすけ)監督が東京都渋谷区役所・地下駐車場で寝泊りする人々を描いたドキュメンタリー映画『渋谷ブランニューデイズ』が渋谷アップリンクX」で2012年05月18日(金)まで公開中です。
わたし(喜八=中村順)も05月10日に映画とトークショーを満喫してきました。

 『渋谷ブランニューデイズ』公式サイト

(2011年製作/1時間18分/監督・遠藤大輔/製作・映画「渋谷ブランニューデイズ」製作委員会/VJUビデオジャーナリストユニオン)
上映館: アップリンクX(エックス)
  東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル2F tel.03-6825-5503
期間: 《2012年》4月28日(土)~5月18日(金)
 ※期間は再延長になる場合もあります。
時間: 12時30分~/16時20分~ の2回(5月11日まで)
 ※5月12日~18日は12時30分~のみ上映になります。
料金: 当日一般¥1,500・学生¥1,300/オンライン当日精算券¥1,200

映画上映後に多彩なゲストを迎えてのトークショーも開催されています。
ただし、トークショーのある上映回とない回がありますので、詳しくは渋谷ブランニューデイズ Twitterをご覧ください。


以下5枚の写真撮影はわたしです。
今回は写真をクリックしても大きくなりません。

アップリンク

渋谷ブランニューデイズ』上映館の「アップリンクX」にやってきました。
写真は1階入り口、映画上映室は2階です。
ただしチケット購入は1階の受付です。
わたしは何時ものごとく少し早めに到着。
持参した『生活保護制度実態「それは誤解です!!」ちらし』を1階のビラコーナーに置かせていただきました(ありがとうございます~!)。


今回(05月10日・2回目の上映)のトークショーゲスト、楡原民佳(にれはら たみか)さんと山中肇(やまなか はじめ)さん。
ともに「聖公会野宿者支援活動・渋谷」のメンバーです。
楡原さんは7年半前から渋谷区役所・地下駐車場(ちかちゅう)での給食サービス(炊き出し)を行なわれています。
楡原民佳さんは映画『渋谷ブランニューデイズ』の「もう1人の主人公」と言ってもいいだろうと思います。
そして山中肇さんは1年半前から「ちかちゅう」活動に参加されています。
聖公会」は「英国国教会(アングリカン・チャーチ)」の日本での呼び名です。
キリスト教神学的にはプロテスタントに分類されるけれど、カトリックとの共通点も多いキリスト教宗派だと聞きます。
ちなみに「炊き出し」など野宿者支援を行なっている人にはキリスト教徒の方が少なくないようです。
ただし、いろいろな方面からの情報から判断すると、野宿者支援をする人はキリスト教会の中でも「一部」に限られるそうですが…。


販売コーナー

アップリンクX」の販売コーナー。
DVD、書籍、Tシャツなどさまざまな映画関連グッズが販売されています。
ここは映画観賞券を持たない人でも入れるようです。
わたしも今度またふらりと立ち寄ってみたいと思いました。


渋谷ブランニューデイズ』監督・遠藤大輔さん。
遠藤さんは1990年代からビデオジャーナリストとしての活動を開始。
青島都政による新宿西口ダンボール村強制排除と野宿者支援者の戦いを映像で記録されています。
この抵抗運動の中で、多くの支援者が不当逮捕されたため、運動の前面に押し出されたのが現在の「特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい」代表・稲葉剛さんでした。
というわけで、遠藤大輔さんと稲葉剛さんは当時からの友人だそうです。
今回のドキュメンタリー映画『渋谷ブランニューデイズ』、現在は渋谷「アップリンクX」の単館ロードショーです。
今後どれだけ上映館数を増やせるかが「勝負どころ」なのだと思います。
それで及ばずながら、わたしも応援をさせていただくことにします。
ということを、トーク終了後、遠藤監督にお伝えしました。


楡原民佳さん・山中肇さん

今回、映画上映もトークショーも素晴らしいものでした。
「今日この回に来てよかった!」と心から思いました。
遠藤大輔監督、「聖公会野宿者支援活動渋谷」の楡原民佳さん・山中肇さんは3人ともに言葉に説得力があります。
質疑応答の際、或るクリスチャンらしき方からの質問「なぜ、ちかちゅう給食を始めたのですか?」への楡原さんの答えが圧巻でした。
約7年半前の寒い夜、楡原さんが当時所属していたキリスト教会で仕事をしていたとき。
1人の見知らぬ青年が突然現れて、何も食べていない空腹と寒くて眠ることができない窮状を訴えました。
熱いうどんを食べさせて、事情を訊くと…。
彼はいわゆる「ホームレス」状態で生活していたのでした。
その青年との出会いから、渋谷区役所地下駐車場(ちかちゅう)とのつながりができました。
そして「ちかちゅう」を一度食べ物をもって訪れたら、もう止めることはできず、7年半が経ってしまったとのことでした。
青年はなぜ「ホームレス」状態になってしまったのか。
彼のその後、などについてはプライバシー保護のためここでは書きません。
ともあれ、わたしは話をお聞きしているうちに泣けてきて困りました…。


最後に。
楡原民佳さん・山中肇さんの発言を、わたし(中村)なりに以下のように受け止めました。

わたし(喜八=中村順)も自分にできることを一つひとつ実行していきたいと思います。


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投稿者 kihachin : 2012年05月11日 12:00

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