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2012年12月06日

宇都宮健児弁護士《ヤクザもヤミ金もみな同じ人間で、どこかで人間らしい優しい感情、話し合える部分を持っている。私はそこに希望を持っているんです》

宇都宮健児弁護士(前「日本弁護士連合会」会長)


週刊誌「SPA!」2012年12月11日号(12/4発売)掲載の記事《都知事選の台風 不屈の弁護士「宇都宮健児」奇伝》(取材・文・撮影/横田一・清水直子 写真/森住卓・時事通信社)から興味深い部分を紹介させていただきます。


SPA!」記者から《ヤクザやヤミ金への対処の仕方》を聞かれた宇都宮健児さん(うつのみや けんじ/前「日本弁護士連合会」会長・「STOP!生活保護基準引き下げ」呼びかけ人)は次のように答えます。

その基本は「相手の立場を尊重し、決して下には見ないこと」。
ヤクザの脅しはたいてい口だけ。彼らは経済原理で動いていますから、実は一般人より安全なんです。5万や10万といったヤミ金が原因で人を殺すなんてありえない。それで懲役15年なんて割に合いませんから。
ヤクザもヤミ金もみな同じ人間で、どこかで人間らしい優しい感情、話し合える部分を持っている。私はそこに希望を持っているんです。
交渉はそりゃあ怖いですよ。でも、事務所には借金苦で家庭崩壊、夜逃げをしたり野宿生活に入ったり、手首を切ったり、自殺を図ったりするような人たちがたくさん来ているわけです。僕がここで『怖い』って引っ込んだら、そういう人たちを助ける人がいなくなるしね」


消費者金融・多重債務問題に30年以上取り組んできた宇都宮健児弁護士の事務所には《バカヤロー、コノヤロウ、殺すぞ》といった電話が頻繁にかかってきたり、刃物で威嚇されたこともあります。

それなのに宇都宮健児さんは《相手の立場を尊重し、決して下には見ない》《ヤクザもヤミ金もみな同じ人間で、どこかで人間らしい優しい感情、話し合える部分を持っている》と言う。
凄い胆力、圧倒的な人格力です。

宇都宮弁護士は、威圧的・暴力的な言動をとる人たちとの交渉を、長年にわたって数多く行なってきました。
そういう人はいつの間にか雰囲気が「ヤクザ風」になることも少なくないようですね(たとえばTVや映画で観る「マル暴」刑事のように)。

けれども宇都宮さんには威張ったところ・肩肘張ったところが全然ありません。
春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)とした穏やかな人です。
その点はわたし(中村)も直に確認させていただきました。

と同時に「この人(宇都宮氏)は手ごわそうだ。敵にまわすのは嫌だな」「藤沢周平・時代小説の剣客を彷彿とさせる人だ」とわたしは感じました。

藤沢周平の愛読者なら知っているでしょう。
藤沢小説に登場する剣客たちは、心根が優しかったり、見かけが穏やかであったりで、大方の場合それほど強そうではありません。
けれども圧倒的な剣技を身につけていて、戦いに臨めば、必ずや敵を倒す。

宇都宮健児さんとは、そんな剣客のような人だと、わたしは思うのです。
宇都宮さんがほんとうの意味で胆力のある人・手ごわい人だということは、宇都宮弁護士と交渉した《ヤクザやヤミ金》の人たちがいちばんよく知っているのかもしれませんね。

SPA!」2012年12月11日号(12/4発売)《都知事選の台風 不屈の弁護士「宇都宮健児」奇伝》(取材・文・撮影/横田一・清水直子 写真/森住卓・時事通信社)には他にも興味深いエピソードが満載です。
ぜひ目を通してみてください!


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投稿者 kihachin : 2012年12月06日 12:00

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