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2013年07月17日

本仕込みの猿まわし「猿舞座」

以下はしばらく前に自分のための覚え書き風にしたためた文章ですが、知識の共有のため、ウェブにアップロードしておきます。

*************

伝統芸能の「猿まわし」には大きく分けて、2つのやり方があるそうです。

  1. にわか仕込み
  2. 本仕込み

1.《にわか仕込み》は叩く・突くなどの「体罰」を用いて、子猿に「人間には絶対に逆らえない」と刷り込み、その後に芸を仕込みます。

2.《本仕込み》は子猿のうちから一緒に暮らし、ともに遊び、時間と愛情をかけて芸を学ばせます。

下の動画の村崎修二さん(猿舞座)は伝統的な「本仕込み」の猿まわしです。


村崎修二さんと「本仕込み」の猿まわしに関しては、昨年読んだ『黒坂愛衣のとちぎ発部落と人権のエスノグラフィ〈Part2〉出会い、ふれあい、語らい』『黒坂愛衣のとちぎ発“部落と人権”のエスノグラフィ〈Part3〉個と出会う/部落と出会う』創土社(2003、2004)で、改めて注目しました。

またそれ以前にも以下の書籍を通じて知っていました。

☆宮本常一『民俗学の旅』講談社学術文庫(1993)
終盤に「猿まわし」についての記述があります。村崎修二さん・村崎義正さん(修二さんの兄)などのお名前も。

☆佐野眞一『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』文春文庫(2009)437頁~
猿まわしと村崎修二さんに関する記述。
同書508-509頁「主要参考文献一覧」に〈周防猿回し〉に関する書籍が挙げられています。

☆佐野眞一『宮本常一が見た日本』ちくま文庫(2010)258頁~367頁
猿まわしと村崎修二さんに関する記述。


次の動画は村崎修二さんの長男・村崎耕平さん(猿舞座)の猿まわしです。



筑豊大介さん。村崎修二・耕平さんとおなじ「猿舞座」に所属する方の猿まわし動画です。和歌山ビッグホエール「ふれあい人権フェスタ2012」にて。


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投稿者 kihachin : 2013年07月17日 12:00

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