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2012年06月27日

国立療養所多磨全生園と国立ハンセン病資料館(前半)

2012年06月24日、東京都東村山市の「国立療養所多磨全生園」と「国立ハンセン病資料館」に行ってきました。
そのとき撮影した写真をアップロードします。
(※エントリが長くなりましたので「前半・後半」の2回に分けることにしました)


以下(前半)6枚の写真撮影はわたし(喜八=中村順)です。
写真はクリックすると大きくなります。

新秋津駅

JR武蔵野線・新秋津(しんあきつ)駅前です。
この日(06/24)「〈ハンセン病家族〉の声に耳を傾けて」講座が国立療養所多磨全生園・福祉会館で開催され、わたしも遥々(はるばる)やって参りました。
写真右端に今回の講座を企画したKさんの後ろ姿が写りこんでいます(※撮影したときはKさんの存在に気づいていませんでした)。
Kさんは複数の大学で教鞭を執られている社会学研究者で「〈ハンセン病家族〉の声に耳を傾けて」講座を主催した「ハンセン病首都圏市民の会」事務局もつとめられています。
なお、Kさんとわたしは新秋津駅で待ち合わせをしたわけではなくて、たまたま遭遇したのでした…。


燕の巣と雛

ツバメの巣とヒナ。
1枚目の写真にも新秋津駅舎軒下に小さく写っています。
このときヒナは1羽だけでしたが、夜ふたたびここを通ったKさんによると、先に巣立ちをしていた2羽も戻って来ていたそうです。
巣の下には棚が補強されています。
また、以前に行なわれたらしき、補強の跡も残っています。
毎年ツバメのヒナさんたちは、多くの人に見守られつつ、成長してきたのでしょうか?


多磨全生園正門

新秋津駅前から西武バスに乗り、「全生園前」で下車。
写真は国立療養所多磨全生園正門です。
いかめしいところのない、さっぱりとした、開放的な正門風景です。
後で分かってきたのですが、「開放的」は現在の多磨全生園に一貫としてある姿勢のようです。
それは長期にわたって「国策」として多くのハンセン病患者たちが隔離収容されてきた、その「歴史」への反省を基にして築かれた、おそらくは「断固たる」姿勢なのだと思います。


中央通り

多磨全生園内、「中央通り」。
右側に見える建物は「第1センター管理棟」(たぶん…)。
「入所者自治会」「中央集会所」などの前を通り過ぎ、中央通りと神社通りの交差点を左折すると、「〈ハンセン病家族〉の声に耳を傾けて」講座会場の福祉会館があります。
ただし、講座の開始時刻は13時30分。
わたしは「国立ハンセン病資料館」を初訪問するため早めに来ました。
Kさんは講座の企画者であり当日の進行役でもあり、打ち合わせのため早めにいらしたのでした。
「永代神社」鳥居前で、Kさんとは別行動となり、わたしは1人で「国立ハンセン病資料館」に向かいました。


国立ハンセン病資料館

国立ハンセン病資料館」。
2012年度春期企画展 青年たちの「社会復帰」 ー 1950-1970 ー』が開催されています(※写真中央の立て看板)。
企画展・通常展示ともに非常に充実した内容です。
わたしは初めての訪問でしたが、また近いうちに必ず訪れようと思いました。
資料館の展示を観たのちに「国立療養所多磨全生園」園内を散策。
今回も短時間ではありましたが、とても充実した半日でした。
なお「国立ハンセン病資料館」に関しては、今回はとても書ききれないので、また別の機会にブログに書くことにします。


資料館通り桜並木

「資料館通り桜並木」。
多磨全生園は、広大な敷地に木々が生い茂る、緑濃い場所です。
それは、ここで暮した多くの人々の努力により、長い時間をかけて、形成されてきたのでした。
多磨全生園でハンセン病患者当事者運動に長年従事した国本衛/李衛(くにもと まもる/イ・ウィ)さんの著書『生きて、ふたたび 隔離55年─ハンセン病者半生の軌跡』毎日新聞社(2000)から以下に引用させていただきます。

全生園の緑化活動の歴史は古い。先人たちがドングリの実を拾い集め、苗木を育てることからはじまった。苗木を育てた者たちは、後世に夢を託してこの世を去っていった。《同書188頁》
わたしたちは帰るべきふるさとがない。ふるさとを奪われたからだ。そこでわたしたちは、ふるさとへ戻りたくとも戻れない者たちのために『ふるさとの森づくり』を考えなければいけない。《同書189頁》
桜並木は先人たちが残してくれたものだが、開花どきは近隣の人たちで連日の賑わいを見せている。そういう光景に出合えることは感動だ。ふるさとの森づくりは、入園者一人ひとりの心を寄せ合って作られてゆくものだ。森は人間の命を守ってくれる。そんな大切なものをわたしたちは育んでいるという誇りを持てた。《同書199頁》

来年の春、桜の開花どき、またこの地を訪れようとわたし(中村)は思います(その前にも行く可能性が大ですが…)。

(※後半に続く


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投稿者 kihachin : 2012年06月27日 12:00

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