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2012年06月18日

【転載】<抗議声明>「6月11日の渋谷区による3か所(美竹公園、区役所地下駐車場、区役所前公衆トイレ)一斉野宿者排除に抗議の声を!」

『渋谷ブランニューデイズ』劇場用予告編


2012年06月11日、東京都渋谷区が《野宿者一斉排除》を区内3ヵ所で強行しました。
他に行くところがないため仕方なく公園・区役所地下駐車場・公衆トイレ前などを寝場所にしている人たちが強制排除されたのです。
行政である渋谷区がこのような《野宿者一斉排除》が行なうのは、困っている人たちに対して《あとは勝手に死ね》と言っているに等しい、大暴挙です。
この人権を無視した強制排除に対して、野宿者有志・「のじれん(渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合)」・「聖公会野宿者支援活動・渋谷」が06月16日「抗議声明」を発表しました。

※渋谷区役所地下駐車場(ちかちゅう)で寝泊りする人たちと支援者たちの姿は、遠藤大輔監督のドキュメンタリー映画『渋谷ブランニューデイズ』(2011)に描かれています。07月03日に渋谷アップリンクファクトリーでアンコール上映と緊急トークショーが開催されます。


聖公会野宿者支援活動・渋谷」ウェブサイトから抗議声明の全文を転載させていただきます。

(※「聖公会」はキリスト教・イングランド国教会に属する教派です)

(★転載開始★)

大拡散希望!

6月11日の渋谷区による
3か所(美竹公園、区役所地下駐車場、区役所前公衆トイレ)
一斉野宿者排除に抗議の声を!

<抗議声明>

 6月11日、早朝6時半、突然、渋谷区立美竹公園が大量の区職員、警備員、制服 私服警察官の包囲の中、工事用フェンスで囲まれ閉鎖された。美竹公園には、昨年11月、東京都児童会館の耐震工事名目による完全封鎖で寝場所を奪われた野宿者を含 めた10数軒の野宿者の小屋・テントがあり、文字通り寝込みを襲われる形で工事が 強行されたのである。看板によると名目は災害時の一時集合場所整備で期間は9月28日までとのことだが、そこで生活していた野宿者や毎週土曜日14年間にわたって共同炊事(炊き出し)を行っていた「のじれん」に対して、事前の通告や話し合いは 全くなかった。現在、公園内の野宿者は設置されたゲートから警備員の許可(名前と 顔写真!?で確認)による出入りは可能だが、渋谷区公園課は1週間をめどに出ていくように丁寧にお願いするという。しかし6月11日付の工事のお知らせのビラを15日に配りに来るという始末だ。今後、強制的、暴力的に排除しないという保障はどこにもない。

 さらに、同日午前中に、毎晩約30名の野宿者が寝ている区役所地下駐車場においても工事名目で完全封鎖が強行された。ここも野宿者や毎週金曜日炊出しを行っていた「聖公会野宿者支援活動・渋谷」に対して、事前の通告は一切なかった。あったのは美竹公園の野宿者同様「自立支援センター」や生活保護の勧誘のビラで工事や閉鎖については一言も書いてなかった。それどころか、庁舎管理を管轄する渋谷区経理課管財係は4月末の問い合わせに対して、地上部分は夏に植栽整備工事を予定しているが、地下の駐車場は工事や閉鎖の予定はないと明言していた。まさにだまし討ち的な追い出しによってその日の夜から寝場所を奪われた多くの野宿者は、ただでさえこの数年、連続した追い出しで渋谷の寝場所が少なくなっているという状況で野宿者同士や支援者との協力で何とか他の寝場所の確保に努めている。なお区役所前の公衆トイレ前も数人の野宿者が寝場所にしていたが、同日からの改修工事のため追い出された。

 現在、渋谷区議会定例会か開催中であるが、美竹を所管する都市環境委員会でも、地下駐を所管する総務区民委員会でも、渋谷区は工事の目的やなぜ突然着工したかについて曖昧極まる答えでお茶を濁すどころか、区議会でさえ事前に報告がなかった。渋谷区は認めないだろうが、まさに野宿者排除が目的の完全閉鎖であり、工事など取ってつけた名目にすぎないことは誰の目から見ても明らかだ。

 前代未聞の3か所同時一斉野宿者排除は、野宿者の寝場所や居場所、そして飯の場所を一挙に奪うものだ。睡眠・休息と食という人が生きていくための不可欠な条件とともに生存権、居住権を脅かし、「あとは勝手に死ね」と言っているのに等しい。今回の渋谷の暴挙は、「ヒカリエ」の開業などで加速してきている渋谷の巨大都市再開発の流れの中で、東急グループなどの大企業と結託した渋谷区によって意図的に強行されたものであり、絶対に許すことができない。人の命を代償とするような再開発をテコとした渋谷区の野宿者排除・敵視姿勢に対して、多くの方々に抗議の声をあげていただけるよう、そして追い出された野宿者、追い出されつつある野宿者の命を守る取り組みへの支援をよろしくお願いいたします。

 2012月6月16日

野宿者有志
のじれん(渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合)
聖公会野宿者支援活動・渋谷

(★転載終了★)


以下はわたし(喜八=中村順)の個人的な意見です。
渋谷区による《あとは勝手に死ね》と言わんばかりの野宿者強制排除。
このような「ひとを排除」し「いのちを軽視」する「憎悪の政治」が、いま頻発しています。

以上のような「憎悪の政治」に手を染める政治家・官僚たちこそ、「社会に害悪を及ぼす、無用な存在」ではないでしょうか?
「ひとを排除」し「いのちを軽視」する「思想」を持った人たちに、政治や行政をまかせるのは大変に危険なことです。
強い者──カネや権力を持った者──は生きろ。
弱い者──カネも権力もない者──のことなど知らない。《あとは勝手に死ね》。
つまり「憎悪の政治」とは、言い換えれば「死の政治」にほかなりません。
いうまでもなく「死の政治」が社会をよくすること、わたしたちを幸せにすることは、金輪際(こんりんざい)ありえません。
むしろ破滅に向かう可能性が大でしょう。
「憎悪と死の政治家」アドルフ・ヒトラー総統に導かれた「第三帝国」のように…。
憎悪と死の政治」に手を染める政治家・官僚から権力・権限を剥奪してゆく、退場していただく。
それは文字通り我々の「いのち」がかかった喫緊(きっきん)の問題であると、わたしは思います。


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投稿者 kihachin : 2012年06月18日 12:00

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