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2012年12月14日

猪瀬直樹氏の粗暴で幼稚な《蹴りを入れれば一発》《ケンカのイロハ》発言

前任者、突然の辞任につき 東京都知事、急募。採用責任者・東京都民
前任者、突然の辞任につき 東京都知事、急募。採用責任者・東京都民


猪瀬直樹氏(いのせ なおき/作家・前東京都副知事)の暴力的で「超」軽率な発言を紹介します。

猪瀬直樹:泳いで来るのだから、こちら側から蹴りを入れれば一発だよ。水に顔を突っ込み、参ったかとやりグロッキーにして上陸させず来た船に帰してやればよかっただけのことだよ。こんなもん、ケンカのイロハだ。
2012年8月20日 - 2:57

2012年08月15日、香港の活動家らが日本の領土「尖閣諸島」に上陸して沖縄県警に逮捕されました。
その5日後、猪瀬直樹氏は自らの Twitter で上掲のような発言をしていたのです。
蹴りを入れれば一発》《水に顔を突っ込み、参ったかとやりグロッキーに》《ケンカのイロハ》…。
まあ、一言でいえば「トンデモ」発言でしょう(笑)。

さらにわたし(中村)が「鑑定」するところでは、猪瀬氏は自ら吹聴しているほど「ケンカ慣れ」していないだろうと思います。
「大の男同士」が本気でストリートファイトにおよぶとき、両者の実力によほどの懸隔(けんかく)があればともかく、通常《一発》《グロッキー》になることはまずありません。

ましてや、他国の領土に強行上陸するような民族派活動家です──日本人であるわたしは彼ら中国人活動家たちを好意的に見ることはできませんが。
彼らはそれなりに体力も胆力もある、と想定しなければなりません。
過去に軍隊などで格闘訓練を受けている可能性も高いと思います。

猪瀬直樹さん!
蹴りを入れれば一発》《水に顔を突っ込み、参ったかとやりグロッキーに》が《ケンカのイロハ》なんてのは、漫画か映画の中だけの話ですよ!
現実政治家である貴方──たまたま作家でもありますが──マンガや映画で仕入れた知識に基づいて軽率なことを言ってはいけません。
そもそもこの当時、貴方は日本の首都東京副知事という「公人」であったのです。
「子どもの強がり」のような、はったりじみた発言は慎むべきだったでしょう。

どうも猪瀬直樹氏はこのような「マッチョ」発言をするのを好む方のようです。
ジャーナリストの櫻井よしこさんが『権力の道化』新潮社(2004)で、猪瀬氏の言動を、克明に描いています。
書名の《権力の道化》は櫻井氏が猪瀬氏に与えたニックネームです。


くわえて猪瀬直樹氏の「威張りっ子」体質も気になります。
某民法TV局の都知事選特集番組収録中のことと聞きます。
猪瀬氏はなにやら気に入らないことがあったらしく、現場スタッフを罵倒していたそうです。
その場にいた或る方──わたしが敬愛する人です──は《こんなことでは猪瀬氏が副知事在職中、都職員はさぞかし大変な思いをしてきたのではないか》と思わず心配になったのだとか。
これは複数の信頼できる筋から得た「強度の高い」情報です。

ささやかな我が経験から言いますと、猪瀬直樹氏や石原慎太郎氏のような「これみよがしマッチョ」タイプが、本当に強いことは少ないようです。
敵にまわした場合に手ごわいのは、むしろ「一見怖くない」人物が多いと思います。
宇都宮健児さん(うつのみや けんじ/前「日本弁護士連合会」会長)はその好例でしょう。
宇都宮弁護士はヤクザ・暴力団・ヤミ金に脅迫されることも度々、刃物で威嚇されたこともあります。
それなのに、《ヤクザやヤミ金への対処の仕方》を聞かれたとき、《相手の立場を尊重し、決して下には見ない》《ヤクザもヤミ金もみな同じ人間で、どこかで人間らしい優しい感情、話し合える部分を持っている》と、サラッと言っています。
石原や猪瀬には逆立ちしても真似できない(わたしにもできません)、宇都宮健児弁護士は凄い胆力と圧倒的な人間力の持ち主です。


ここで仮に「石原・猪瀬タイプ」というのを想定してみます。
この手の人間に共通するのは…。
「自分より弱い」と見きわめた相手にはとことん横暴に振る舞い、恫喝的態度をとる。
けれども「自分よりも強い」相手にはけして戦いを挑まない。
と同時に「戦っているポーズ」を偽装するのは非常に上手い。
「石原・猪瀬タイプ」とはそういった人たちです。

猪瀬直樹氏が《石原都政を継承する》という、その石原慎太郎前都知事。
石原氏も「タカ派」イメージをそれこそ必死になって(?)セルフ演出しようとしているようですが…。
これまた、わたしが「鑑定」するところでは、石原氏は猪瀬氏よりもさらに「ケンカ慣れ」していないだろうと思います。
もしかしたら、生まれてからこれまで一度もストリートファイトを経験したことがないのではないでしょうか。
もちろん、それでいいんですよ。
たとえ「大の男同士」であっても、殴りあったりするのは、「いいこと」では全然ありません
(※女性や子どもに暴力を振るう男は最低です。あえて言うまでもなく)
けれども、「戦ったことがない人」が無理に「タカ派」を装うのは、本人にとっても社会にとっても「いいこと」ではないでしょう。
ましてや、その政治家が「自分の弱さ」を直視したくないばかりに、「強いタカ派」を装い、人々を戦争に導いていく、なんてことが絶対にあってはいけません。
それは「人類に対する犯罪」ともいうべき大罪です。


「にせタカ派」。
「チキンホーク(Chicken-hawk)」。
自分の身は安全圏に置きながら、口先だけは無闇に勇ましい。
自衛官や若者たちを戦場に送ることは熱心だが、自分自身がほんとうの意味で「戦う」ことは絶えてない。
でも「戦っているポーズ」を演出するのは、きわめて巧みである。
率直なところ、こんな輩は「最低最悪の人間」と言ってよいでしょう。
わたしはこの手の人間を心の底から軽蔑します。

いつの時代、どこの地域でも、「戦争バンザイ」発言をするのは、自らの身を安全地帯に置く者たちです。
現在の日本も例外ではありません。
いまこそ、わたし(中村順)は若い人たちに注意を喚起したいのです。
口先だけ勇ましいことを言う「マッチョぶりっ子」さんたちには注意しよう! 奴らに騙されれば、殺されるぞ!


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投稿者 kihachin : 2012年12月14日 15:00

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