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2013年08月19日

死に魅入られた政治家たち

マートル(Myrtle)
(※花の写真はクリックすると大きくなります。本文とは関係ありません)


死に魅入られた政治」とは、人々のいのち・生活・尊厳を棄損し、社会を破壊する政治です。
死に魅入られた政治家」たちは優生思想社会ダーウィニズム・市場原理主義的な経済思想(新自由主義)・カースト制度(身分制度)などを自分に都合よく「つまみ喰い」するのがお得意です。
死に魅入られた政治家たちは文字通り、人々に死をもたらし、社会を荒廃させます。

このようなわたし(中村)の「死に魅入られた政治」発言に対して「大袈裟なことを(笑)」と反応する方々もいらっしゃるだろうと思います。
けれどもわたしは何か誇張した主張をしているわけではありません。

ちょっと考えてみれば分かります。
現にある国家のうち、現在あるいは過去に「死に魅入られた政治」──拉致・拷問・強制収容・虐殺・弾圧・クーデター・内戦・戦争などに加えて社会的ネグレクトによる病死・餓死・自死の放置なども──をまったく行なっていない国がいかほどあるでしょうか?
言うまでもなく、日本もまた「死に魅入られた政治」を盛大に行なってきた国です。

現在日本で見られる「いのちを蔑視する、死に魅入られた政治」(の一部)を以下に挙げます。

元自民党衆議院議員で自治大臣・内閣官房長官などを歴任した野中広務(のなか ひろむ)さんは《政治の役割は戦争を起こさないこと》と定義したうえで、安倍政権に対して《危なっかしいものを感じてしまう》と忌憚のない意見を述べました(「毎日新聞」2013年03月22日東京夕刊)。
まさにその通りだとわたしも思います。

ちなみに少々脱線しますが、国会議員に接することの多い或る知人に聞いたところによると《野中広務氏は政治家としての全盛期でも威張ったところや人を見下したところがなかった。日本の平和を最も守ってきたのは野中氏のような保守政治家ではなかっただろうか?》だそうです。
野中広務さんは「死に魅入られた政治家」ではまったくありません。

ところが、原発再稼働、原子炉輸出、有権者に大嘘をついてTPPを推進、幼稚で無分別な軍国化、対米従属の強化、生活保護バッシング→生活保護基準引き下げ、社会保障制度の改悪、歴史修正主義、主権在民・人権・平和主義を敵視する、憲法破壊という「死に魅入られた政治」が横行しているのが今の日本です。
「死に魅入られた政治家」たちが主流派となり、マスメディアにはもはや「権力の監視」など期待できない。
そんな社会に暮らすわたしたちの未来は、けして楽観できそうにありません…。

わたしは政治家に対して「高望み」などしていないのです。
どんな政治家であっても「マシな政治」をしてくれればそれでいい。
完璧な人間は存在しないのだから、完璧な政治家もいない。
ゆえに無理難題は言わない。
ただ「死に魅入られた政治」だけはやめてくれ!
人々のいのち・生活・尊厳を損ない社会を破壊するのはやめろ!

政治とは。
いのち・生活・尊厳を守ることに尽きる、とわたしは常々思っています。
政治家に必要なのは「あらゆる人のいのち・生活・尊厳に対して敬意を抱くこと。その敬意を実践により具体化し続けること」。
これができない、やろうとしない「政治家」はこの世の中でもっとも無益な存在、単なる「税金喰い」でしょう。

逆にいのち・生活・尊厳をむしろ害するような「政治家」がいたら?
彼/彼女は public enemy (民衆の敵)と見做されてもしかたがありません。
そもそもそういった人たちは絶対に「政治家」になってはいけないのです。
そして「死に魅入られた政治家」を支持する人々は「死の民=死民(しみん)」と呼ばれるべきでしょう。


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投稿者 kihachin : 2013年08月19日 12:00

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