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2013年09月02日

【新刊情報】『間違いだらけの生活保護「改革」 Q&Aでわかる 基準引き下げと法「改正」の問題点』生活保護問題対策全国会議編、明石書店(2013)

間違いだらけの生活保護「改革」 Q&Aでわかる 基準引き下げと法「改正」の問題点
間違いだらけの生活保護「改革」』生活保護問題対策全国会議編、明石書店(2013)

(※『間違いだらけの生活保護「改革」』を「Amazon」「楽天」で購入する)


間違いだらけの生活保護「改革」 Q&Aでわかる 基準引き下げと法「改正」の問題点』生活保護問題対策全国会議編・明石書店が2013年08月31日発刊されました。

現在政府・自民党によって急ピッチで進められている、生活保護基準の引き下げと生活保護法「改正」(改悪)・申請手続の厳格化・扶養義務の強化…。
これらが生活保護制度発足以来、前例を見ない「大改革」(大改悪)であること。
なりふり構わない、きわめて強引で一方的な手法がとられていること。
基準引き下げの「根拠」とされる、厚生労働省作成の指標「生活扶助相当CPI」(生活扶助相当消費者物価指数)が《デタラメである、と国会などで追及されている》《架空のような数字》であること。
権利の中でも最高位の基本的人権が脅かされつつあること。
などなど…。
生活保護「改革」(改悪)が間違いだらけであることが分かりやすく解説されています。

そもそも生活保護制度を切り縮めても誰一人として「得」をしないのです。
さまざまな低所得者施策(就学援助・生活福祉資金・国民健康保険料の減免・介護保険料・地方税の非課税限度額など多数)の基準・年金・最低賃金なども連動して下がる可能性が高いことが複数の識者により指摘されています。
「生活保護を利用していないから自分には関係ない」と思われている人たちの中にも、ある日役所から一方的な通告を受けて愕然とするケースが今後多数発生するでしょう。
「社会保障制度改革国民会議」では医療・年金・介護などの削減策がすでに検討されていています。

生活保護バッシング→強引でずさんな生活保護切り下げは《最初の生け贄》です。
その先には社会保障制度そのものの縮小・解体が狙われている、と見て間違いありません。
そしてその根底には「ほぼ全ての人の人権の制限・縮小」がグランドデザインとして在るのでしょう。
つまり、政府は人間観・社会観の全面的書き換えを狙っている。
彼/彼女らは奇妙で有害な「イデオロギー」にとりつかれた人々ではないか?
わたし(中村)はそのような疑惑をずっと抱いています。
これは「ためにする」批判などではなく、心底からの恐怖です。


最後に『間違いだらけの生活保護「改革」』から特に強い印象を受けた文章を(ちょっと長めですが)引用させていただきます(同書20頁)。

 生活保護制度は、それを必要とする状態の人々にとってはもちろん、社会にとっても最後のセーフティネットです。雇用を安定させると同時に社会保障制度を拡充し、その一環として生活保護制度が最後のセーフティネットとして用意されてこそ、社会は安定し、経済も発展し得るのです。何らかの事情で雇用から締め出され、社会保障制度を利用しても最低限度の生活が営めない人々を自殺や餓死に追いやる社会が、人間の社会として正常であるはずがありません。そのような社会からは人々の活力が失われ経済的にも不安定にならざるを得ず、国際的な信用や地位も低下します。安倍政権の政策は、日本社会を崩壊させる方向に舵を切っていると評価するほかないのです。

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投稿者 kihachin : 2013年09月02日 12:00

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