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2013年09月05日

『本を読んだら、自分を読め』小飼弾

『本を読んだら、自分を読め』小飼弾
本を読んだら、自分を読め』小飼弾、朝日新聞出版(2013)

(※『本を読んだら、自分を読め』を「Amazon」「楽天」で購入する)


小飼弾さん(こがい だん/ブロガー・プログラマー・投資家)の『本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術』朝日新聞出版(2013)を紹介して、さらに勝手なことを書き連ねるエントリです。


小飼弾という方にはまだお目にかかったことはないけれど…。
「親切な人」。
本やウェブを通しての印象はそれです。
ずばずばと明確にモノをいう断言(弾言)スタイル、いかにものマッチョ(?)な風貌でありながら、じつは親切な人ではないかという印象です。

小飼弾さんの本の書き方も親切です。
本を読んだら、自分を読め』も、いちばん最初のほうに(ちらっと)目を通せば、「どういう本か」ちゃんと誤解の余地なく分かるようになっています。
以下は同書2-3頁からの引用。

 本は、きみを救ってはくれない。けれども、本を読むことで、自分を救える自分になれる。

この本の最初の赤太字表記です。
ここが最も重要な部分、キモなのでしょう。
後は様々な方面にわたって《本を読むことで、自分を救える自分になれる》方法が紹介されています。
そのほかの重要箇所も赤太字になっていますので、その部分だけをざっと読んでいけば、「どういう本か」だいたい分かります。
つまり、書店の店頭で実際に手に取った読者が「この本は自分に必要か? 不必要か?」が即断できるようになっている。
至って親切な作り方がされている本です。

というわけで、普通の紹介は終わります。
以下はわたし(中村)の偏(かたよ)った読み方に関するメモもしくは「読書感想文」のたぐいとなります。

  1. テレビを観る頻度
  2. 《リア充》の頻度
  3. 筒井康隆は名文家

ふたたび『本を読んだら、自分を読め』からの引用。

 僕がテレビを見るのは1週間にいっぺん、あるいは1カ月にいっぺんくらいの頻度です。しかも見ているのは、ドキュメンタリーのチャンネルばかり。最後に地上波を見たのがいつだったか思い出せません。(『本を読んだら、自分を読め』18頁)

これはわたし(中村)もほぼおなじ。
「まるで自分のことのよう!」だと思いました。
という、ごく個人的な感想もしくはメモ。

 僕は人と会ってワイワイ騒ぐのは、1週間にいっぺんでも多すぎると思うたちです。リア充は隔週くらいでちょうどいい。そうでないと、体力が持ちません。(同書168頁)

これまた「わたしのことのよう」な記述です。
わたしも「食事会」や「飲み会」は滅多に出席しなくなりました。
20代の中ごろから30代の終わりくらいまでは「好き」なほうだと思っていたのですが…。
それはもしかしたら勘違いで、単に「ほかの人たちがやっているから、自分もやる」といったことだったのかもしれません。
いまは「みんなで飲み会よりも、ひとりで本を読む」を確信的に選択する日々です。

しかし実は筒井康隆はSF作家として発想が優れているだけでなく、非常な名文家です。日本語の宝です。筒井康隆のない日本語がどれだけ貧相になるか計り知れません。(同書33頁)

これは指摘されてみて、改めて「なるほど!」と感じ入りました。
わたしも10代の頃から筒井康隆作品を愛読してきましたが、《名文家》という意識はありませんでした。
いまはたしかに「筒井康隆は名文家」だと思います。
特にホラー短編の中に「圧倒的に凄い」ものがいくつかあったと記憶しています。
筒井康隆作品を読み直して、わたしなりの「筒井康隆ホラーベスト」(リスト)といったものを作ることにします。
ついでというわけではないですけれど、「都筑道夫ホラーベスト」にも着手しましょう。
さらには岡本綺堂久生十蘭についてもと話は拡がる…。
それぞれのリストができましたら、このブログでも発表したいと思います。


斯(か)のように、『本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術』朝日新聞出版(2013)を楽しませていただきました。
小飼弾さん、ありがとうございます。

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投稿者 kihachin : 2013年09月05日 12:00

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